昨日は大分久しぶりに小倉駅周辺を訪れました。
メインはライヴを観に行く、だったんですが、ただ行って帰って来るではつまらないからと思い立ち、事前に少し調べて駅周辺の古書店と喫茶店と飲食店を開演前に巡る事にしました。
小倉駅はとても大きな駅ビルというかショッピングモールを擁しているのですが、そこから徒歩でほんの数分の所に写真のようないにしえの佇まいのお店がいくつもあるという不思議な街です。
これは福岡市内の博多駅や天神駅には絶対ない世界。というかかつてはあったのでしょうが既に失われた世界です。
博多や天神周辺は、もう私のような人間が入り込める「すき間」はほとんど残っていない気がしますが、小倉だとまだ余地がありそうですね。
よくお昼の時間に博多駅近辺の人気のない通り(意外に思う人もいるでしょうが、少し足を伸ばせば結構そういう場所は見つかります)を散策していると、そのあまりにも静かな光景に触発されたのか、四半世紀ほど前に作りかけてあまり上手くいかなかった曲のフレーズがふと思い出されました。
その大昔に捨てたはずのアイデアが何故か面白く響いたので、鼻歌と頭の中で、オリジナルのキーを変え、ギターの弾き語りを想定していたのをピアノアレンジに変え、メロディを修正して歌詞を加えて転調を考える、
まで行きました。
不思議なものです。思いつく数秒前までそんな曲を書こうとした事すら忘れていたのに。
こういう事は曲を作る事の最大の醍醐味の一つと言ってよく、こういう思い付きを面白がれれば出来上がったものを誰が気に入ってくれるのか、なんて事はかなりどうでもよくなります。そこをどうでもよいと思ったら本当はいけないのかもしれないですけどね(笑)。
渋谷陽一入院からのDJ交代、そして番組終了。
ワールドロックナウ、ずっと真面目に聴いていたわけでもないのでそこまで強い思い入れはないのだけど、日本の洋楽ロックシーンは終幕なのだなという喪失感。
渋谷陽一が元気になったらまた何か番組やってくれるんだろうか。
UK・USバンドの来日公演も少なくなり、フジロックも邦楽バンドばっかり。
私の20代30代は恵まれていたな。ぴあを買って気になるライブには足を運び、飲んで踊って歌って…を繰り返す金銭的・体力的余裕もあった。(時間の余裕はないくらいめっちゃ詰め込んでた)
これからは自分から取りに行かないと海外の魅力的なバンド情報が入ってこないんだなぁ。
しんどい時代になってしまった。
久しぶりのFirebird投稿です。
この季節になると来年度のNHKの番組改編の情報が公開されますね。今年も公開されたので↓見てみました。
https://www.nhk.or.jp/info/pr/hensei/assets/pdf/2024_jikokuhyo-kokunai.pdf
結構変わるなあ、という印象です。
私の場合主要な関心はもっぱらラジオ(だって朝ドラとかはどう考えても揺るがないし:笑)。朝餉の支度と夕方の帰宅のお供がどうなるか、なんですけど、後者はほとんど変化なしですが前者は割とあるかも。
古楽の楽しみ6時台に復活は嬉しいけど吹奏楽の響きが朝から消えたか~(夕方へ移行したので多分聞けなくなる)とか、FMでの語学枠ちょっと増やし過ぎでない?とか、土曜の朝6時に現代の音楽は場合によってはかなり1日の始まりを重くするぞとか(笑)、色々思う所はあります。
今月の3日は、毎年楽しみにしていた福岡の本のお祭り「ブックオカ」のメインイヴェント「のきさき古本市」 https://bookuoka.com/archives/3755 があったのですが、体調不良のため初の不参加。しかも前日の夜がフラフラで、当日朝に熱があったのに、夕方にはもう引いていたという大変底意地の悪い体調不良でした(笑)。今は8割方調子が戻ってます。
でも残念でしたけど、自分が思ったより悔しくはなかったんですよね。もう何年か前から冊数はそんなに買わなくなっていたし、どちらかと言うと「本を愛する人たち(出展者も、買う人の方も)を観れるのが嬉しいよワシャ」てな好々爺モードで散策する方に楽しみを見出していたので。
ブックオカに関しては基本的には良いイヴェントだと思っているので、応援という意味でも毎年参加していたのですけど、Twitterなので今年も盛況だったのを確認すると、もう俺が応援するぞ!みたいな感じで行かなくても大丈夫かな、完全に福岡の秋の風物詩として定着したな、よかったよかった、と勝手に安心してたりもします。
勿論来年は絶対行きますけどね(笑)。
日本国福岡を拠点に活動する「孤高過ぎるロックンロール発動機関」TARJEELING主宰。
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