あとは、基本的な校正記号のご紹介。「トルツメ」と書かなかったがゆえに発生する悲劇とか、どうして引き出し線(これも校正用語か??)を引いて書き込まないといけないのか、とか、カギカッコとかがよく「く」みたいのに囲まれてるのはなんでか、とか。
実際に出会ったことのある事例を出してきて(いま頭の中から引っ張り出してるところです)ご紹介もできたら楽しいかなと思ってます。さらに、書籍制作用語レクチャーもします!天地、版面、表2とソデってどうちがうの、責了って何、とか、意外となんとなく使ってる言葉って多くないですか?
最後に、質疑応答の時間を設けます。私はプロの編集者ですがプロの校正者ではないので、場合によっては快刀乱麻のお答えというよりは、「うーん、こう書くと編集者としては助かるかな!」みたいに一緒に正解を探る、みたいになることがあるかもしれませんが、誠心誠意答えます!
こんな感じで1時間の講座を予定しています。参加者の方には講座用資料をPDFで配布するほか、Kaguya Planet会員限定で講座ダイジェスト記事を後日(いつになるかは未定)公開予定です。
3月30日の18時から!1週間くらいアーカイヴも残すのでお気軽にどうぞ〜!
校正記号講座のスタンスの話しようかな✏️
前提として私は編集者で校正者ではありません。編集者と校正者の目は結構違うので、校正者の方、ゲラ校正に慣れてる方には「当たり前じゃん」という内容になると思います。対象の方は、「まともに紙で校正したことない、習ったことない」って方です。
まずお伝えしようと思ってるのは、「ゲラに入った鉛筆をこんな気持ちで受け取ってね」ということです。大切な作品にたくさん鉛筆が入ってたり、「辻褄あってない」とかぐさっとくる耳の痛い指摘があったら、自分の人格や才能を否定されたように感じたり落ち込んだりすることがあるかもしれないですよね。
でもそれはぜんぜん否定ではなくて、紙面に残るのだから、最高の作品を載せたい!!という鉛筆入れメンバーからの熱意です。その具体的なところとか、鉛筆入れてるときに編集者としてどんなことを考えてるかもちょっとお伝えできればと思っています。
やはりゲラを読むのは鉛筆にかぎる(古く悪しき編集者のようなセリフだが、文房具好き&紙で読まないと色々見落とす性質なだけ)
校正記号初歩の初歩講座やります〜!
本の各部名称とか、校正記号の紹介とか、テクニック以前の知識を補完して、「こういうときどうしよ」に答えてく系WSです。
3/30(土)18:00-19:00
参加費800円(かぐプラ会員は500円)
オンライン
https://virtualgorillaplus.com/topic/vgplus-workshop-2024-0330/
こちらの方、論稿と、対談で参加しています!一万字ほどの 論稿ではSFを書いたり考えたい人に向けた、SFとマイノリティの想像力が豊かに関わる可能性とSFがマイノリティを扱う時の危険性について、色々な作品や理論を取り上げながら書かせていただいております。
過去に書かれた未来としてのSFが持つアナクロニズムがマイノリティの歴史や想像力とつながる瞬間、トランスジェンダーは想像の存在や思考実験の存在ではないぞという話、そして言語SFとジェンダー理論のこと、なんかを色々な作品を上げつつ語っています。大ボリューム!
https://virtualgorillaplus.com/nobel/sfwj-60th/
日本SF作家クラブ60周年記念企画。作家になりたい人にはもちろんオススメですし、作家と仕事をしたい人にもおすすめ。いまの作家を取り巻く環境を一望できる本です。個人的にも、学生の頃にこの本があったらなあ!と思います(というか会長になる前に読みたかった。無理だけど)。お楽しみに/日本SF作家クラブ編『SF作家はこう考える 創作世界の最前線をたずねて』刊行決定! https://virtualgorillaplus.com/nobel/sfwj-60th/
日本SF作家クラブ60周年事業の一環として、『SF作家はこう考える 創作世界の最前線をたずねて』が刊行されることとなりました。不肖私も参加させていただいております。
特典付き先行予約もあるとのことです。詳しくはバゴプラさんのサイトをご覧くださいませ。
日本SF作家クラブ編『SF作家はこう考える 創作世界の最前線をたずねて』刊行決定! https://virtualgorillaplus.com/nobel/sfwj-60th/ @vagoplaより
MCUドラマ『ホークアイ』オフィシャルガイドの翻訳を担当し、3/27に発売されることになりました!
ジェレミー・レナー、ヘイリー・スタインフェルド、フローレンス・ピュー、アラクア・コックスら俳優陣と製作陣が裏側を語る贅沢な一冊です。
https://www.amazon.co.jp/dp/4046835648?ref_=cm_sw_r_tw_ud_dp_7YHZKGDPWSJ2VDSX592Z_1
個人的な判断で、今回いただく翻訳料の一部はパレスチナを支援するUNRWAと、トランスジェンダーを含むセクシュアルマイノリティの若者と子どもたちを支援するReBitに寄付いたします。
普段の記事にも書いている通り、私はパレスチナでの即時停戦を要求し、トランス差別に反対しています。大企業にもその姿勢を求めていきます。
ちなみに!
齋藤隼飛初の訳書になる『ホークアイ オフィシャルガイド』は、坂崎かおるさんの初単著『嘘つき姫』と同じ3月27日(水)刊行😲
お互い、バゴプラとKaguyaというウェブ媒体からスタートして、別の版元から同日に紙の書籍が出るっていうのは小説より奇なりだ。。
しかもかたやマーベルのガイドブック、かたや短編集っていうのが結実としてとても良いなと思う。
書店で見かけたら両方よろしくお願いします📘📕
https://www.amazon.co.jp/dp/4309031781?ref_=cm_sw_r_tw_ud_dp_3QVEBNRHJ85NGJEVS24V
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日本SF作家クラブ編
『SF作家はこう考える
創作世界の最前線をたずねて』
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Kaguya Booksから刊行決定📚
作家になりたい人や創作を続けたい人の手引きとなる一冊です✒️
https://virtualgorillaplus.com/nobel/sfwj-60th/
パレスチナの性的少数者の支援団体である「アル・カウス」(Al Qaws、القوس)のWikipedia記事を作りました。『交差するパレスチナ: 新たな連帯のために』(在日本韓国YMCA編集、新教出版社、2023)を読んで知り、英語記事を翻訳して作りました。ピンクウォッシングに抗うために。
https://ja.wikipedia.org/wiki/アル・カウス
アイコンはIkumiさんが描いてくださった。