藤井一至『土 地球最後のナゾ』読了。副題は「100億人を養う土壌を求めて」。
とても面白かった。土って大別して12種類ある、ということも知らない初学者に向けて書かれていて、分かりやすかった。
副題の示すように、耕作が可能かどうかを軸に見ていっており、人を養える土地は驚くほど少なかった。
サハラ砂漠の砂は鉄分でコーティングされているので、タイ東北部の土に比べればまだ栄養があるみたいなことも書かれていて、びっくりした。
冒頭の地図で、土のない地域があることにもびっくりした。
日本の土は酸性だということは聞いていたのですが、今回、その仕組みが分かって良かったです。
#読書
そーさいせんの経過がかなり嫌な流れで憂鬱で、情緒不安定で職場で本気で涙ぐんでる。
明日、ラスト・キクチになるか否か。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024091400236&g=pol
小林照幸『死の貝―日本住血吸虫症との闘い―』読了。
ノンフィクション。とても面白かった。
謎の風土病の謎が徐々に解き明かされ、その対策が徐々に打ち出されと、人知のリレーに高揚感を覚える。
日本での収束の兆しが見えてから、中国揚子江流域の広々とした沃土が立ち塞がる絶望感が堪らんです。
徐々に徐々に謎が解き明かされる展開に興奮するのですが、この本は最後にひとつ大きな謎を残して終わります。
明治14年(1881年)に山梨県令に嘆願書を出してから、平成8年(1996年)に終息宣言が出るまで115年がかかっています。人間の間尺ではとても長いのですが、1世紀余あればひとつの病を根絶させられるんだなと、近現代医学の発展に打ち震えます。
風土病の感染経路を確認するために(治療法はまだ見つかっていない段階で)実際に自分の身で感染してみた医者さまもいて、人間というものは使命感を持てばここまで献身できるのかと、おののきました。
#読書
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おたくらしいですよ。基本的にやる気がないです。フツーにダメ人間です。今特に腰を据えてるジャンルはありませんが、ときどき何かをぽつぽつ書いてます。オススメ本とかは常に募集中です。
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