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同窓会で会った旧友たちの口から語られるのは他愛もない思い出話ばかり……奇妙な感を覚えた男は「戦時中は辛かった」と水を向けるも、旧友たちは「覚えがない」と驚き呆れるばかり。
どうやら戦争の記憶が抜け落ちているらしい。
そんなはずは、と家族に聞いても同じ反応で「戦争はなかった」と言われ愕然とする。
図書館の本にも教科書にも戦争の歴史は記述されていない。
妻から「昔のことなどどうでもいい。これからのことを考えて」と言われ、一度は納得しかけるも「数多の犠牲者をなかったことにする歴史は大切なものを取りこぼしている」と激昂する。
プラカードを掲げ、ビラを刷り、街頭で「戦争はあった」と訴えるも、男は何処かへ連行されていく。
小松左京『戦争はなかった』

歴史を省みず、あったことを見ないことの恐ろしさを訴えるこの小説は1974年初版。
それから50年、この小説が現実に近づきつつある。



この人がこういう感覚を持っちゃってるの、日本社会の問題だよね😡
「勤労勤勉」が人の価値で、「生産性」だけが人を測るモノサシなの。
『三﨑さんはうつを発症したタイミングで一度生活保護を受けたことがあるが、途中で辞退している。「世の中にはギバーとテイカーの2種類の人間がいますが、ただ周りから受け取るだけの人間にはなりたくない。きちんと自分の手で稼いでお金の重みを知りたいんです」』
news.yahoo.co.jp/articles/e8f2

朝は暴風雨だったのに晴れてきた……よりによって一番暑くなる時間帯に……

本人は正義疲れだと思ってるだろうけど、それただのSNS疲れだから。

何を今さら分かりきったことを……という感じ。
ニートや不登校、引きこもりで繰り返されてきた「本来は支援が必要な人を嘲笑っていたら社会が詰んだ」をまたやるんだね。

www3.nhk.or.jp/news/html/20240

偶然、本屋で立ち読みした小説が「限界集落に引っ越してきた男が何をやっても空回りして集落に馴染めず却って嫌がらせのターゲットになり最終的には疑心暗鬼から大量殺人に走る」という内容で……なんかゲンナリしてしまった。
「因習村」というミーム成立もそうだけど、陰惨な話や人間関係の拗れが最悪の結果を呼ぶ話を作る時に「限界集落」や「田舎」を舞台に選定する手癖に余りにも無批判。
もちろん、限界集落や田舎がパラダイスだというわけではない。
人間関係が難しいのも、色々と不文律に縛られているのも事実だ。
それでも、そうなるに至った理由は必ずある。
中央に見捨てられ続けてきた歴史も、いざという時に公的援助があるまで自分たちだけで何とか耐えねばならない現実もある。
都市部であっても因習に縛られ、変化を拒み、新参者に冷酷であることで結束を強める人間関係や組織は幾らでもある。
そこに切り込まず「限界集落」や「田舎」を選ぶのは何故なのか?
どうして読者ーーとりわけ都会に住む人がその物語を欲してしまうのか?
「新参者にも欠点はあった」と留保さえすれば、その問題は消えるのか?
そこに一種のオリエンタリズムを見るのは決して考えすぎではないと思う。

「リベラルに疲れた」とか「正義への依存だ」とかどうしようもねえ反応が多くて、それに疲れるわけですが、この国は、ともかく与党に対する疲れ、というか、与党がとにかく居座っている。メディアも、それに対して何も言わない過去の戦争犯罪も開き直っているし、謝罪したからいいだろ(それは謝罪でも何でもない)とやっている。

選択性夫婦別姓だって、本当にろくでもない理由で反対している鮮明な馬鹿のせいで通らないし、安く使える奴隷としか外国人を扱っていない。

とにかく、ここ数ヶ月は私は上がいたぶってくることに関して、どうしたものかねぇと思っているし、百合子がいくら票を減らしたとは言え、再選してしまったことに対する怒りもある。なんでこんなに絶望的に無関心でいられるんだろうか?
そして、それは難しいことなのだろうか?

余裕がないからこそ、そこに割けるスペースがないのかもしれないけれども、今なお日本はパレスチナに対する一方的な虐殺を黙殺しているし、愚かなほどに巨額な軍事費で兵器を買っているし、終わるはずがない基地を沖縄に建て続けて、兵士が起こした犯罪を黙殺している。目をつぶったとしてもね、それは起こり続けているんだよ。

〆切に遅れてしまったけれど、何とか書き上げたので上げておきます。
#父親の死体を棄てにいく

kakuyomu.jp/works/168180930837

やたらと眠い一日であった。
起き上がらねばならない。
行かねばならない所があるゆえ……

学校という特殊な環境しか知らないZ世代なら「むべなるかな」としか言えない。
教育においてはジェンダーギャップ指数も低く、今のところは女性管理職もそこそこいる上に女子の大学進学率も高くなったので「男女差別は既に解消された」と錯覚しやすい。
この調査でも上の世代になればなるほど「女性が不平等、不公正な扱いを受けている」と考える人が増える。
おそらく、就労や家事、育児の経験を通して認識を変化させる出来事に見舞われるんだろう。
というか、このグラフからはZ世代男性は女性に限らず発達障害やLGBTQ社会的弱者への冷淡さと「自分たちこそ犠牲者」という被害者意識の強さが読み取れる。
そちらのほうも問題だと思う。

Z世代男性の3割、平等推進は「やり過ぎ」 他の世代の1.5倍 - 毎日新聞
mainichi.jp/articles/20240823/

マイクロアグレッションとそれを生み出す背景について考えさせられる。

Xユーザーの三木 那由他(she/they)さん: 「マイクロアグレッションについて書きました。 有料記事がプレゼントされました! 8月22日 17:20まで全文お読みいただけます。 「ただの気にしすぎ」ではない累積的な害 マイクロアグレッション考:朝日新聞デジタル digital.asahi.com/articles/ASS」 / X
x.com/nayuta_miki/status/18261

COVID19の流行が日本に届いた当時、これで社会に「体の移動は必ずしも必要ない」選択肢が増えるかと思いきやそうでもなかったし、long COVID も社会がいかに「頑丈」な人間基準で設計されているかを見直す機会になるかもしれんのに、そんなこともなさそうだし、なんか「健康で長持ちする人間」中心主義が加速しただけか? しんど。

あれだけ騒いでたオゾンホール、世界中が強力してフロンガス未使用を達成し、今はほぼ解消しているらしい。知らんかった人類やればできる

まずは「なぜ人は戦争には無関心なのに、老人は叩きたくなってしまうのか」をテーマにした論文を、ご自身を省みつつ書くのがよろしいかと。

成田悠輔氏「なぜ人は戦争には無関心なのに、有名人の不倫は叩きたくなってしまうのか」(スポニチアネックス)

news.yahoo.co.jp/articles/ee43

休日なのに仕事をした二日間、明日からもまた仕事。・゜・(ノД`)・゜・。

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