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【今回のお話】
さて、女人国の将軍の王蓮英が攻めて来るので船団側も武将が迎え撃つが、二人が相次いで負けて捕まってしまう。王蓮英は捕らえた二人を見て「明の男はイケメンの筈なのにこの連中はブサイクだわ」と内心不満。ところが三人目の唐状元(文官ではなく武状元)が眉目秀麗ないい男なので、王蓮英は「私はこのいい男な状元と絶対に結婚してみせる!」と彼を破って捕らえると手元に置いて縷々口説くが、唐状元が「このろくでなしめ」と取り付く島もなく怒鳴るので恥じて怒り、彼を幽閉する。そこへ王蓮英が唐状元を手元に置いていることを知った女王から派遣された武将の黄鳳仙が現れ、彼を女王の監獄に連れ去る。
唐状元は同じ監獄に先に捕まった二人の武将がいるのを見て、「鄭元帥はどこにおられるか」と尋ねると相手は「南監というところにおられるらしい」と答える――

ようやく鄭和さんの行方がわかった!ので、今回はここまで。

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📙「三宝太監西洋記」読書メモ:

久しぶりに読んだので、途中経過をだいぶ忘れています。

【これまでのあらすじ】
女人国の女王は鄭和が宦官で陽根が無いことを知ると激怒し、彼を牢屋にぶち込んでしまう。一方、船団では鄭和が一向に帰って来ないので偵察の部隊を出すが、飲むと妊娠する川の水を飲んだため皆懐妊して腹痛で使い物にならなくなる。(西遊記あたりで聞いた話だな)そこで宦官一人武将二人の三人組が薬となる泉の水を守る仙女のところへ派遣される。三人はそれぞれ仙女といちゃいちゃするが、宦官は「自分には無いけどあいつらは凄いぜ」みたいなことを言って、(この辺よく判らないけど仙女たちを仲違いさせて?)無事泉の水を手に入れる。(だいぶうろ覚え)

🎞去年見逃し映画チャレンジ第3弾「窓ぎわのトットちゃん」をようやく見て来ました。 

冒頭の提灯行列の掴みでぐっと引き込まれ(まだ太平洋戦争は始まっていないので、中国戦線の勝利とか?)、後は言葉では全く説明しなくても場面の経過で全てわかるように描いている演出と観客への信頼がすばらしかった。
あと、今風の価値観や観客の共感を得るような改変を加えず、見ていて思わずどん引くような、当時としては相当に上澄みの、文化資本の高い「いいお家のお嬢さん」の目に映る世界をひたすら再構成する覚悟も特筆すべきかも。そしてそれを可能にするために、スタッフロールの「ポリオの会」はじめとする協力者とともに考証もしっかりやっているらしいのも。あの「豊かさ」(実際に金銭的に裕福かは別として)の描写があるから、素晴らしいトモエ学園に通える特権性が際立ち、観客の居心地の悪さ(そうではない人たちが沢山いるのだろうという気づき)を引き出せていたと思う。
とにかく良かったし、良い作品を浴びると元気になるので、だいぶ元気になりました。良かったです。

映画「トム・オブ・フィンランド」、多分制作も配給も観客も青少年にこそ見て欲しいと思っているのにR18指定になった経緯は、今読める記事だとこのあたりがまとまっているかしらん。当初は、2箇所にごくちょろっと性器が写ってるだけでR18ですらなく「区分対象外」(=映倫は知らぬ存ぜぬ扱いなので一般の映画館では実質上映不可)の通知をされていたとか、ほんとどこが「表現の自由」の国なのかという感じ。記事中で映倫の人が配給の人に言う「あなた方が問題提起して世論を変えてくれ」という発言、中国の検閲官のロジックと同じだし。(彼らも「我々は別に検閲したくないが世論が許さないので」が建前らしいので)

>これが18歳は見ちゃダメ?成人映画に区分された映画『トム・オブ・フィンランド』について考える(水上賢治)
news.yahoo.co.jp/expert/articl

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こないだ書いていた二次創作、書いているうちにドメ・カルコスキ監督の「トム・オブ・フィンランド」を思い出して、描き終わったら見直そうと楽しみにしていたのに配信が無くてくずおれている。同性愛が犯罪だった時代からゲイアートを描き続けたフィンランド人のイラストレーター、トム・オブ・フィンランド(本名トウコ・ラクソネン)の伝記映画。端正で地味で、燻んだ色合いと寒そうな風景が美しく、しょぼくれた感じのおっさんが限りなく魅力的な、良い北欧映画なのです。全般に抑制されていて、性愛描写も全然大したことないのに、何故かR18なのだけど。
magichour.co.jp/tomoffinland/

中国本土ではこの1月12日に公開の不思凡監督作「大雨」の主題歌。どう見てもちびっ子のパパ無事でない…
東京アニメアワードフェスティバル2024の長編部門にノミネートされているので、3月には池袋のどこかで見られる筈。
weibo.com/7751245549/498676127

🎞️「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」と「首」を見ました。 

★ゲ謎(褒めてないです)
きわめてロジカルな映画だな(観客の不穏感を煽るウェットな演出含め)とは思ったものの、映画としての絵力が私には全く感じられず、ちょっと期待外れだった。戦前の帝国主義や戦争との連続性を描いているという感想を読んでいたけど、作中ではかなりの部分セリフで説明されてしまうので、そこを!演出で描け!と思ってしまった。加えて、村の中では加害者も被害者も既に「人間」ではなくなっているので全滅上等みたいな、心というか魂のない作りも受け付けられなかった。多分「人間」のままだと残酷すぎるというエンタメ的配慮とは思うのだが、今、イスラエルがガザでやってることを考える時、ゲ謎のそういう処理に私は同意したくないと思った。

