ほんと、都市部で八百屋さんしているときは「農協悪?」って思ってましたね。
有機農家の締め出しがあったり、農家から独自性を奪って農薬や農機具買わせてる?って思ってた。
岡山来てみて、実際、結果的にそういうことになってたとしても、農協の存在の大きさは他に代えがたいのだと理解できた。
経営力のないほんとに小規模な農家からも集荷でき、流通規格に合わせてまとめて選果してくれる。農協会員でなくても蕎麦の脱穀してくれる。うちはヤギの冬の牧草を小売りしてもらえる(牛用を扱ってるからできる)。などなど、農薬や農機具以外にも、農と切り離せない田舎の集落運営にがっつり関わっている。
ちなみに、うちで下草が燃える火事を出してしまったときに初めて知ったのだけど、「皆様お騒がせしました、消防団の皆様ありがとう」の旨を町内の内線放送で知らせる、という風習があり、これをやってくれるのも農協だった。
QT: https://kotobaphil-mtdn.eu/@softark/112417219435514865 [参照]
東京文フリで、暴力と破滅の運び手再録短編集第二弾「マジック・ボール」を発売します。
収録作:
マジック・ボール
ない枕草子
再訪のポーンハブ
忘れられた光
蜜の果実
メンズ・ヌーディス島
遠くのお城で、あまたの馬が(ほかユニ男2篇)
温室
灰は灰へ、塵は塵へ
つぶらなスダチ
ヘッド・ハンティング
P.N.P.
奇術師の窓、がらくたの国
祭典
装画・装丁デザイン:谷脇栗太さん
本文デザイン:私
A6版、310ページ程度(カバーなし)
価格:
(書籍)1200円程度
(電子書籍)500円
※簡単な解題とあとがきはありますが、それ以外は一切書き下ろしなしの再録本です。アンソロ収録作などもありますが隙を見て全部なろうorカクヨムで読めるようにしておきます。
3月のまとめ
島根と大阪へ再訪する。牛のテキストチェックの嵐と淡々と作業。上映会に関する下準備と調査と調整に右往左往。
4月の抱負は牛のテキストを web用もzine用も本当に仕上げたい。四月末が自分的締め切り。
(次の計画をスムーズにするための目標日程)
「マジック・ボール」、無事に『科幻世界 翻訳版』4月号に掲載されるようです。私は公式の微博を見てもどこに情報があるの……という状態ですが……(リンクは翻訳者の阿井幸作様のXです)
翻訳の田田さま、谷脇栗太さま、科幻世界&Kaguyaエディターの皆さま、本当にありがとうございました。
https://twitter.com/ajing25/status/1772860859204747615?s=20
元書店員の戯言と思ってくれてもいいですけど、「書店支援」に根本的かつ一番効くのは、みんなの可処分所得をあげて、読みたい本あったとき気軽に買える経済状況まで底上げすることですよ。
しかもそれをするとなんと! 車離れとか旅行離れとかも一挙に解決できるというお得なやつなんですよ!
あと書店員の給与を倍にするだけでも本の売り上げは上がると思う なぜならあんな薄給でもあの仕事しちゃう書店員たちの大半 かなりの割合は大の本好きたちなので……
こういうのがしたい。
「人文学の死」シンポジウム パネルディスカッションも文字で読めるようになっています。
ルーシー・ウッド『潜水鐘に乗って』(木下淳子訳、東京創元社、2023)
現代の英国南西部コーンウォールを舞台に、超常的なことを含む人生の1コマが語られる短編集。教訓話や娯楽ではない現代ファンタジーの参考になりそうです。
市井の人のささやかな話が多く、個人や家族に終始焦点が当たっている点は好みが分かれるところかもしれません。
夫が海中に棲む人になってしまった老女が、海に行った家族との再会を支援するサービスの3回分チケットを試す表題作。父親と別れて以来ずっと独りの母親を、母が使っているクリームを塗って眺めると母に常に寄り添う男(妖精らしい)の姿が見えるようになる「緑のこびと」等。
https://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488011321
秘密結社ハヤトウリ調査団所属
文章
印刷物の観察と作成
花脊と野菜
連絡先:n0sakitara@gメール.com
「透明な鳥の歌い方」(VG+)
「おしゃべりな池」(『京都SFアンソロジー:ここに浮かぶ景色』Kaguya Books)
『ハヤトウリzine』『木造船のその後』