暴力と破滅の運び手「マジック・ボール」
ラストが鮮やかに決まる、納得の受賞作ですね。
第3回かぐやSFコンテスト大賞
マジック・ボール https://virtualgorillaplus.com/stories/majikkubouru/ @vagoplaより
A 20th century society on a ringworld
https://therestlesstechnophile.com/2023/08/06/a-20th-century-society-on-a-ringworld/
【ゆる募】
京都府立植物園の風景を、黒+一色の絵の具で描くというお絵描き会をやりたいと思っています。
この「黒+一色で植物園を描く」というお題は、『京都SFアンソロジー:ここに浮かぶ景色』に収録されている藤田雅矢「シダーローズの時間」に出てきます。
初稿を最初に読んだ時から、このお題を自分でもやってみたいなーと思っていました。
10月になって少し涼しくなったらやります。非公式なイベントなので参加費とかはとりません。興味ある人で適当に日程をあわせて行きます。
興味がある人がいたら連絡ください。
https://books.kaguya-sf.com/books/kyoto-sf-kokoniukabukeshiki
職場や家庭でふるさと納税の話を振られると
「ふるさと納税は高額な返礼品にお金を使うことができるような経済的余裕のある層ほど減税の恩恵を受けられる制度だから公正さを欠いているし、税の本来の目的である再分配機能の逆を行っていて問題が大きい制度だから使わない」
…というようなことをニコニコしながら言うわたし。
毎回こう言う発言をしていると、コミュニティの中でもそういう個性として確立されてくるので、「〇〇さんならそう言うと思った」的なリアクションをいただくことができます。
賛同してもらえるかどうかは別として、自分自身の思想の軸のようなものを周りの人に理解してもらうのは大切なことだと思うのであります
チューリッヒ大学の人が、日本の異世界トリップ/転生ものがどんな欲望を満たしているか、オリエンタリズムとオクシデンタリズム(西方主義)にまつわる論文を出したそう。ご本人のツイートからPDFをダウンロード可能です。
主に扱っているのは『ゼロの使い魔』や『Re:ゼロから始める異世界生活』で、現代日本人が中世ヨーロッパ風世界で無双するとは……という話運びですが、『ヘタリア』とその二次創作ファンダムなんかも言及されていて大胆でした。
https://x.com/scotthma/status/1706906298732728823?s=20
好きな漫画かあ。小中はドラえもんとかバビル二世とかがきデカとかしか記憶にないが、そのどこかで萩尾望都『百億の昼と千億の夜』と星野之宣『ブルーシティ』に遭遇。高校時代に星野之宣を再発見し諸星大二郎を発見し、それと並行して妹の買っていた『花とゆめ』を横から読み始めて『ピグマリオ』だの『超少女明日香』だのにはまり、友人に吾妻ひでおといしかわじゅんを大量に借りてこれにもはまり、三原順の 『X‐Day』にはまったあたりからはもう何が何やら。『ドラゴンボール』とジョジョ第一部と『うる星やつら』はリアルタイム世代だけどあまり熱心に連載は追わず、あとで単行本でまとめて読んだ。あ、『めぞん一刻』『軽井沢シンドローム』『バナナフィッシュ』はずっと読んでたなあ。
第12回日本歴史時代作家協会賞授賞式(10月20日)の開催に合わせて、紀伊國屋書店 新宿本店にて、各部門受賞者のトークイベントとサイン会が行われます。予約制なので、詳細と申し込みはリンク先をご参照下さい。上田も参加いたします。
https://store.kinokuniya.co.jp/event/1694659801/
ドラマ「バビロン・ベルリン」見ている。世界恐慌直前の1929年のワイマール共和制ドイツというあまり見ない舞台設定でそれだけで興味深い。複数の勢力がなにを求めているかわからないまま抗争を繰り広げている上に、刑事の主人公の最終動機すら序盤では視聴者に明かされないつくりのためにめっちゃ混乱する。だが、その作風と時代の混乱がマッチしてとても良い。
杉江松恋さんとの月刊SFレビュー番組「これって、SF?」、9月号その3です。
私は、ジェフリー・フォード『最後の三角形 ジェフリー・フォード短篇傑作選』(谷垣暁美編訳/東京創元社)を紹介しました。
SFファンに根強い人気を誇る「アイスクリーム帝国」をはじめ、バラエティに富んだ14篇から成る日本オリジナル短篇集です。奇抜な設定に読者を誘い込む手つきが巧みで、それでいて読後には異界に触れた微かなざらつきが残ります。極上の奇想を味わってください。
杉江さんのご紹介本は、ジョン・スコルジー『怪獣保護協会』(内田昌之訳/早川書房)です。
怪獣好きの著者による、軽快なエンターテインメントSF。個人的にはもうすこし怪獣が暴れるところも見たかったんですが、ちりばめられた怪獣ネタがわからなくても、未知の生物を保護するチームを描いたSFとしてちゃんと楽しめるのはさすがです。
カモガワ奇想短編グランプリの大賞および優秀賞を発表しました。
9月21日に発売されたばかりのスティーヴン・バクスター最新作”Creation Node"は本格宇宙ディザスターSF! 西暦2255年、太陽系辺境で『第九惑星』が発見される。ブラックホールかと思われたそれは、突然膨張し、消失、メッセージを送ってくる。
同時期に、二万五千光年彼方にクェーサーが出現し、太陽系を熱し始めた!!!!!!!
