巻が進むとジャンルが変わると言えば「七瀬三部作」だが、あれは特殊事例だしなあ。
大根さんは、『家族八景』の「亡母渇仰」 が好きよ。無茶苦茶迫力があって。
『家族八景』、嫌な話の詰め合わせ短編集なんですが、長編ではないので、あんまり胃もたれしなくていいんですよねー。
あと、昭和後期の半ばまではミドルアッパー層も女中を雇っていたという、文学的な証拠でもありまして。
清原なつのによるコミカライズもオススメです。
でも、小説のほうもレイアウト芸の極致なので、やっぱり併せて読んでみてね。
嫌な話を読みたい時にどうぞ!
家族八景 上巻 (カドカワデジタルコミックス) https://www.amazon.co.jp/dp/B0096I6V8M?ref=cm_sw_r_apin_dp_6ZK454819593GN8QEV3Q&ref_=cm_sw_r_apin_dp_6ZK454819593GN8QEV3Q&social_share=cm_sw_r_apin_dp_6ZK454819593GN8QEV3Q&language=ja-JP&skipTwisterOG=1
『ボストン1947』を見た。
日本から独立した韓国、1948年のロンドン五輪に参加するには国際大会での記録が必要だとのことで、ボストンマラソンに参加するため頑張る話。
オリンピック絡みの話なので、ナショナリズムとスポーツの話なのですが、国旗を背負って走ることの意義が描かれています。
主人公はベルリン五輪の金メダリスト孫基禎。日本総督府に選手引退を強要されやさぐれておりましたが、後進の選手を育てることで立ち直っていきます。
ベルリン五輪では孫基禎は日本国の代表として出場しており、金メダルは日本の実績となっており、その記録は未だ修正されておりませんで。
なので、韓国の選手が韓国の代表として韓国の国旗を負うことの意味が、とても重い話となっているんですね。国旗を負うことで、祖国と国外の同胞に与える影響も大きくて。
個人が個人でいられなくて、わたし達の代表で。それが必要な時代は確かにあって。
前半はとにかくお金がないって感じで、後半はマラソンパートが充実しており、スポーツ物としても面白かったです。
ベルリン五輪銅メダリストの南昇竜が明るくて前向きで、凄かったです。
#映画
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