同じタイミングでコロナに罹患した同僚は、隔離中ドラクエ2をやっていたらしい。ロンダルキアの洞窟、大変だよねえ、せっかく抜けたのにブリザードに全滅させられるなんてあるよねえ、なんていう話をLINEで交換している。
同僚はほんとはスパルタンXがやりたいんだけど、とのこと。SwitchのNintendo Onlineで来てない?バルーンファイトやりたくて加入したときに、あった気がする。でも、ないと。ないのか。じゃああれは何だったのか。
ところで30台の初め頃、山形で単身赴任中にエミュレータでDQ3を取り憑かれたようにやっていた。神龍6ターンで倒したっけな?覚えてない。
そう、エミュレータです。SNESとか。調べたらまだあるんですね!大学院生の頃に教わった悪い遊びです。おおっぴらに言うことではないが院生の頃、遊びに限らず研究ツールも本も、海賊版を使ってた。コピーもたくさんした。研究書、高くて買えなかったもんな。ごめんなさい。仕事に就いてしばらくして、色々正規版を購入するようになった。
Wordにお金がかかるのが嫌でTeX始めたんだっけな。Linuxも使ったもんな。
こういうのって、今ならTwitterなら炎上するネタですかね。でもあの頃、金のない学生はよくやっていたと思う。
■ゾコーバ
かかりつけの内科医がお薦めくださったので、即応。広い意味で実験段階だそうだが、かまいません。僕には副作用がなく、効きも良かったです。処方に際して厳重な説明と同意書取られたのは驚いたけれど。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬ゾコーバ®錠125mgの一般流通開始について|塩野義製薬
https://www.shionogi.com/jp/ja/news/2023/3/20230331.html
これ、本当は1錠で7400円します。初日に3錠、残り4日は一日1錠だから、合計で7錠必要で、約5万2千円かかるのですね。ただ9月末までは国がお金を出してくれるということで、実質無料でした。副作用が出なかったという僕のデータも利用されるのでしょう。保険適用されたとしても、なかなかの金額。カロナールで充分!という声もありますが、やはり専門薬を誰でも広く選べるようになって欲しいとは思う。
明日から隔離が解けますが、しばらくは慎重に過ごしたいと思います。(2/2)
コロナのことも少しメモしておきます。たぶん職場のお疲れ会で感染したんじゃないかと思われます。FBで感染報告したら、職場内外の色んな人から自分も!という声があり、こりゃあ第九波ですかねと思います。
■症状と後遺症?
症状は、熱は初日だけ38度、あとはほぼ平熱。喉がやや痛く。背中のだるさ。食欲は万全。あとは関係あるか分かりませんが、飛蚊症的なやつが増えた。偏頭痛持ちのかたなら分かると思いますが、閃輝暗点のようなものが眼球の動きと共に現れることがある。
新型コロナウイルス感染症患者の眼症状 | 新型コロナ関連情報 | 公益財団法人 東京都医学総合研究所
https://www.igakuken.or.jp/r-info/covid-19-info55.html
新型コロナウイルス感染後の目:網膜血管障害 | たける眼科 | 福岡市早良区 高取商店街[西新駅/藤崎駅]
https://takeru-eye.com/blog/02252022-covid19-related-retinal-microvasculopathy/
ホントかいな。しばらく後遺症が続くようなら眼科に行ってみます。その昔あったCMに「芸能人は歯が命」とあったことになぞらえるならば、「研究者は目が命」。(1/2)
(続き)
■エターナルサンシャイン(2004)
娘のお薦め。ふざけてないときのジムキャリーには名作が多いというので。幻想的で切なく、インディーっぽいのが娘の好みと把握。
■ものすごくうるさくてありえないほど近い(2011)
娘のお薦め。スペクトラムの少年が911で亡くなった父の秘密を探る。これはめっちゃ良かった。ハートウォーミング。病床でこそ観るべき。サンドラブロックがいい味を出してます。
■トゥルーマンショー(1998)
娘のお薦め。だがこれは全然だった。でもなー、テレビしかない当時なら面白かったかな。今は模倣的作品がたくさんあって、楽しめなかった。90年代にデビルマン読んだときと同じ感覚。やっぱ時代ってある。
■OLD(2021)
娘がいまいちと思うけどと。いまいちだった。シャマランには期待していたのだが、アイディア一発じゃねえか!って突っ込んだ。出落ちです。
