2000年代の紙もの(展示のフライヤーとか)を整理していて、あるファッションブランドが作ったzineみたいなのを見返していたら、現代美術家のトークショーの抜き書きが載っていた。
当時、話題になっていた耐震偽造マンションや災害について、露悪的におもしろがってアートにしている様子が語られている。
聞き役?の二人は、現代美術家の話をただ笑って、おうむ返ししているだけだ。
現代美術家はいまでも活躍している。Twitterにもいたし、わたしのフォロイーも何人かフォローしている。
このころのアート界隈のノリみたいなものなのかなぁ、わたしも当時は美大生真っ盛り、こういうノリでいたかもしれない……と振り返り、なんだかいやになってしまった。
いいわけがましいが、そのzineは本物の新聞のように作られており、内容というより形態に惹かれて保管しておいたのだろう。でももういいやと思って、一枚ずつバラし、油なんかを吸う用にキッチンのひきだしへしまった。
神保町共同書店PASSAGE発
MONKEY基金企画「ほんやく世界旅」第1回を公開しました!
テーマ:「訳す喜び、読む喜び」
ゲスト:英米文学翻訳家・西崎憲さん
日本翻訳大賞の発起人のお一人である西崎さん。賞への、また翻訳への思いを熱く語ってくださっています🔥
本編ご視聴はこちらから🐒
https://www.youtube.com/watch?v=rwOQS6pLCAE
埼玉県立近代美術館のミュージアム・シアターという上映会+講演がおもしろそうです。
三月は「ホラー映画とジェンダー/フェミニズム」がテーマで「悪魔のいけにえ」(1974年)と「サスペリア」(2018年)をとりあげ、映画学・日本映像文化史研究の鷲谷花さんが、上映後に講演するそう。
午前中に「悪魔のいけにえ」、午後に150分越えの「サスペリア」を観て、さらに講演を聞くのはすごいカロリーで疲れるかもしれません。
泉屋博古館東京のリニューアルオープン記念展Ⅳ 「不変/普遍の造形」へ行きました。
わたしはこういう、動物を表現したわけじゃないけど歩けそうな昔の器がすきなんだ……
入口には、フライヤーデザインにも使われている、みみずくを模した青銅器(鴟鴞尊/しきょうそん)のレプリカが、フェイラーの苺柄ハンカチをマントに仕立てて鎮座していました。お似合い。
ところで、「泉屋」は住友の昔の屋号であり、住友は銅精錬や細工から財を成したってご存知でしたか。わたしは今日ミュージアムショップにあった「住友の歴史」って本を立ち読みして知り、へぇーって言いました。
だから青銅器集めてんのかな……?
ロエベ財団が、伝統技術によって芸術的かつ現代的な表現をしている作品(工芸品)を選出する「ロエベ クラフトプライズ」の、2023年ファイナリストが決まったそうです。
↓から作品が見れます。
稲崎栄利子さんの「Matanoia」という作品、セラミックを用いて珊瑚のように造形されており、写真だけで見ても息が止まりそうな精巧さですごい。
ケリョン・チェさんの漆器のように見えるガラス容器はポリゴンぽい形と製法が斬新。
リネ・ボドガーさんのガラス彫刻や、リアム・リーさんのフェルトと合板による椅子は、個人的にこの有機的な形が好みです。
2019年には東京の草月会館でファイナリストの展示がされており、観に行ったのですが、工芸品はやっぱり実物を前にすると迫力がちがいました。布の作品なんかはとくに。
今年はニューヨークでの展示のようです。
A man named Bruno Schröder was a mining engineer for most of his life. When passed away in his 80s in June 2022, he had around 60,000 or so books spread out on the 4 floors of his house in Mettingen, North Rhine-Westphalia, Germany. The books likely weigh about the same as 15 modern cars. 📚
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h/t @BrianJopek