おれは動物が好きなので獣医師になり、人間が好きなので作家になったわけですけど、みなさんは何が好きなんですか?
@kamidana406 ありがとうございます! たいへん丁寧に読んでもらえて冥利につきます。いつぞやの通話でお話していた(しましたよね?)のがようやく形になりました。非現実的要素のある中でどれだけ登場人物の感情をたどれるか、個人的な課題のひとつなので、そう読んでもらえたなら安心です。衣狼(ウェアウルフ)あたりはもう、タームありきなので……笑 「おとぎ話」も、意識的にちりばめたモチーフであったので、拾ってもらえて嬉しいです!
個人的な実感では、「ひたすら直線を引いたり真円を描いたりする単純トレーニング」は、文舵の課題よりもさらに手前にあると思うので(※)、じゃあ何があるかな、と考えていました。
まず、上記のトレーニングについて考えてみると、これらは、実作において線を引くときに、各々の線を意識せずとも正確な線を引けるようになるためのトレーニングなのではないか、と思いました。絵を描くことに注力できるように、線それ自体はある程度無意識に引けるといいですよね。
だとすると、小説で言えば好きな文章/上手いと思う文章の「書き写し」あたりが相当するのではないかと思いました。もっと言えば写さなくても、くり返し読んだり、音読したり、暗記したりでもよい。
他にも、写真や動画、イラストを文章で描写してみる、なども検討してみました。が、これは単純トレーニングというにはなかなか高度で、これを単純トレーニングと呼べるようなら、既にかなりの功夫を積んでいる方ではないかと思います。まして文舵をそう思えるのは達人の域なのではないかと。
※文舵課題は合評会を行うか行わないかで全く質が変わるので、ひとりで課題をやってみるというだけであれば、究極的には、高難易度の三題噺みたいなものであるとは言えるかもしれません。
https://x.com/korumono/status/1825034548322636253
創作講座、おれと大戸さんでやらないんスか〜と言っていた覚えがあるが、やるんだ!(全然気づいていなかった)定員15名のフィードバックありはガチガチのやつだ
https://www.filmart.co.jp/pickup/32558/
作家(阿部登龍)。第14回創元SF短編賞受賞作「竜と沈黙する銀河」(紙魚の手帖vol.12)、「狼を装う」(同vol.18)。SFとファンタジーと百合とドラゴンとメギド72が好き。
お仕事のご依頼は東京創元社までどうぞ。
通販 http://abe-dragonslay.booth.pm