あるハッシュタグのついた投稿を一覧するカラム(ハッシュタグタイムライン)があります。
ハッシュタグをクリックすると出るやつです。
これは、たくさんある投稿の中から該当するものを抜き出す機能ではありますが、
『検索』という扱いではありません。
X (formerly Twitter)では検索結果のような扱いになっているかもしれませんが、こちらでは違います。
他方、全文検索でハッシュタグを指定することで結果に表示されるものがありますが、
こちらは文字通り『検索』の結果です。
そうすると、違ってくるのは表示される内容です。
ハッシュタグタイムラインは検索結果ではないので、検索の公開設定にかかわらず、すべての公開投稿の該当ハッシュタグの含まれる投稿が一覧されます。
全文検索未対応のサーバでも表示されます。そして軽い。
ハッシュタグの検索結果は、検索の公開設定による影響を受けており、検索を許可した人の投稿しか一覧されません。
その代わり、ハッシュタグ以外の他の条件を付与して検索ができます。
それぞれ良い面・悪い面があるので、使い分けてください。
But seriously, you can now find our sculpture at Albany Airport! Our first public art piece. Please snap a pic if you’re coming through ALB
倉橋由美子の仕事関連で読んだこの本に、昔の女性作家は、当時ほとんど男性だった批評家から、
「実体験を生々しく(動物的に?)書くと、その〝事実〟のみを評価されるが、芸術として認められなかった」
「かといって社会的なテーマを書くと、調べたデータそのものを評価されるだけで作品は認められなかった」
「生々しい実体験の部分を評価された場合も、たまたま無意識にできちゃったとされて、プロとして書き続けられないとされた」
的な分析があった。(わたしの要約です)
とすると、女性が〝カミュやサドのようにアウトサイダーとして悪書を書いた〟としても、その面も認められなかったんじゃないかな…と思った。どうだったのかな。
「ドイツが出てくる日本のマンガ13選」をドイツニュースダイジェストさんが特集しているよう。
個人的には、青池保子先生では中世ドイツが舞台の「修道士ファルコ」や「ケルン市警オド 」シリーズが好き。エロイカはゴルゴ13的なハードボイルドな面白さはあるのだけれど、少佐の伯爵に対するゲイいじりが痛くて笑えない感じはある。
ひそかに、ドイツを舞台にした漫画として注目してたのが黒田硫黄の「新しい朝」2巻で終わってしまって残念。松本大洋の「ピンポン」は最後にドイツが出てくる🇩🇪。ペコがむしゃむしゃ食べてるドイツの駄菓子、食い入るようにみちゃう。
萩尾望都先生では「11月のギムナジウム」とか「トーマの心臓」もそうだけど、やっぱり「訪問者」が好きだなあ・・白いチョコレートのケーキなんてドイツにない気がするんだけど、と思いながらあのシーンがすごく好き。
実は「オルフェウスの窓」は最近になって読んだのでそこまで萌えがないのです。「辺獄のシュヴェスタ」は中世ドイツだったかな?
マスターキートン、地雷震とかゴルゴ13、政治や歴史が絡む漫画は東西冷戦、統一後のドイツはちらちら出てきますね。
SF読者、1965年生まれ
http://in-our-block.cocolog-nifty.com/koushin/