よくお昼の時間に博多駅近辺の人気のない通り(意外に思う人もいるでしょうが、少し足を伸ばせば結構そういう場所は見つかります)を散策していると、そのあまりにも静かな光景に触発されたのか、四半世紀ほど前に作りかけてあまり上手くいかなかった曲のフレーズがふと思い出されました。
その大昔に捨てたはずのアイデアが何故か面白く響いたので、鼻歌と頭の中で、オリジナルのキーを変え、ギターの弾き語りを想定していたのをピアノアレンジに変え、メロディを修正して歌詞を加えて転調を考える、
まで行きました。
不思議なものです。思いつく数秒前までそんな曲を書こうとした事すら忘れていたのに。
こういう事は曲を作る事の最大の醍醐味の一つと言ってよく、こういう思い付きを面白がれれば出来上がったものを誰が気に入ってくれるのか、なんて事はかなりどうでもよくなります。そこをどうでもよいと思ったら本当はいけないのかもしれないですけどね(笑)。