#虎に翼 で慣用句の誤訳がテーマになっていたけど、外国語学習では大きなハードルなんだよなぁ……。
たとえば大学入試レベルの英文で、知らない単語はひとつもないのに意味がさっぱりわからん、って場合がある。
たいていは成句や慣用句的な表現なんだけど、十中八九は辞書をきちんと調べればわかる。
ただ、このレベルまで辞書を使いこなせる高校生は本当に一握り。
ここまで辞書を使いこなす、というのがすでに中級以上のスキルなんだよなぁ。
さらに、成句・慣用句をそれと気付いて適切にアプローチするためにはある種の「勘」が必要で、これはなかなか教えるのが難しい。
自覚的にトレーニングをしてもらうしかないんだが、これ、といった方法論が見つからないのよね……。
「野党が潰した英語教育改革」って、具体的に何があったっけ……?
教育に関して「行き当たりばったり」なのは文科省であって、野党を批判するのは筋違いでは?
https://x.com/shin_eikai/status/1816627569942466979?t=ze8gdpo4zZ2dU0qibUBbFg&s=09
文アルのオタクによる、小林多喜二が社会運動してたことすら知られなくなったことを、「先入観なしに読めるいい時代」っていうツイート見かけて、国語と社会の授業を蔑ろにされ、小林多喜二が無名になっていることを美談にする神経がわからなすぎて怖かった……。作家が知られなくなったら絶版になるってことも、この界隈の人たちには理解なさそうで、三重くらいの意味で、理解から遠い存在。
マジで受験生、紙の辞書を1冊用意しといて。
バッテリー切れや故障で電子辞書・スマホ使えなくて調べられません、なんてことになると時間がもったいなさすぎるから……。
重くてかさばるから……ってことなら定番の「デイリーコンサイス」で。
#光る君へ を観ていて思うんだけど、今の中高の国語教育に(考え方によっては外国語教育でも)欠けているのは「鑑賞」の視点。
著者の生い立ち、書かれた時代背景、作品が成立した経緯などを多少なりとも知った上で、「味わう」ために理解するスキルを学ぶ、と思えばモチベも上がると思うんだが。
フリーランスの英語講師・翻訳者/通訳者(英語↔日本語)・ライター・コピーライター。
広島県地域通訳案内士。
韓国語・アラビア語・仏語・エスペラント・ヒンディー語など修行中。
「権威・権力大嫌い」のアナキスト。
指導の依頼・相談はウェブサイトからお願いします。