ただ残念なのは、特集ででてくる「セックス」(性行為)がすべて(例外なく)異性間セックスだということです。これなら「異性間セックス特集号」に改名した方がよさそう。来年はそうではないセックスも特集で取り上げられるよう、編集部さんには連絡しておきますー。
発売されたばかりの「anan:セックス特集号」にインタビュー記事が載りました。「トランスジェンダーの現在地」という題で、トランスに関する基本的な情報から、昨今の政治の動き、いま持っておいてほしい心構えなど、ライターさんにみっちりまとめていただきました。
「anan」で年に1回組まれる「セックス特集号」は、時代を映しているとよく言われます。今号では、性的同意や性感染症についてたくさんの紙幅が割かれていたり、エトセトラブックスの松尾さんたちによる、性やジェンダーについてのおすすめ書籍の紹介ページが充実していたりと、2024年が映し出されていると思います。5年前には想像もできなかった。
そんななか、森山至貴さんが性の多様性(一般)について、そしてわたしがトランスジェンダーについて、それぞれインタビューに応え、紙面に登場しています。書店やコンビニで印象的な表紙を見かけたときは、ぜひよろしくお願いします。
「人は自らの人生を物語ることによって救われる」というジャネット・ウィンターソンの言葉を私は信じている(し、それが岸本佐知子の解説によって書かれている『灯台守の話』が店名の由来のひとつになっている)のだけど、その試みが失敗すること、特に他者を巻き込んだうえで失敗することもあるから気をつけなくてはならないとも思っている。それはおそらく憎悪に飲み込まれたときに起きるもので、自らを救うためのものであったはずの物語が、いつしか無自覚に自らを苦しめている存在への復讐へと転化してしまっているのだろう。憎悪を動機にすること自体は否定できないが、それをコントロール=乗りこなしていくのは困難で、我々は容易くそれに「突き動かされて」しまう。
【速報】地震発生したらすぐ避難できる準備をと首相
https://www.47news.jp/11315504.html
「毒蛇に噛まれたら 急いで口で吸え」みたいなことしか言わんPM、必要?
気象庁の記者会見、記者の人らが南海トラフに関する情報を何か引き出そうと質問してるところ、気象庁の担当者や研究者がほとんどの場合、巨大地震は前触れもなく来るんだから、前から言ってるように日頃からの備えを継続しなはれ言うのを繰り返している。
よく言われる、「今後1週間程度注意して」という呼びかけも、1週間という期間に科学的な根拠で決まったわけではなく、社会的な受忍限度としてコンセンサスがとれた期間に過ぎないですってはっきり言っている。
「ここにある一切は、小説の一登場人物によって語られているものと見なされるべきである。」―「彼自身によるロラン・バルト」扉表紙