『自分に気付く心理学』という本を読んでいる
み、耳がいてえーーーーーー という内容。

鈴森琴『騎士団長アルスルと翼の王』を読みました。前作に引き続き面白い!
信念があるいきものがうらやましい。この作品に出てくる登場人物(どうぶつ含む)は、ちゃんと自分の大切なものを大切にして生きている。そしてチャーミングだ。
それから、前作でよくわからなかった人外王の行動原理がわかった気がした。というか、わからないことがわかった。彼らには彼らの道理があって、それは都会で生きる1ハム…いやひとりの人間が共感できるものではないんだ。だから人間と人外王とでぶつかるんだけど。
アルスルが皇帝になるまであと数年な気がするけれど、残る人外王は4体。こんどはどんな冒険が待っているんだろう。次回作も楽しみです。

鈴森琴『皇女アルスルと角の王』を読みました。面白かった〜!
魅力的な舞台装置には図解や挿絵があると嬉しかったな……と思いつつ、建物の構造は細かく詰められていなさそうな印象を受けました。しかしそれを上回る登場人物たちのかわいらしさがある。人間よりも知恵と力を持つはずの人外の王が愚かになってしまったのは何故だろう?
どうぶつが少しでもかわいそうなめに合うのは正直辛いものがありましたが、先が気になるので続編も読んでみようと思います。

円城塔『コード・ブッダ』を読み終えました。
さっぱりわからなくてとっても面白かった。途中までは何らか理解しようと努力して読んでいたけれど終盤で諦めて、ちょっと :t_nffufu: となるポイントもあって、でもやはり終盤はただ自分の中に流れてくる砂を滞りなく流すことにだけ集中するような読書体験でした。
オッと思ったところにマーカーを引いてあるので、それを読み返すのも楽しみ。

コード・ブッダ 読み始めた。最初の数ページでもう面白い。

浅葉なつ『神と王 主なき天鳥船』を読み終えました。
ン?!!!??!?ちょっと待って???!!?と言いたくなるほどの衝撃、前巻までと同様早く続きが読みたすぎる。
前巻までは、盲目的なほど信仰心が篤い国で自分の足で歩くことを決断した「人間」の話だったと記憶していますが、なんだかそれだけでもなさそうな予感。わくわくします。

澤村御影『准教授・高槻彰良の推察 10』を読みました。
登場人物たちが仲良くなっていくのを眺めるのはとても楽しいのだけど、物理的な脅威が迫っていく様は見ててウウ〜ッとなる。はやく続きが読みたい……!みんな救われてほしい

レーエンデ国物語を読んでいましたが、途中で読むのをやめました。 

これは今私が読みたい本ではありませんでした。。
露骨な伏線を感じてまもなくどんな悲劇が起こるのかと身構えては「え?そっち?」と肩透かしをくらったような気持ちになったり、登場人物が想いを打ち明けるシーンで「それ今言うの?タイミング違くない?不自然じゃない?」と感じたりしています。
表現にもところどころ違和感を覚えますし(例えば、人の父親を呼ぶときに「(あなたの)父上は」という言い方をする。父上って自分の父親のことを言うものではないの?人の親なら父君とかお父上とかでは?)練られた世界観と登場人物の思考や台詞との間にズレがあり、その違和感に耐えられなくなったので読み続けるのをやめました。
装丁から重厚なファンタジーを期待して読み始めましたが、期待値設定が誤っていたようです。


シリーズものをワッと読むような読み方をしていたので、10冊はすぐに埋まってしまう……1シリーズ2冊カウントとして、このようにしました。

妄想猫観察/迷子
准教授・高槻彰良の推察(シリーズ)/澤村御影
プロジェクト・ヘイル・メアリー(上下巻)/アンディ・ウィアー
図書館の魔女(シリーズ)/高田大介
烏に単は似合わない(八咫烏シリーズ)/阿部智里
博士の愛した数式/小川洋子

去年と違うのは、 タグで気になった本を読めたこと。fediverseと共に良い読書体験のあった1年でした!漫画もたくさん読みました。
来年は新しく覚えた言葉、心に残った言葉を少しでも記録・蓄積できたら良いなと思います。

三川みり『龍ノ国幻想2 天翔る縁』を読みました。
主人公がこれまでの人生に抗い事を成し遂げるまで、これで一段落。あらたな仲間も得て、次巻は彼がメインの物語になりそうです。
ハラハラするけれども裏切らない、読んでいて気持ちが良い物語です。
でも面白いからと言って、ここで調子に乗って全巻まとめ買いするとなぜか積んでしまう謎の癖があるので、一冊ずつ買い足していきます :Shiropuyo_apple:
来春にはコミカライズもされるらしい。楽しみです。

三川みり『龍ノ国幻想1 神欺く皇子』を読みました。
いや〜〜〜またひとつ面白いファンタジーを見つけちゃったな!!!!とほくほくした気持ちです。男女逆転建国宮廷ファンタジーとはすごい宣伝文句だなと思いましたけれども……
理不尽なさだめに抗って生き抜く人と、神(と崇められながらたまに人間界に顔を出しちゃう)龍。この巻では人が生き抜くさまが描かれましたが、果たして次巻以降では龍や国について深掘りされていくでしょうか。先を読むのが楽しみです。

