東京郊外だけど、地元の市議会議員選挙なんかでも保守系候補は街頭演説なんか全くしないで当選していくんだよね。多分、地元企業、団体とか有力者の挨拶回りなんかをひたすらやってるだろう。
前に、市民運動に取り組んでる人にその当時の市長評判悪いのになぜ当選するのって聞いたら、普段から地元の小さな神社のお祭りやゲートボール大会とか小さな集まりにまめに挨拶回りして要望を聞いたりするのでお年寄りにすごく人気があるんです、って教わって、ああそういうのって地方農村の話かと思ってたけど、東京郊外でも一緒なのねと認識を大いに改めた。
今この瞬間も地元の市議会議員なんかが、小池さんお願いしますって回ってるんだよね。 [参照]
『街の野獣』(1950、ジュールズ・ダッシン)
ジュールズ・ダッシンはハリウッドの赤狩りでブラックリストに入れられヨーロッパに渡った人ですが、この映画はその前にロンドンで全面ロケして撮影された作品のようです。戦後それほど立っていない頃のロンドンの街並みを捉えて魅力的。
主人公ハリーは、ナイトクラブの客寄せ(街の呑み屋や色々な場所に行っては、世間話の体裁で店を紹介する仕事)というケチな仕事をしながらもでかい仕事を掴んでやるぜあれこれと手を出しては失敗しているという人物です。
そのハリーが有名な元レスラーと知り合い、ロンドンでのプロレスの興業というビッグチャンスを得て奔走するが、そのために無理と嘘を重ねた事が積み重なってあと一歩のところで全てが破綻し自らを追い詰めることになる。と、そういう破滅物語です。
その必死だけど駄目だし頭の良くない、というか駄目だし頭が良くないけど必死なハリーが成功のために駆けずり回る姿を、若きリチャード・ウィドマークが熱量高く演じていて惹きつけられる。カメラワーク、照明もとてもかっこいい。傑作って言ってもいいのでは。
#映画
現代東京では、やはり小物のチンピラが目先の成功のために嘘と無茶を積み重ねる醜態を見せてますが、この映画のようには少しも魅力的ではありません。
N党のアレは、掲示板のスペースを一コマいくらで転売するというビジネスですから、俗悪だったり無内容だったりするものを貼るのも第一に目立つためと第二に潜在的な顧客に対して掲載への敷居を下げるためにあえてやっていることではないかと想像します。
ただ、記事によるとこれまでに1000~1500カ所程度が売れたのみで売り上げは1000万円にも満たず供託金7200万円には全くペイしなさそうなのでビジネスとしては成立しなさそうです。
再発防止策としては、転売ビジネス自体を禁止するのが良いのでは?ポスターの内容自体を規制しようなんていう話に乗る必要はないし乗るべきではないと思います。
蓮舫さんのインスタライブ、アーカイブです。
あっという間の30分。
息子さんの仕切りもよかったし、老猫の富士子ちゃん(21歳)が動く姿に感動。
https://www.instagram.com/p/C8ehuNbytPj/ [参照]
『蛇の道』
なんか書こうかと思ったけど、公式で出してるこの場面見てもらったらそれでいいかな。
この音とか色とか光の加減とか走り具合とか、なんかすごいなぁって。
【本編映像】映画『蛇の道』森の中を駆ける二人【6月14日(金)公開】 https://www.youtube.com/watch?si=DlTSHMGXoMLtH5G4&v=hbBQOF49i3E&feature=youtu.be via @YouTube
Xユーザーの影書房さん:
「鹿児島県警がメディアにガサ入れして自らを内部告発した者をつきとめ逮捕するというあってはならない暴挙に対して、新聞労連が声をあげるのは当然として、経営側はなぜ黙っているのか?
⇒ 新聞労連、報道関係者捜索に抗議 「情報源暴き」と声明 | 2024/6/19 - 共同通信
https://nordot.app/1176078110431232808」 / X
https://x.com/kageshobo/status/1803588584089555343
蓮舫さん、明日の夜にインスタライブするって!
https://www.instagram.com/p/C8cGyK4STeF/?igsh=MWJoemg0Zno1c2k4Mg==
『宗方姉妹』(1950、小津安二郎)(ネタバレあり)
初見。怖い映画だった。父親が娘の結婚させようと気を揉むという話を何本も繰り返し撮っている小津が、ここでは、夫婦関係が行き詰まっている姉を離婚させようとする様子を描いている。
妹(高峰秀子)があれこれと立ち回る間にも、姉夫婦の緊張が高まっていく様子がまず怖い。そして姉(田中絹代)がついに離婚を宣言すると、夫(山村聡)が突然暴力を行使する。小津映画で物理的な暴力を見ることは滅多になく自分が見た範囲では有名な『風の中の牝雞』の階段落ちと『東京暮色』の有馬稲子ぐらい。未見の作品の方が多いのでまだあるかもしれないけど。この映画でのそれは唐突かつ激しい。怖い。そしてその夫が泥酔して大雨に降られずぶ濡れになって帰ってきて突然の心臓発作で死んでしまう。それに気づいた妹が絶叫する。あんな叫び声を小津映画で聞くとは。
簡単にまとめると「有害な男性性」の話ということになるんだろうか。周りを苦しめて最後は自分も殺してしまうんだから。
言い古された表現ですが、『1984』の世界なんですよね。ダブルバインドをかけられたようになるので、情報の受け手の思考力が混乱して麻痺してしまうことが目的なのかも知れません。
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