以下は食べたものに関する調査のうんちく語り(早口)
チキン・チリの味や製法は、予想どおり酢豚でした。
気になって検索したところ、やっぱりチキン・チリは「インド中華」でした。インド中華とは、18~19世紀に中国南方からインドに人の移動があったので生まれた、インド料理アレンジされた中華で、おおむね広東料理です。これがネパールにも伝播して定番料理に。
一方のチョウミン/チャウミン(炒麺)は、1960年以降、チベット移民によってネパールにもたらされた定番料理です。意外とテイクアウトの日本人客たちがどんどんチキン・チョウメンを注文しており、ひょっとするとブッダムさんの名物かもしれません。
私は今まであまりネパール料理屋のチョウミンやチリ炒めを頼んできませんでしたが、今夜食べたメニューはとても美味しかったです。身も蓋もないことをいえば、濃い味と油分が疲れに効きます。
なお、お会計のときに店員さんに「私たちもスクティ・チョウミンとチキン・チリ大好き!」と言われました。近代外来料理ですが、ネパールの人にとっても愛すべきメニューのようです。
もうじき発売の新書『トランスジェンダー入門』はもちろん何も知らないがゆえにトランスジェンダーを差別する人や、差別したくはないという多くの(シスジェンダーの)人に読んでほしい
けれども、私はおそらく一緒に書いたゆと里さん以上に、「かつての自分」のような読者を想定しているのだと思います。言葉をもたない、お金もない、情報網もない、トランスジェンダーの当事者やそうかもしれない人たち。身体をどうにかしたいけれど医学的な治療って何するの?とやるべきことが見えない人、親や先生に説明できずに言いくるめられて苦しい思いをしている人、誰も味方になってくれないと世界に憎しみを抱いている人、自身もトランスフォビアでいっぱいの人…..。そんな人たちに届くといい。
【ここまで読んでくれた方へ】
ということで、各地のジェンダークリニックやバー(新宿2丁目以外でも)など、情報があった方が良さげな場所をご存知でしたら、本を送りたいので教えてください。ココへ返信でも、ブログ「周司あきらの自省録」メールからでも。
開発者曰く、Threads は政治やお堅いニュース (hard news) を促進したりしない、Twitter の轍を踏んで怒りに満ちた場にするつもりはないと。 https://www.theverge.com/2023/7/7/23787334/instagram-threads-news-politics-adam-mosseri-meta-facebook
XGの新曲のファッションコンセプト&特撮加工が好きです。アンドロイドやロボット、魚人?
今まで見かけたガールズグループで、一番振り付けや装いが好きかもしれない。
XG - GRL GVNG
https://youtu.be/Xiai4BRzZpU
今夜は、東南アジアや南アジアの新規事務所でインターネットを開通させた経験のある先輩たちから、サーバーの異常の原因がでかいネズミやでかいし鳴くヤモリだった話を聞きました。サーバーのある部屋、暖かかったり涼しかったりするから……
Evernoteが終了しそう(スタッフをみんな解雇したっぽい)というニュースを知りました。とっくに使っていなかったけど、一時期は仕事でもノウハウ貯め場として活用されていたので、栄枯盛衰を感じます。
via GIGAZINE
https://news.ycombinator.com/item?id=36609641
読書に関してはひとり別の時空の人みたいなペースで気ままにやっている人間、去年の秋に出た『Rikka Zine Vol.1』をようやく読みはじめました。めちゃよいです。
ランダムな順番で読んでおり、今のところ千葉集「とりのこされて」、稲田一声「きずひとつないせみのぬけがら」、もといもと「胡瓜より速く、茄子よりやおらに」が特にすきでした。良質なSFとファンタジーを摂取したおかげで、少し呼吸がしやすくなった。
今日ちょうど今年初の蝉の抜け殻をみつけたのですが、ちゃんと背中に穴が空いていることを確かめてほっとしました。
5時から22時まで延々飲むなんて、随分久しぶりでした(※強要は一切ありません)
こっちでも告知をすることにしよう。
【新刊のお知らせ】
8月4日、新刊が出ます。
初の幻想長篇です。
『奇病庭園』(文藝春秋)
奇妙な病気が蔓延し、老人には角が生え、妊婦には翼が生え、世捨て人には鉤爪が生える世界で、天から産み落とされた双子の運命が交錯し——
しっちゃかめっちゃかになっていく世界をお楽しみください。
パンデミックに想を得たポストコロナ文学、ではなくて、2018〜19年に書いてから諸事情あってなかなか発表の機会がなかった不憫な子です。
内容は傑作なので仲良くしてあげてください。
予約等してお待ちいただけると嬉しいです。
ライトな娯楽作である、Travis Baldreeの長編小説Legends and Lattesがヒューゴー賞にノミネートしています。
傭兵だったオークの女性が引退してコーヒー屋を始め、バイトのサキュバスやパン屋のネズミ人間などと協働する話だそうです。題名もおぼえやすいですね。
レズビアン・ロマンス成分も少しだけ有るらしい。
https://www.barnesandnoble.com/w/legends-lattes-travis-baldree/1141022971
ようやくヒューゴー賞の候補作が公表されましたね!
https://locusmag.com/2023/07/2023-hugo-astounding-and-lodestar-awards-finalists/
「エッチな小説を読ませてもらいま賞」にて審査員長賞をいただいたものを公開しました〜 英題(ファイル名)が格好いいですね
フランツ・カフカ ショートストーリーコンテスト
>締め切り日時点で40歳以下であること。ひとり1作のみ応募可能。
>6000字以内
>作品提出締め切り:2023年8月31日(木)
>最優秀賞1名 副賞 東京―欧州往復1週間の旅
>選考委員会:上田岳弘、小山田浩子、藤野可織、チェコセンター東京、 ゲーテ・インスティトゥート東京、 ポーランド広報文化センター、 オーストリア文化フォーラム東京
https://www.kafkaprojekt.com/general-8-1
あら素敵
会社員ときどき文筆業。
Japanese SFF book reviewer & anthologist