大人になると、一日に映画を複数本観るのは疲れるんすよ。娘は一日3本くらい余裕みたいですけど、こいつ勉強もせずに死ぬほど映画観てるんですね。まあ一芸に秀でるのはいいことだろうと思ってはいますが。この他、ガンガンにお薦めが来ているんですが…本日はやれて「インベージョン」一本くらい。もうお薦めはいったん辞めてもらいたい笑(2/2)
コロナの隔離最終日なので、総括してます笑
ふだんはほとんど観ないNetflixを結構観たのですよ。それもメモしておきます。
■チャウシンチーの熱血弁護士(1992)
くだらん。最強にくだらん。だがそれがいい。時代らしく今のコンプライアンスではアウトなシーンに苦笑。少林サッカー以来ファンになるのは70年代生まれの宿命ですね。なおゴーストハッスルは最初の30分で挫折。90年代の中国(香港)好きなんですけど、若い頃のチャウシンチーは雑過ぎて気持ちが続かない笑
■悪人伝(2019)
マ・ドンソク兄貴がかっこよすぎる。韓国のヤクザも警察も銃使わないんですね。ナイフと腕っ節だけです。半分だけ観て寝ようと思ったのに2時まで寝られませんでした。
■犯罪都市(2017)
マ・ドンソク兄貴にしびれる。正直、悪人伝と何が違うのかよく解らないがしびれる。ヤクザと警察とマドンソクはたぶん金太郎飴なんだろうと見切って、一度マ・ドンソク兄貴から離脱。
■しあわせの隠れ場所(2009)
ドンソク兄貴ですさんだ気持ちをどうにかしたいと思って、ポジティブな気持ちになれる映画を娘(高校1年)にお薦めしてもらった第一弾。ホームレスの少年を引き取ってアメフト選手に育てたという実話。サンドラブロックがかっこよすぎる。(1/2)
(続き)もう1つは2021年に世間を賑わせた、マックスプランク人類史科学研究所が中心になった国際研究に関することで、例の「日本語の原郷は中国東北部西遼河流域の農耕民というやつ。言語学畑からは冷笑的に受け止められた節もあり、言語学界隈からは続報を耳にすることはあまりない。
https://studyu.jp/feature/theme/japanese-roots/
結局の所、進化人類学と言語学では研究対象を観察する解像度というかスコープが違うので、ただちには双方が納得するシナリオには合意できないだろうけれど、うまいこと着地できれば嬉しい。で、本書に拠れば、確かにDNA的根拠と文化人類学的な知見を重ね絵のようにしてみると、そういうシナリオが見えてくるのは分かった。
言語学の実証的な記述研究からこれに直接に接続できる研究があるとは知らないけれど、高句麗地名と日本語のつながりを見いだそうとする研究、伊藤英人氏が追いかけている「濊倭同系論」などは遠いつながりを感じる。
いやー、それにしてもレビューにこれだけの投稿数を使うことからも分かるように、大変刺激的でした。日本語研究界隈では日琉祖語がホットで、日本語系統論はあと数年のうちに違うステージに進むでしょう。その時には今以上に進化人類学者と幸福な共闘が進んでいるんだろうなと思ったりしました。(3/3)
(続き)この本が教える最も重要なことは、ホモサピエンスがネアンデルタール人やデニソワ人と交ざり合って成立してきたこと、ホモサピエンス自体も一本道に歴史を歩んだのではなく、離合集散と消滅、上書きなどを繰り返していることを、DNAから明らかにしたことです。一昨年だかに宇宙生物学の本を読んだが、その時と同じ、分子生物学の知見は、長い生物学の歴史の答え合わせをやっているかのように受け止められる。これほど知的好奇心を揺さぶられる話はないな、って思います。
さて、本書では言語についても若干触れている。DNAから答え合わせできるある集団が、言語によって社会集団となり得ていたことは想像に難くない。言語は本質的にはDNA的根拠を越えて広がりうる、上書きしうるものではあるけれど、実際にはあるDNA集団と強固に結びついていたことは、改めて認識させられる。
話題として出てくる1つは、DNA的には4-5000年前と考えられるヨーロッパ集団の成立です。これまではカスピ海南部のヒッタイトなどアナトリアをヨーロッパ諸語のふるさとと考えてきたようだが、これが北部のステップ地帯、あるいはウクライナにかかるあたりにいたヤムナヤ集団とやらに措定されるべきという。(2/3)
コロナ前から読み進めていた、篠田謙一『人類の起源』を読了。これは2023年の新書大賞第2位に相応しい新書だと感じます。