澤村御影『准教授・高槻彰良の推察 EX2』を読みました。
登場人物同士のエピソードが微笑ましいのに加えて、いつも華麗に事件を解決する主人公たちが喧嘩(?)したりなんだか上手くいかなかったり。そんな日の感情の描写が丁寧で、それを乗り越えていくさまに励まされました。

阿部智里 八咫烏シリーズ第一部 全6巻を読み終えました。 

先の『烏に単は似合わない』に続き、『烏は主を選ばない』『黄金の烏』『空棺の烏』『玉依姫』『弥栄の烏』まで。今はもう呆然としてしまって布団の上に大の字になっています。久しぶりにページを送る手が止まらなかった。とても熱量のある物語でした。
それに惹かれて熱中して読んでいたはずなのに、己を顧みて比較して、半端者だと自分を小さく見てしまう私を感じました。物語を通して自分を探す・感じるという体験は……あまりなかったように思います。名作を前に恐れながら、今の私にとって鏡のような小説でした。
結局、どんな方向性だろうがクレイジーに自分を貫き通した者が強い、そういう事なんだろうか。だからといって何かひとつに一生を捧げることを今は望んでいないし、クレイジーなひとたちに翻弄されるひとを放っておけないのが私なので、それはそれで何かの物語になるといいよね、と期待することにしました。

阿部智里『烏に単は似合わない』を読みました。 

……絶句しています……
快感・満足・嫉妬・呆然・興奮・羨望、そういうのぜんぶを圧してくるこれはなんだ。今日はしばらく眠れそうにない。家族には薦めようと思います。

八咫烏シリーズ『烏に単は似合わない』サンプルを読み終えました。お、おもしろ〜〜〜!!!!!ワーッ!ってなってサンプル読んだだけで投稿しに来てしまいました。
導入は大奥的な時代劇調かと思ったら思いもよらないところでファンタジー要素があるう〜〜〜!!!!!
はい、第一部合本版を購入しました。読むぞー

高田大介『図書館の魔女』第三巻、第四巻を読み終えました。第二巻までとは打って変わって怒涛のようで、あまりに先が気になって駆け足で読んでしまいました。とてもとても面白かった……放心しています。知らない言葉と手に汗握る情景描写とで頭がいっぱいになって、読み終えた昨日は何も投稿できませんでした。
私もマツリカたちのように言葉を操れるようになりたい。登場人物、みな芯が通っていて憧れてしまいます。そしてボーイミーツガールの上品な甘さが見え隠れするこの感じ……!新しい体験ができました。読書タグで知った本、読んで良かったです。

高田大介『図書館の魔女』第二巻を読みました。
物語が動いた!ずっと穏やかな日々が続くのか……?と思っていたら大きなうねりが来ました。
相変わらず辞書に助けてもらいながら読んでいます。言葉を司る組織の物語なので、古語や文法に関する記述も多いです。ここは、古文と英文法を真面目にやっていて良かったなと思いました。面白さが増しているように感じます。

高田大介『図書館の魔女』第1巻を読みました。
こんなに知らないことばが出てくる本を、私ははじめて読みました。お恥ずかしい話で、現代小説を読むに必要な語彙はある程度知っていると思い込んでいました。なのに、こんなに語句を調べながら本を読むことになるとは。電子書籍で買って良かったです。
噛み合わせが良くなることばを慎重に選び、敷き詰め、なめらかにならしたように感じる文章でした。これもまた初めての感覚。本を読む時は、そこに並ぶ語句のリズム感を味わうことが多いのですが、これは波立たない、穏やかさを味わうような文章だと感じました。
第1巻ではそれほど大きなイベントは起きず、日常と地続きの新しい試みまでが描かれました。第2巻を読みます。

アンディ・ウィアー『プロジェクト・ヘイル・メアリー』上下巻を読み終えました。とっても面白かった!
やった!これでうまくいく!ともうダメだ……が波のようにやって来るのですが、
なぜか安心できるというか、この作者なら不快な読後感を残すことはないだろうという感覚があったので、安心して感情を委ねることができました。
海外の小説は、登場人物の名前が覚えられない・翻訳前の英文がチラつく等であまり得意ではなかったのですが
この本は登場人物が少ないですし、主人公と一緒に知識を得る体験が出来るので読みやすかったです。読んで良かった。

Day15: 誰かにオススメしたい本・映画・アニメ・ドラマ
これはもうたくさんあるので、今日はSFの推しをご紹介します。
(漫画)
何度も読み返している推しまんが。すこしふしぎ (SF) なもちもちの向こうに見え隠れする人類滅亡危機(?)の歴史と謎が最高の香りを醸し出してまして、読み直すたびに新たな発見があります。かわいい、でもかわいいだけじゃない。私ははやくコンサルにスケジュール管理を任せたい。
matogrosso.jp/serial/printania

天冥の標(小説)
小川一水先生のゴリゴリハードSF。全10巻計17冊の壮大なスペースオペラで、作中で約1万年ほど、様々な時系列でいくつもの種族の生き様を追うことになります。壮大すぎて私などが一言で語ることはできませんがもうめちゃくちゃに面白くて、表紙の絵や帯のデザインも良くてすごい……!と言うしかない。
巻末に用語集と年表が付くタイプのSFをお求めのあなたにおすすめします。読むのに多少エネルギーが必要。

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