イーフー・トゥアン『空間の経験』読了。
わたし達が空間をどのように捉えているか、その「感じ」を古今東西の例を羅列して言葉に置き換えた本。
普段感じていることを書いているので新しい驚きはなく、言葉が持って回った言い回しなので痛快さもなく、「そう言われれば、そうかもなあ」ともやもやな読み心地。
だって、出だしがこんな感じですよ。
“「空間(スペース)」と「場所(プレイス)」は、ごくありふれた普通の経験を表示する、誰でも知っている言葉である。〈略〉場所すなわち安全性であり、空間すなわち自由性である。つまり、われわれは場所に対しては愛着を持ち、空間に対しては憧れを抱いているのである。”
でも、まあ、広い・狭い、大きい・小さい、高い・低い、密集・虚ろ、遠い・近い、言語化してこなかったその「感じ」が言葉になったので、読んでよかったのかな。あんまり理解できてないけれど。
#読書
『毒展』に行った。
植物毒、動物毒、鉱物毒。実物(レプリカ含む)が展示してあるのが、いいですね。図鑑で見るよりも「これが……」と実感できる気がする。
子供連れが多く、説明も易しくて楽しかったです。言われれば、毒を持った哺乳類(鳥類も?)って、少ないね。
今日サンマに合いそうなワインというお題でワインショップの方に見繕っていただいたのがこれなのだが、ほんとうにサンマに合う美味しさだった。ガルガーネガという聞いたことがない品種
https://www.tuscany.co.jp/products/detail/4123
『侍タイムスリッパー』を見た。
幕末の会津藩士が現代日本の時代劇の斬られ役になる話。
ベタな展開でストレスなく設定が飲み込めて、この設定ならこういう展開が見たいよね、というのに応えてくれる。反面、この展開は安直過ぎないかな(助監督がベタで便利過ぎるよ)という気持ちの半々。
後半、大物スターが登場してからの展開にはノレないのですが、これはわたしが時代劇や撮影所にあまり浪漫を持っていないからですね。
主人公が髷を落としてジーパンとポロシャツを着てる場面に心を痛めたのですが、作品では愁嘆場にならずさらっと流されていて、これはこれでいいなと思いました。
#映画
ついったーの永久凍結が解除されました。
おたくらしいですよ。基本的にやる気がないです。フツーにダメ人間です。今特に腰を据えてるジャンルはありませんが、ときどき何かをぽつぽつ書いてます。オススメ本とかは常に募集中です。
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