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開演までに「駆け込み訴え」再読チャレンジするか……

故郷喪失アンソロジー?(絵画本体も撮影可だが、ガラスの反射で上手く撮れなかった)

東京オペラシティアートギャラリーに来ました。『高田賢三 夢をかける』も非常に良かったが(図録を注文した)、ついでに寄った『となりの不可思議』も奇想絵画のコレクションで相当良かったです。川口起美雄作品が好き。

あれを“同時多発会話とかを駆使した大量の情報の畳み掛けで観客の脳を圧倒する”戦略と理解すると、2連覇を狙うための昨年からの追加要素として“メタ構造”が要求されたのもよくわかるんですよね。

昨日は高校演劇を2作品立て続けに観て、皆さんがだいぶ疲労していたのが面白かったです。1作品1時間を1日に最大6作品(各1時間)+各作品に20分の生徒講評、それを3日、とかに慣れてしまってましたが(既に一度観ているのもある)、確かに異常スケジュールだ……。最優秀の城東が、同時多発会話とかを駆使した大量の情報の畳み掛けで観客の脳を圧倒する、というたぶん現環境のトップメタ戦略を使用しているのもありますね。

なんらかの“界隈”的なものに、属したことはないし/属したくもないし/属せることもないと思うのですが、属していると他者から見做されることは当然あるだろうし、その場合においてそう見做されても許容できる“界隈”とできない“界隈”が確実にある。

これまで名刺を渡したのが、大学の友人3、大学の後輩1、職場の同僚1、という謎の状態(なんなら機会がなくいまだに担当編集氏にも渡せていない)だったので、忘れずに配れてよかったです。

今日は初めてまともに人に名刺を渡すことができ、よかったです。でも既に新しい名刺も作りたくなってきた。なぜって、前回と同じくらいに扉絵がオキニだから。(日記)

ごく狭い範囲へのインフォメーションですが、明日の東京公演の長良高校『星観る者ども』の主人公のひとり・高田賢三の個展が会場隣接の東京オペラシティ アートギャラリーで開かれているのでマストっぽいです。そんな偶然ある? おれは明日午前中に行こうと思いますが、同じルートの人いっぱいいそう。

音読することを忘れていてぽしゃけを呑んでしまった

参考文献リスト、本来はSNSなどではなく参照性(?)の高い場所、可能なら紙で、せめてブログサービスなどで残すべきだとも思うのですが……

参考文献リストです。主として以下の6冊を参考にしました。本当は人狼関係の本も揃えていたのですが、結局狼についてだけしか読めませんでした。
クロード=カトリーヌ・ラガッシュ、ジル・ラガッシュ『狼と西洋文明』高橋正男訳、八坂書房、1989年
ジル・ラガッシュ『オオカミと神話・伝承』高橋正男訳、大修館書店、1992年 
ダニエル・ベルナール『狼と人間―ヨーロッパ文化の深層』高橋正男訳、平凡社、1991年
ミシェル・パストゥロー『図説 ヨーロッパから見た狼の文化史:古代神話、伝説、図像、寓話』蔵持不三也訳、原書房、2019年
ブレット・ウォーカー『絶滅した日本のオオカミ その歴史と生態学』浜健二訳、北海道大学出版会、2009年
西村三郎『毛皮と人間の歴史』紀伊國屋書店、2003年
QT: fedibird.com/@abe_dragonslay/1
[参照]

とりゅう  
【宣伝】 『紙魚の手帖vol.18』に受賞後第一作「狼を装う」が掲載されています🐺🌕扉絵は作者のたっての希望で山月まりさん(@mura_pole)にお願いしました。見て! 完璧に表現してもらえたので、作品説明は省略します。書店には8月中旬頃に並ぶようです。よろしく頼む! https://www...

「狼を装う」について、狼SFは直近で松樹さんの「射手座の香る夏」という傑作がものされているわけで、どのように違いを出せるかというのは当初からの課題ではありました。
細部でいうと、動物乗り(ズーシフト)という超いいタームとどう距離をとるか(実際どうなったかは本編をどうぞ)、匂いの描写をどれだけ入れ込むか、など。
が、プロットを考えていくうち、自然と被りようがないとわかってきて、そこからは不安よりも楽しさが優りました。ある種のオマージュの気持ちでもって書けたというか。

「狼を装う」マル秘情報→ワーキングタイトルは「衣類婚姻譚」(けっこうギリギリまでタイトルは決まらなかった)

した 自慢BTを見てくれてありがとう

とりゅう さんがブースト

阿部登龍 狼を装う 読了。
前作「龍と〜」でも姉妹間の確執が描かれていたが、今作での昔の恋人同士や母娘間で起こる愛憎相半ばする感情描写の巧さでこれが筆者の強みだと再認識した。こういう感情は誰しもが親兄弟友人恋人に抱くであろう普遍的なもので、そこへの導線がしっかりしているので登場人物たちへするりと感情移入できる。感情のアップダウンは物語のアップダウンにも通じ、続く展開へのバネとしての役割も兼ねており、高い構成力を感じられた。衣狼(ウェアウルフ)やトルソーなどの言葉遊び、言葉選びも実に洒落が効いている。タームがお洒落なのが一番格好いいんだから。今回個人的に印象に残ったのはおとぎ話を比喩的に使っていたところで、真の寓意にはお約束をお約束っぽく感じさせずにお約束させる“力”があるなと思った(どこかでパクりますね)。昼と夜の二重生活、獣のスーツということでなんとなく変身ヒーローもののような読み口を感じていたが、前述の寓意力からジキルとハイドが根底にあるかなと推察、ところがスーツの暴走からの……でやっぱりヒーローものの息吹を感じながらの読了となった。筆者の想定とは異なる読み口かもしれないが、“畳まれる”べきものがきちんときれいに“畳まれた”まとまりある良質な物語であると思った。

@kamidana406 それですそれです!>ファッションSF なんのタイミングでしたかね。当時はワーキングタイトルの「衣類婚姻譚」でした。生きた人間、だいすき!

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