>おっかしいなぁ、資本家が支持基盤の保守政党のはずなんだがなぁ……(
いや,全然おかしくないですよ。
自民党は「政権維持」が至上命題で,そのためには野党の主張も柔軟に取り入れる,鵺のような姿勢をとってきたわけで。
(実はそれ野党の主張だよねって話は結構多いし,そのことがあんまり報道されていないだけ。)
自民党の下請け政党維新の会を関東でも広げたいと思っていたが、イメージが悪すぎるから別な看板で立ち上げようとしているのが石丸伸二
地方都市の市長がなんのノウハウもなく都知事選でマトモな選挙活動を行えるはずがない
そんな当たり前のことに支持者は気づかないのかな?
それとも自民臭や維新臭を嗅ぎつけて支持しているのかな?
まぁ、この選挙では勝つのが目的ではなく蓮舫氏の足を引っ張って名前が売れれば良いと思っているだけだろうから、目的は十分に果たしている
氷河期世代/ロスジェネの最大の悲劇は、世代内でも「勝ち組」「負け組」の格差があって、なおかつ勝ち組が上の世代の既得権益者らのゴマをするという生き残り術を編み出し、負け組もそこに追従するという構造ができてしまったことだろうな
「根本的に相容れないはずの人たちが手を組むということが、保守派ではよく起きます。道徳保守と『表現の自由戦士』をトランス排除派フェミニストが手を組む、とか。それは保守の『強さ」ですが、その強さを手に入れやすいのは、自分の存在が脅かされていない人たちです。
その一方でマイノリティにとって、政治はしばしば自分の存在が掛かっている。簡単には妥協できないわけです」(水上文・清水晶子、2024「『フェミニズムの敗北』を乗り越えるために」『地平』2、地平社、p.140)
東京都知事選に立候補している石丸伸二氏、「政治屋の一層」などと叫んで、何故かやたらと広告屋には重宝され、若年層の4割の支持を得ているとも報道されている。
しかし、参政党などと同じく、どこからこんなに「カネ」が出ているのだろう?とは思ってはいた。
そしたら、なんと萩生田が主宰するTOKYO自民党政経塾の塾長代行が石丸陣営の選対本部長だと云ふ。これでは「カネ」は集まる筈だ。
石丸氏は神宮外苑の開発も支持、「緑の量は減らない。むしろ増える」と主張している。ここまで行けば「黒は白、白は黒」も通る「似非弁証法」の世界である。
たしか安倍の腹心であった萩生田は、今回の都知事選、自民党責任者として「なんとしても蓮舫を落とせ」と組織内に文書を伝達していた筈である。
となれば、なんのことはない、石丸某とやらは、まさに「ヤクザ」な自民別動隊としての「維新」の古ぼけた東京バージョンに過ぎない。
この人、広島の河合克行騒動の後の、安芸高田市長選に三菱系の銀行をやめて、東京からいきなり立候補、当選しておきながら、それをおっぽりだして都知事選出馬。
この「成り上がりが全て」という価値観の蔓延もウルトラ新自由主義の生み出したものと言えよう。
要するに出世さえできれば「思想」はなんでもいいのである。
どういう訳か先週まで「蓮舫落とし」だった「週刊文春」と「週刊新潮」が突如、小池批判になっているようだ。
両者とも、小池都政と三井不動産の癒着を、この「ギリギリ」のタイミングで報道している。
しかも五輪(晴海)、築地、神宮外苑と具体的に名を挙げて、都と三井不動産の関係を問題にしている。
これは事実としては「とっくにわかっていた」ことであり、三井だけでなく、三菱地所、住友不動産なども小池都政と深い関係にある。
それにしても五輪村跡地(晴海)はあまりも規模が巨大すぎる。まさに21世紀の「官有物払下げ」事件である。
その上、日比谷公園の「再開発」まで三井不動産が関わっているというのだから、これはいくらなんでも「やりすぎ」ではないか?
それにしても「文春」・「新潮」のこの「掌返し」、「勝ち馬」に乗ろう、ということなのか、それとも「言論の自由」の「アリバイ」なのか、判断に迷う所ではある。
これ、色々と問題点がはっきり示されていて、良い記事。
猟友会の人が賢い。
権力闘争が本質だってのは、ちょくちょくいろんな人が指摘するし、その通りだよな。