欧州最大の木造建築物、ビュユカダ ギリシャ正教孤児院 – Nobuyuki Kokai
トルコ・イスタンブル沖のブユック(Buyuk)島の丘の上に建つ6階建ての巨大木造建築は、19世紀末にフランス系トルコ人建築家、アレクサンドル・ワリョリー(Alexandre Vallaury)によって設計されたギリシャ正教の孤児院でした。1960年に閉鎖され、それから50年以上たったいま倒壊の危機にあります。YouTubeに4Kドローンで撮影した朽ちて倒壊寸前の動画があります。総合的な修復プロジェクトが開始されていますが、現地工事(2024年9月現在)の着手はありません。
急成長している SNS の Bluesky は「徹底した透明性」を追求 – Nobuyuki Kokai
このところ急成長しているBlueskyでは、なりすましポリシーについて公式アカウントで説明しています。ユーザーが急増する中、「どのアカウントが本物かを見極めることがいかに重要かが分かってきた」と言います。11月20日にはユーザー数が2,000万人を超えました。特に米大統領選挙の結果、イーロン・マスク氏の影響力増加が決定的になったことや、Xの利用規約に「投稿をAI学習に使う」と明記されたことも影響して、Blueskyへの流入が増えています。
衛星(MethaneSAT)は気候変動を遅らせるのに貢献(TED: Millie Chu Baird) – Nobuyuki Kokai
MethaneSAT(メタンSAT)を紹介します。この衛星は1日に15回地球を周回して、非常に強力な温室効果ガスであるメタンの排出量を追跡しています。環境保護活動家のミリー・チュー・ベアード(Millie Chu Baird)氏は、メタンがもたらす気候変動について詳しく説明します。また、メタン発生源を理解し、削減策を講じることが最も重要なことである理由を説明します。すでに初期の衛星データから超汚染源が判明してきています。
https://kokai.jp/衛星(methanesat)は気候変動を遅らせるのに貢献(ted-millie-chu-bai/
伊藤詩織さん初監督のドキュメンタリー映画「Black Box Diaries」 – Nobuyuki Kokai
映像ジャーナリストの伊藤詩織氏が、自身が被害にあった性的暴行への調査に乗り出していく姿を“自ら記録した”初監督作品です。日本の司法制度と社会状況を浮き彫りにしながら、事件の真相に迫っていきます。自身のレイプ体験と日本の性暴力をテーマに執筆したノンフィクション「Black Box」(2017年)は、2018年に日本ジャーナリスト協会最優秀ジャーナリズム賞を受賞し、9ヶ国語/地域で翻訳出版されています。映画「Black Box Diaries」の日本公開が待たれます。
2024年IMD世界デジタル競争力ランキング 日本は31位(昨年32位) – Nobuyuki Kokai
11月14日、2024年のIMD世界デジタル競争力ランキングが発表されました。デジタル競争力ランキングは8回目になり、主要67カ国・地域を対象に、政府や企業、社会の変革につながるデジタル技術を導入・活用する能力について評価しています。米国は昨年に1位となったものの、4位に後退しています。日本は2018年の22位から年々低下し、今回の韓国(6位)や台湾(9位)、中国(14位)などから取り残され、昨年は過去最低の32位となっています。今年は順位を1つ上げて31位です。デジタル技術に対する適切な人材と政策があれば、このデジタル格差を取り戻すことができるとしています。
CDCの廃水監視システムは、包括的な公衆衛生ツールへ – Nobuyuki Kokai
廃水(下水)を検査すると、症状がなくてもコミュニティ内で循環している感染症の痕跡を検出できます。これらのデータは、コミュニティ内で感染レベルが上昇または低下している可能性があるという早期警告として使用できます。米国CDC(米疾病対策センター)が構築している「国家廃水監視システム (NWSS)」を非常に分かりやすく説明されています。新型コロナウイルスなどのウイルス感染症に対する強力な公衆衛生ツールになります。
大谷翔平選手、満票で2年連続3回目のMVP!DHは史上初です。 – Nobuyuki Kokai
大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手がリーグで最も活躍した選手に贈られる MVP=最優秀選手に選ばれました。今シーズン、大リーグで初めてホームラン50本と50盗塁の「50-50」を達成した大谷選手のMVP受賞は2年連続3回目で、指名打者に専念した選手としては初めてです。大リーグのMVPはレギュラーシーズンに「ナショナルリーグ」と「アメリカンリーグ」でそれぞれ最も活躍した選手に贈られ、全米野球記者協会に所属する記者30人の投票によって選ばれます。
