この本、直感で「今こそ読まないと行けない本だ!」と思って衝動買いしたんだけど、その直感は正しかった
如何にしてイスラエル人の多くがパレスチナや他の国を侵略するのに抵抗がなくなったのか、なぜ武力ではなく対話での解決が重要なのかがちゃんと書かれてる
「武力による平和」なんてものははじめから存在しないし、防衛を語りだしたら我々は「戦争やめろ」「武器はいらない」と声をあげなければならない
国やそこで暮らしている人々を守るのは武器ではなく対話なのだから
素朴な疑問は素朴ではない~トランスヘイト言説に触れたら~
https://wezz-y.com/archives/95811?fbclid=PAAaaCX8Xd--k8HmClLNXcMcqFnNWDRkPWven_ys1TQT6FHSapLVvJIT1RIio
「武力で作れる平和はない」――イスラエル出身、ダニー・ネフセタイさんインタビュー
https://d4p.world/news/23615/
#CeasefireNow ガザ地区とイスラエルにおける即時停戦を求めます
https://chng.it/VdgCZ42z
パレスチナ・イスラエル対立における一般市民への基本的人道支援の確保を求めます
https://chng.it/W4bKvHk8
「地方」と性的マイノリティ 東北6県のインタビューから
東京や大阪などの都市圏と比べて語られることの少ない東北地方でのLGBTQ+に関する活動に焦点を当てた一冊。
当事者として顔を出すこと対して、「地方」というより「地元」ということに抵抗がある、家族に迷惑がかかるのを恐れているという声が多い点に関しては正直東北も首都圏や京阪神も変わらないんじゃないかと思った。
震災での当事者の困りごとでマスコミが期待しているようなトイレ問題や同性カップルの受け入れ拒否云々の前にそもそも当事者だと言えないという問題があるという指摘は重要だし、もしかしたら都市圏でも起こりうるのではないかと感じた。
個人的に東北では(シス)ゲイ中心の活動が少ないという点は意外だった。理由として(シス)男性は比較的経済面などから東京へアクセスしやすく地元で活動する必要がないことが挙げられ、男尊女卑を感じずにはいられなかった。
実際の活動では、地域の住民との共通性をアピールして軋轢が生じないように溶け込もうとしている団体もあれば、反対に積極的にアピールして政治的な主張も行う団体もあり、それぞれのやり方があると思った。(無論、どちらが正しいという話ではない)
検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?
「ナチスは良いことをした」という「意見」が物事を多面的に捉えたものでなくただただナチスのやってきた罪を覆い隠そうとする有害な「意見」であることが改めてわかった
そもそもその「良いこと」がどういう背景で行われたのか、それがナチスのオリジナルなのか、その「良いこと」は実際にどれくらいの恩恵を持ち出したのかが本書では論じられているが、その諸々をすっ飛ばして雑に「ナチスは良いこともした」ということが今まで研究を重ねてきた研究者たちへの冒涜と言っても過言ではないだろう
ナチスだけではないが、こういった専門家や研究者たちが長年積み重ねた研究の一部だけを掻い摘んで素人がSNS等で「実はこういう一面もあった」とわかった気になって投稿することの危険性をもっと考えなければならないと思った
よだかれんさんのブログ
重要なことが書いてあるのでシェアします
https://yoda-karen.com/blog/4886/
バービー
トランス的描写やリーン・イン・フェミニズムやホワイトフェミニズムとの親和性を指摘していたリンク載せます
トランス的描写
https://mikinayuta.hatenablog.com/entry/2023/08/13/214000
リーン・イン・フェミニズムやホワイトフェミニズムとの親和性
https://sites.google.com/view/nj51/moviereview/barbie
バービー
一方で、モヤモヤした部分もいくつかあった。
まず、バービーランドにおいてアランやミッジといったバービーでもケンでもない存在に対しては、最後まで軽んじられていると感じた。
さらに言うとアランは「男らしさについていけない男性の象徴」として描かれてはいるものの、途中でケンたちを止めるシーンがだいぶ「男らし」かったし、ミッジはパンフレットも見ると意図的に腫れ物的な存在にされているけれどもそのようにする意味が理解できなかった。
他にも、サーシャがバービーを嫌いな理由自体は結構本質的で向き合うべき問題なんだけど、その中のうち環境破壊や資本主義への批判といった、一見するとジェンダーとはつながりが薄そうな部分に関しては最後までウヤムヤにされていると感じた。
特に、バービーランド自体のあり方がリーン・イン・フェミニズム的で非常にモヤモヤした。
それでも、シネコンレベルの邦画でここまでジェンダーに踏み込んだ作品は観たことがないので、ジェンダーについてもっと知ってもらうために世の男性には観てもらうべきだと思った。
バービー
色々思うところはあるけれど日本の男性陣は観るべき映画なのは確か。
女性に向けられる性的な眼差しや、社会における女性の抑圧、有害な男らしさについての描写がかなりわかりやすかった。
他にも、バービーランドは女性(バービー)中心の社会で「女の子」にとって理想郷的な描かれ方をしつつ、バービーたちがルッキズムやエイジズムを内面化しているのはあらゆる面で皮肉が効いてるなと感じた。もちろん、ただ単に皮肉ってるだけじゃなく最後それらを克服しようとしているのが良かった。(最後の定番バービーの選択はこの意味も含まれていると感じた)
さらに他の人がバービーのあり方かトランス的だと考察していて興味深かった。(正直私は気づかなかった笑)「わかる人にはわかる」という形で差し込んでいくのはシス女性とトランス女性の双方に対してナチュラルに寄り添っていて「やるな」と思ってしまった笑。