庵野ゆき『水使いの森』を読みました。
とても面白い物語でした。単なる不思議魔法ではなくて、現実世界の物理学につながるような丹導学の世界。この世界観のお話をもっと読んでみたい。
……んですけど、水蜘蛛族の女たちが全員揃って厄介者すぎて読んでてヴッ……となり……読むタイミングが悪かった……
澤村御影『准教授・高槻彰良の推察11』を読みました。
前巻が怪異的にも物理的にも危険が迫るものだったので、今回はどうなることかとハラハラしながら読み進めました。ただどちらかというと、登場人物たちが次のステップに向けて決心を固めていくような巻だったと感じました。
メインの登場人物たちがみんな優しくて、読んでいて安心します。次巻も楽しみです。
#読書
庵野ゆき『竜の医師団2』を読み終えました。
医師団の矜持である〈対峙せよ、されば道は開かれん〉を見せつけられる熱い物語でした。そして作者の方々がまさしくこれを実践しています。
あとがきで触れられていた、本作を描く際に決めた『明らかに虚構と分かるよう書くこと』『笑いのある物語とすること』。このふたつに私はとても救われました。病気の話はあまり得意ではないのですが、このおかげでファンタジーとして受け止めて素直に楽しむことができました。
読んで良かった。とても面白くてドキドキしてハッピーになる本でした。
#読書
庵野ゆき『竜の医師団1』を読み終えました。
おーーーーっきな生物と対峙する話、どきどきわくわくする!何かに導かれるように幸運をつかんでいくリョウと、見目麗しく才能豊かなレオ。優しくて人間くさい竜。でもそれだけじゃないみたい。みんな、何かに抗ってほしいものを手に入れようとがんばるので応援したくなる。次はレオニートが吹っ切って幸せを掴み取る番なんだと思う。
解説にもあったけれど、この本の世界には竜がいるけれども魔法はない。すこしふしぎな力ならある。ファンタジーかと思いきやSF(すこしふしぎ)の香り、とても面白い。
ということで次巻を買います!
円城塔『リスを実装する』を読みました。なんだか夢の中にいるような気分になった気もするけれど、一文一文は読みやすくて良い息抜きになりました。再帰的な表現が印象に残ります。
#読書
『自分に気付く心理学』という本を読んでいる
み、耳がいてえーーーーーー という内容。
#読書
鈴森琴『騎士団長アルスルと翼の王』を読みました。前作に引き続き面白い!
信念があるいきものがうらやましい。この作品に出てくる登場人物(どうぶつ含む)は、ちゃんと自分の大切なものを大切にして生きている。そしてチャーミングだ。
それから、前作でよくわからなかった人外王の行動原理がわかった気がした。というか、わからないことがわかった。彼らには彼らの道理があって、それは都会で生きる1ハム…いやひとりの人間が共感できるものではないんだ。だから人間と人外王とでぶつかるんだけど。
アルスルが皇帝になるまであと数年な気がするけれど、残る人外王は4体。こんどはどんな冒険が待っているんだろう。次回作も楽しみです。
#読書
鈴森琴『皇女アルスルと角の王』を読みました。面白かった〜!
魅力的な舞台装置には図解や挿絵があると嬉しかったな……と思いつつ、建物の構造は細かく詰められていなさそうな印象を受けました。しかしそれを上回る登場人物たちのかわいらしさがある。人間よりも知恵と力を持つはずの人外の王が愚かになってしまったのは何故だろう?