Googleの量子エラー訂正「AlphaQubit」は最大の課題を克服へ – Nobuyuki Kokai
Googleは量子コンピュータの実用化に向け、量子エラー訂正の分野で積極的に研究開発を進めています。特に、最近発表された「AlphaQubit」と呼ばれるAIモデルは、従来のエラー訂正技術を凌駕する性能を示し、大きな注目を集めています。AlphaQubitは、Google DeepMindとGoogle Quantum AIが共同開発した、量子エラー訂正のための「AIモデル」です。従来のエラー訂正技術が規則に基づいてエラーを検出・訂正するのに対し、機械学習を用いてより複雑なパターンを学習し、より正確にエラーを特定することができます。
ウクライナが米国製ミサイルATACMSでロシア西部を攻撃か? – Nobuyuki Kokai
11月19日、ロシア国防省によると、ウクライナは米国製「陸軍戦術ミサイルシステム(ATACMS、エイタクムス)」で、西部ブリャンスク州を攻撃したと発表しました。ウクライナ軍は、ブリャンスク州で武器庫を攻撃したと認めているものの、ATACMSの使用には言及していません。ホワイトハウス関係者らは、バイデン氏の心変わりはロシアが北朝鮮兵を送り込んだことを受けたもので、北朝鮮に対してこれ以上派兵するなとのシグナルを送るものでもあると強調しています。ウクライナではここ数日、ロシアの攻撃で多数の死傷者が出ています。南部オデーサでは18日の攻撃で、警官7人を含む10人が死亡、47人が負傷しました。
「完璧」な農業を作り出すには? 未来の農業(TED: Brent Loken) – Nobuyuki Kokai
人類が農業を始めたのは約1万年前。農業という大革命により、人類の歴史が大きく変わりました。文明を生み出したのです。現在、地上の約40%を農地が占めています。世界中に広がる農地は、全人類が直面する問題を象徴するパズルのピースです。それぞれのピースが、増加し続ける世界人口に対して健康な食事をどう確保するのか?という問題に直面しています。AIを活用した「次の農業革命」について、世界自然保護基金(WWF)のグローバルフード主任科学者ブレント・ローケン(Brent Loken)氏が解説します。
シロイルカ(Hvaldimir)は、ロシア軍の訓練から逃走(海洋学者) – Nobuyuki Kokai
地元の人々がフヴァルディミル(Hvaldimir)と名付けた飼い慣らされたシロイルカは、ロシアのスパイではないかという憶測が広まり、5年前から話題になり今年8月31日に死体が発見されました。1990年代からロシアで海洋哺乳類の研究に携わっていたオルガ・シュパク博士(Dr Olga Shpak)は、BBCニュースに「スパイではなく基地の警備のために訓練された」と語りました。死因についてノルウェー最大の動物愛護団体ノア(Noah)とワンホエール(OneWhale)は疑問があるとして、武器の傷を専門とする独立した法医学専門家に分析を依頼しています。公開資料であるべき検死資料(検査・レントゲン・写真など)の公開を、当局に拒否されるという不可解な展開をしています。
漢字の仕組みに隠された秘密(TED-Ed: Gina Marie Elia) – Nobuyuki Kokai
伝説によると,紀元前27世紀,中国の黄帝(こうてい)が史官の蒼頡(そうけつ)に文字を作ることを命じました。川岸に座った蒼頡は周囲に見えるものの概念に気づき,最初の漢字を作りました。その後、漢字は三千年間でどのような変化を経てきたのでしょうか。ジーナ・マリー・エリア(Gina Marie Elia)さんが世界最古の文字の一つである漢字の歴史を探究します。
トランプ氏、国務長官にルビオ氏を起用、安全保障補佐官にウォルツ氏 – Nobuyuki Kokai
ドナルド・トランプ次期米大統領は、外交政策および国家安全保障チームの人員補充を急ぐ中、国務長官にマルコ・ルビオ(Marco Rubio)上院議員(共和、フロリダ州)を指名する見通しとなったと、事情に詳しい関係者らが明らかにしました。また、国家安全保障担当の大統領補佐官については、マイク・ウォルツ(Michael Waltz)下院議員(共和、フロリダ州)に打診していると、事情に詳しい人物が明らかにしています。
今年も観測史上最も暑い年、気候適応資金が不足(#COP29) – Nobuyuki Kokai