★首
見ている間は「今でもホモソな職場で日常的にやってるようなクソな足舐め競争(一時期そういう職場に居てクソほど見た)をえんえん見せられましても」と最悪な気分で時計を見ていたが、見終わったら結構爽快な気分なので、良い映画だったのだと思う。同性愛描写は思ってたのよりはだいぶ控えめだったけど、ドライでテンポの良い残酷描写は性に合うので、そこは楽しく見られたし、スタッフロールに「造園」とか出るような大作邦画としてその両方をやったのは成果では。

【お知らせ】
📚この秋〜冬の即売会イベント参加用に特設webページを作っていたのですが、その全コンテンツが(全てのイベント参加が終わった後になって)ようやく完成したので、しばらく公開しておきます。
水都百景録の同人誌通頒情報、直近の二次創作へのリンクなどがあります。

scrapbox.io/kolbitar-works/EVE

📘「天灯」
水都百景録の二次創作小説です。約13,000字。
亡くなった住民と去って行った住民をめぐる中秋の灯会の夜の鄭和と頬紅売りの男との対話。史実の明末の同性愛と女性装にまつわるあれこれを踏まえた歴史創作寄りの作品です。帰省から戻って、くるっぷに参考文献を追記したので改めて…
crepu.net/post/5014729

@konno_s100
感想ありがとうございます〜 :ablobcatheartsqueeze:
木に引っかかった天灯を飛ばすシーン、割と最初からあったイメージで、それを核にして膨らませて来たので、好きと言っていただけて嬉しいです。書いているうちに呂颯さんの人生がどんどんハードモードになって、天灯が飛んだぐらいでは気が晴れなくなってしまい、もうどうしようかと…時間が経てば元気になってくれると思うんですが。
おっしゃる通りマイノリティの話でもありかつどちらかと言えば埋没して暮らしている人たちの話なので、覗き見的な書き方にならないよう苦心しました。こんなに難しかったとは… :blobbonedundundun:

こんな話に落着するとは思わなかった(最初は木犀餅の話の筈だった)ので自分でも狐につままれたような気分で、「どうしてこうなった…?」をがっつり検証したいが、燃え尽きたので明日は休養します。

他のことはともかく、創作活動は年内無事おさまった。嬉しい… :ablobcheer:

で、できた…!バタリ
結局13000字強、バージョンは14まで行きました。水都の二次創作でいうと「東風」「山賊」あたりと同じくらいの手数。そりゃ終わらないはずだ。
今帰省中で本が手元にないので、参考文献は年明けてから改めて。
天灯>
crepu.net/post/5014729

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ビッグサイトにいます。サークル登録と設営を無事完了して盛り上がっていたが、朝日の当たらない方向の建物に配置されているらしくて寒いです。
数日前、TwitterのDMに同人誌通販会社の営業メール(コミケ後はぜひうちで通販を)が入っていてほえーと思っていたら、今日は別の同人誌通販会社の人が「ぜひご検討を」とスペースに名刺を置いていった。営業がすごくてびっくりだ。

中身は2023秋冬シーズン共通です。若い頃はクリスマス後3徹くらいして前日の深夜にコピー本(というか自宅のレーザープリンタで印刷)を製本して当日新刊出してたけど、年取ると寒さと荷物の重さだけでへばる。2023秋冬シーズン特設ページに今書いている二次創作短編を上げたいけど、明日までには絶対無理だな。多分会場で必死の形相で原稿書いてると思います。

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【お知らせ】明日12/30(土)のコミケ103@東京ビッグサイト❄️東ピ56b❄️で参加します。東5ホールです。

📚中国明代の江南が舞台のまちづくりゲーム「水都百景録」の二次創作小説集を2冊持っていきます。既刊かつ年末の慌ただしい時期ですが、会場で見かけましたらよろしくどうぞ〜⛄️

本日までの進捗:下書きレイヤー分含めた全体で12059文字。終わらぬ…どうしてこんなに苦戦しているのかもわからぬ…まだあと一つ山場の大きなピースが嵌っていない…ヨレヨレ :ablobboneroll:

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本日までの進捗:文章が続いているところが6696文字。全体で9300字程度。下書きレイヤーを清書するターンなので、字数がするする伸びる。これは確実に12000字は行くな…
左がver.08。右がver.09。

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メモ:呉存存『中国近世の性愛』の第4章第2節(明代中後期の同性愛文学)に紹介のある『石点頭』という作品、「首龍子猶が序を付している」と訳されているの、「冒頭に龍子猶が序を付している」とかであるべきでは? 龍子猶は馮夢龍のことでしょ? とぐぐったら、東大の鴎外文庫のページに行き当たり、鴎外も読んでたの?!と言うのと、「墨憨主人評」って馮夢龍、序だけじゃなくて評も書いてるじゃん???と言うのと。(まさか作品自体も自分で書いたんじゃないだろうな)
これまで馮夢龍の同性愛関連の言及はあまり読めていなかったので色々言及があって嬉しい。他に引用されている小説も当時の状況を知る参考になりそうだから、読んでみたい…が読めないので、まずは論文探してみる。

iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/repo

本日までの進捗:左がver.07。右がver.08。下書きレイヤーをどんどん書き進めている段階なので、スケッチやメモ含めた全体を8000字弱まで。文章が続いているところの進捗は変わらず。今日は髪切り待ちの1時間に書いていた。

長くても1万字だろうと思っていたが、12000字ぐらい行きそうな雰囲気になってきたな…年内には完成させたいけど、あとまだ3つ4つ注意して書かないといけない場面がある…

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Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。