どうぶつが少しでもかわいそうなめに合うのは正直辛いものがありましたが、先が気になるので続編も読んでみようと思います。
#読書
円城塔『コード・ブッダ』を読み終えました。
さっぱりわからなくてとっても面白かった。途中までは何らか理解しようと努力して読んでいたけれど終盤で諦めて、ちょっと となるポイントもあって、でもやはり終盤はただ自分の中に流れてくる砂を滞りなく流すことにだけ集中するような読書体験でした。
オッと思ったところにマーカーを引いてあるので、それを読み返すのも楽しみ。
#読書
コード・ブッダ 読み始めた。最初の数ページでもう面白い。
#読書
浅葉なつ『神と王 主なき天鳥船』を読み終えました。
ン?!!!??!?ちょっと待って???!!?と言いたくなるほどの衝撃、前巻までと同様早く続きが読みたすぎる。
前巻までは、盲目的なほど信仰心が篤い国で自分の足で歩くことを決断した「人間」の話だったと記憶していますが、なんだかそれだけでもなさそうな予感。わくわくします。
澤村御影『准教授・高槻彰良の推察 10』を読みました。
登場人物たちが仲良くなっていくのを眺めるのはとても楽しいのだけど、物理的な脅威が迫っていく様は見ててウウ〜ッとなる。はやく続きが読みたい……!みんな救われてほしい
#読書
レーエンデ国物語を読んでいましたが、途中で読むのをやめました。
これは今私が読みたい本ではありませんでした。。
露骨な伏線を感じてまもなくどんな悲劇が起こるのかと身構えては「え?そっち?」と肩透かしをくらったような気持ちになったり、登場人物が想いを打ち明けるシーンで「それ今言うの?タイミング違くない?不自然じゃない?」と感じたりしています。
表現にもところどころ違和感を覚えますし(例えば、人の父親を呼ぶときに「(あなたの)父上は」という言い方をする。父上って自分の父親のことを言うものではないの?人の親なら父君とかお父上とかでは?)練られた世界観と登場人物の思考や台詞との間にズレがあり、その違和感に耐えられなくなったので読み続けるのをやめました。
装丁から重厚なファンタジーを期待して読み始めましたが、期待値設定が誤っていたようです。
#読書
#2023年の本ベスト約10冊
シリーズものをワッと読むような読み方をしていたので、10冊はすぐに埋まってしまう……1シリーズ2冊カウントとして、このようにしました。
妄想猫観察/迷子
准教授・高槻彰良の推察(シリーズ)/澤村御影
プロジェクト・ヘイル・メアリー(上下巻)/アンディ・ウィアー
図書館の魔女(シリーズ)/高田大介
烏に単は似合わない(八咫烏シリーズ)/阿部智里
博士の愛した数式/小川洋子
去年と違うのは、#読書 タグで気になった本を読めたこと。fediverseと共に良い読書体験のあった1年でした!漫画もたくさん読みました。
来年は新しく覚えた言葉、心に残った言葉を少しでも記録・蓄積できたら良いなと思います。
#fedibird
三川みり『龍ノ国幻想1 神欺く皇子』を読みました。
いや〜〜〜またひとつ面白いファンタジーを見つけちゃったな!!!!とほくほくした気持ちです。男女逆転建国宮廷ファンタジーとはすごい宣伝文句だなと思いましたけれども……
理不尽なさだめに抗って生き抜く人と、神(と崇められながらたまに人間界に顔を出しちゃう)龍。この巻では人が生き抜くさまが描かれましたが、果たして次巻以降では龍や国について深掘りされていくでしょうか。先を読むのが楽しみです。
#読書
澤村御影『准教授・高槻彰良の推察 EX2』を読みました。
登場人物同士のエピソードが微笑ましいのに加えて、いつも華麗に事件を解決する主人公たちが喧嘩(?)したりなんだか上手くいかなかったり。そんな日の感情の描写が丁寧で、それを乗り越えていくさまに励まされました。
#読書
阿部智里 八咫烏シリーズ第一部 全6巻を読み終えました。
先の『烏に単は似合わない』に続き、『烏は主を選ばない』『黄金の烏』『空棺の烏』『玉依姫』『弥栄の烏』まで。今はもう呆然としてしまって布団の上に大の字になっています。久しぶりにページを送る手が止まらなかった。とても熱量のある物語でした。
それに惹かれて熱中して読んでいたはずなのに、己を顧みて比較して、半端者だと自分を小さく見てしまう私を感じました。物語を通して自分を探す・感じるという体験は……あまりなかったように思います。名作を前に恐れながら、今の私にとって鏡のような小説でした。
結局、どんな方向性だろうがクレイジーに自分を貫き通した者が強い、そういう事なんだろうか。だからといって何かひとつに一生を捧げることを今は望んでいないし、クレイジーなひとたちに翻弄されるひとを放っておけないのが私なので、それはそれで何かの物語になるといいよね、と期待することにしました。
#fedibird #読書
へむです。旧:齧歯目
はたらくハムスター
ナポリの男たち🍝550円
Outer Wilds ゾンビ予備軍
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