サブタイトルは「古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」」とある。これまで人骨化石に基づいた、形質的な手法から描写されてきた人類史を、DNAから組み立て直すという一冊。新書なの?という濃密さ。
古代人のDNAを調べる手法は80年代に始まるようだが、「次世代シーケンサ」という手法が2006年に実用化されてから、核のDNA情報全てを読み取ることができるようになって、精度の高い研究が飛躍的に進んだらしい。母系ルーツの分かるミトコンドリアDNA、および父系が分かるY染色体DNA、両方をうまく使ってDNA配列の類型的特徴をグルーピングした現代人のハプログループと、古代人のDNAを比較しながら離合集散のルートがかなりな程度明らかになっている。
2-30万年前にホモサピエンスが誕生して、6万年前ごろにアフリカを出発してというストーリーの具体的な肉付けがDNAを根拠として、これでもかというほどに描かれていて、良質の満腹感が得られた。
すごいなと思ったのは、2022年の出版なのに2021年の知見をたくさん入れ込んでいること。進歩著しい領域なのだろう。著者の姿勢に感服します。(1/3)
お馴染みいらすとやのAI生成機能です。
https://aisozai.com/irasutoya
言語学世界ではよく知られた例のあれのパロディで「頭が赤いウナギの猫」で得られた結果がこの画像です。ちょっと突拍子もなかったか。
途中で「赤毛の」とか「水中照明」とかのワードに書き換えられてしまった。
@suzuken@calckey.jp ありがとうございます。自宅で養生したいと思います。
流行に乗ることがなんでも遅い私ですが、しっかりと陽性判断が下されました。噂のゾコーバの実験台になってきます
酸素系漂白剤でシャツや下着を洗ったら、汗をかいたときに出てくるあの嫌なにおいが消失した。もっとはやくこれをやるべきだった。いま、タンスに入っている衣類も少しずつ漂白しているところです。
なんとなく着たくない気持ちでレギュラーになっていなかったシャツがレギュラー化してます。
ちなみに塩素系漂白剤だと色落ちが心配ですが、酸素系だと色物でもまずまず大丈夫。お薦めです。
新所沢にあるパルコが次の2月に撤退する。約40年、不毛の地埼玉笑の生活に彩りを与えてくれていた。この近所には中学校2年生の時に引っ越してきたが、普通の子どもはしまむら、ませた子どもはパルコだったのが記憶に残る。僕はもちろんしまむら派です。
新所沢パルコの営業終了について
https://www.parco.co.jp/news/detail/?id=1780
全国のパルコを少しずつ撤退させる動きがあるらしい。地方の店舗をたたむリストの中に、我が不毛の地も含まれていたということで。
https://news.yahoo.co.jp/articles/64120691c5d23ea012f8452a16131582ada42d9f?page=4
たかがパルコ、されどパルコ。80年代のパルコ文化もあって、子どもながらにやっぱりちょっとおしゃれな感じはあったと思う。市民としては、夏を惜しむような気持ちです。
今年はさよなら企画でいろんな催しをやっています。
残念ながら2023年はほとんど空梅雨で、傘の出番など数えるほどしかなかった。パルコと時代がきっとずれてしまったように、せっかくの傘も決まり悪そうに展示されている。
自分のために初めて、日傘を買った。アマゾンで6500円くらいのが2500円くらいで販売されていた。紫外線を防ぐ数字が99と書いてあったので、いいものなのだろう。妻にも同じものを買った。
このところの関東の気温や日差しはまっとうではない。夏の台湾でも感じたことがあるかどうかという強い日差し。焼いてやろうという何かの強い意志を感じるとんでもなさです。
日傘のことを学生が「連れて行ける日陰」と言っていた。まさにです。5分ほど日差しの強い中を歩いて、日傘の威力を知る。男性だからという遠慮があったが、もうそんなこと言ってられない…。傘の内側を触ってみると、こたつで「強」にしたときの布団の内側くらいの熱はあった。
もう色々無理なのでは。
日本語学の研究者です。漢字音史、漢語アクセント史を文献ベースで狭くやってます。自己紹介的な論文に、「アニメ『ドラゴンボール』における「気」のアクセント─漢語アクセント形成史の断線から─」(日本語学2022年6月号)あり。データベース作ったり、自転車に乗ったり、珈琲を飲んだり、ジャム作ったりしています。https://researchmap.jp/read0135868