やはり「しっかり使える英語力」を身に着けようと思ったら、英文和訳をきちんとやらないとダメだな。

その英文がどういうことを意味しているのか、きちんと腹落ちするように理解していくには、自分で英文と取っ組み合って母語に落とし込んでいくしかないんだよ。

今年最初の入試合格報告。
ひとつ肩の荷が降りた。

「教科書の丸暗記」ってのは確かに効果的な学習方法ではある。

しかし「掛け値なしの100%暗記」をやらないと効果は半減以下であり、中・高生でここまでやる生徒はほぼ皆無、ってことを踏まえておかないとイカンよね。

なんだかんだ言っても、最も多くの人に効果的な外国語学習方法は「辞書を使ったゴリゴリの訳読」なんだよな、実際。

某大学の某学部、近年の流れから見て、このノーベル文学賞関連の記事を入試にもってきそうな気がちょっとする……。

定期試験の英語で平均点未満しかとれていない中学生、とりあえず「予習」をして授業に出よう。
それだけで定期試験の得点は10点アップする。

ただし、この「予習」は正しくやらないと無意味。

次の授業で新たに学習することの前提になっていることをすべて完全にマスターする。
新たに学習する事項を「どこからでもかかってこい」な状態で待ち受けられるようにする。

そう、「予習とは復習」なのだよ。

国公立大や上位クラスの私大の英語長文読解問題、高校の各科目で学習する内容を知っていると理解度が段違いになる問題によく出くわす。特に世界史・物理・化学・地学。
このあたりの科目の教科書だけでもざっくり目を通しておくと、思わぬところで得ができるかも。

宿題に長文読解問題を1題だすやろ?
1週間でそれだけやればええと思うてるやろ?

こっちはな、「その程度の課題を1日1本こなしてようやくスタートラインに立てる」って思うてるんやで。

「英語ができない」「国語ができない」という生徒の中には、「言葉で表されている『意味』を理解する」というのがどういう営みであるのか、というそもそもの部分が全く理解できていないケースが一定の割合で存在していると感じざるを得ない。

非常にヤバい状況である。

2016年の千葉大、
・ローマ帝国のキリスト教公認
・ケクレによるベンゼン環発見
・ヒットしたハリウッド映画のあらすじ
というエピソードが1本になった長文読解問題を出している。
3つめはともかく、1・2番目は高校の教科書に載っている知識。

こういう「教養」がモノを言うのが大学入試。

いわゆる「一流アスリート」で人権感覚の歪んでいる人間はたくさんいる(あの人とか、あの人とか)。

地雷でしかない。

www3.nhk.or.jp/news/html/20240

個人的には、高校生が学んでいる英文法はむしろ「教えなさすぎ」だろう、と思っている。

たとえば助動詞として法助動詞しか教えず、相助動詞という概念をスルーしていたり、文型における「補語」の概念がかなりゆるくしか教えられていないのは、結構大きなマイナスになっている。

あ~、あのあたりが儲かる方向に持っていきたいワケか。
スズカンの考えそうなことだわ。

kyobun.co.jp/article/202409050

中学の教材で

Aren’t there twelve months in a year?

って例文が出てきたんだけど、これを使うのってどういう状況なんだろう? ちょっとすぐには思い浮かばんな……。

やらないよりはマシ、ではあるんだけど、文科省の施策って結局「絵に描いた餅」になることが多すぎる。

これも「そもそもなり手がいなくて困っているのに本当にやれんのか?」と思わざるを得ない。

yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/ne

現行の学習指導要領の悪影響が加速度的に顕在化してきているのを感じる……。

「来年度から配置」って書いてあるけど、教員志望者が減っている中で具体的にどうやって人員確保するの?そのために用意している予算はどれだけあんの?

そこのところを突っ込んで記事にしてくれよ。

yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/ne

英文和訳を起点に「日本語文をきちんと書く方法」をレクチャーするためのテキスト、コアの枠組みは何とか完成。
後は肉付けが必要だが、これはレベルに応じて実際に演習をしながら体得してもらう形にした方が良さそうだな。

ネタ探しの旅に出るか……。

中学受験で中心になってくる勉強法にかなり大きな弊害がある、ってのは、自分的にはもはや確信になっている。

これ、中位以下の学校の生徒で顕在化するケースが多いけど、上位校でも無縁じゃない。

きちんとまとめて書いて、どこぞにアップするか。

昨日扱った某国立大の過去問。
あぁ、大学で必要となる「英語力」ってこういうヤツだよなぁ……という感じの良問。

少なくとも国立大では、入試偏差値が低めのところでもこういう「筋の通った」問題をきっちり出してくるところが多い。

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