11月7日、国連環境計画(UNEP)は、気候変動による被害を抑えるための先進国から途上国への気候適応資金は280億ドル(2022年)となり、前年比の増加額は60億ドルで過去最大とする報告書(Adaptation Gap Report 2024)を発表しました。ただ、2021年の国連気候変動会議(COP26)で決めた、25年までに380億ドルに増やすという目標には届いていません。今年、世界の平均気温が産業革命前と比べ初めて1.5度以上高くなり、観測史上最も暑い年となることが確実です。しかし、次期トランプ米大統領によりパリ協定からの再離脱や環境投資の大転換も予想され、2030年の温室効果ガス削減目標の達成が困難になることが懸念されています。
ハリス氏は大統領選敗北を認める演説、若者に「大丈夫」と語りかけます。 – Nobuyuki Kokai
11月6日、米大統領選で共和党のトランプ前大統領に敗れた民主党候補ハリス副大統領は、ワシントンで演説して敗北を宣言しました。母校ハワード大学で支持者を前に、この選挙結果は望んでいたものではなかったとしつつも、「この結果を受け入れなければならない」と明言しました。「米国の民主主義の原則は選挙に負ければ結果を受け入れることだ。この原則が専制国家との違いであり、国民の信頼を求めるなら誰もが尊重しなければならない」と語っています。要約の日本語字幕版と全文(フルバージョン)版でお聞きください。
楽しい Doodle Guide(落書きガイド): Google AI 実験 – Nobuyuki Kokai
Google Arts & Cultureのアーティストたちは、テクノロジーが文化的なテーマとのつながりをどのようにサポートできるかを、実験的な方法で紹介しています。Labのアーティスト(Christine と Gaël)が、Google AI音声モデルを使用して、文化的な場所やテーマの探索をよりインタラクティブにするための実験を行っています。ここでは、彼らが作成したアートやデザインについて学んだり、落書きのスキル(Doodle Guide)を試したりするための、遊び心がありながら教育的な4つの実験を紹介しています。
ドジャースの優勝パレード(Dodgers World Series Parade Highlights) – Nobuyuki Kokai
いまやMLBのマスコット的存在の「デコピン」は、ポストシーズンからワールドシリーズ優勝までの大陸東西移動や祝賀行事で、少しお疲れ気味になっているようです(^^)
https://kokai.jp/ドジャースの優勝パレード(dodgers-world-series-parade-highlights)/
最も古いジュラ紀の巨大なオタマジャクシの化石を発見 – Nobuyuki Kokai
成体のカエル(Frog)では、後期三畳紀(約2億1,700万年–2億1,300万年前)まで遡る化石記録に残っていますが、オタマジャクシは白亜紀(約1億4,500万年前)以前の記録はありません。今回、パタゴニアの中生代ジュラ紀(約1億6,800万–1億6,100万年前)の地層から、保存状態の良いオタマジャクシ(Notobatrachus degiustoi)の化石を発見しました。成体も巨大ですが体長が16cm近くあるオタマジャクシも巨大です。化石から変態するカエルの特徴的な2段階ライフサイクルがすでに確立されていたことが解りました。
アイヌの三大歌人「バチェラー八重子・違星北斗・森竹竹市」の活動 – Nobuyuki Kokai
知里幸恵ノート(1923年出版)には、「私達の先祖は本当に詩人だったと思います。」と記されています。同時代、生活の実態を歌や詩として発表したアイヌ民族が各地にいました。バチェラー八重子は「若きウタリに」(1931年刊)を出版し、違星北斗は没後に「コタン 違星北斗遺稿」(1930年刊)がまとめられ、森竹竹市は「若きアイヌの詩集 原始林」(1937年刊)を出版しています。彼らはアイヌの三大歌人と呼ばれています。
バイデン米大統領、先住民寄宿学校の歴史を巡り正式に謝罪。 – Nobuyuki Kokai
10月25日、バイデン米大統領は、米国政府が1970年代まで150年以上にわたり先住民にとって虐待的なインディアン寄宿学校の運営に携わったことを正式に謝罪しました。この問題で謝罪した大統領はバイデン氏が初めてです。この寄宿学校は数百校に上り、内務省によると、本土、アラスカ、ハワイの先住民の子どもを家族、コミュニティー、言語、宗教、文化的信念から強制的に切り離し、文化的に同化させることを目的としていました。
デジタルコンテンツ全般とクリエイティブに興味があります。