マイク・レズニック賞という短編SF小説賞が新設されていて、今回の受賞者ももう決まったらしいです。公式サイトはまだ更新されていませんが。
https://www.arcmanorbooks.com/resnick
新進作家の支援に熱心だった故マイク・レズニックにちなみ、新進作家の短編を表彰しています。アスタウンディング賞とスタージョン賞のレギュレーションが混在したような感じですね。
受賞者は南アフリカ市民だし、候補者にもシンガポールの人や台湾在住のフランス語話者がいて気になりますね。
ハマ推しですがあの3人はあの3人の閉じきった世界がいいですよね……
主題から脱線したお気持ちかもしれないけど、理解しなくていいから権利を守れ、わからなくても排除するなというのは私もマイノリティ当事者として共感するし賛成する。一方でマジョリティ当事者としての私は、自分が知らない人や物事に対して差別や排除をしない(していない)自信は全然ない。
社会そのものがマジョリティを前提に(マイノリティをいないものとして)構築されているのに、知らなくても排除せずにいられるなんてことが本当に可能だろうか?可能だとして、その範囲はどのくらいだろう?
たぶんこれは私が環境問題に関心を持ってきたことが大きいのだけど、先進国で消費社会を生きている私は、自然を破壊し貧しい人々が家を失い先住民が文化破壊される原因の一翼を間違いなく担っている。それはグローバルな差別構造のもとで起きているから私が自分の考えや気持ち、行動によって一人だけ抜け出すことは不可能で、社会を根本的に変える必要がある。
"差別は構造の問題"なのだから、他の差別もそうじゃないのかな? だから、真面目に(?)差別を解消したいマジョリティの一人として、私は知りたい。少しはベターな選択をしたり社会を変えられるように。
「マジョリティは知らずにすむ」という意味で言えば、知らせることは「知らずにすむ特権」を崩していくことでもあるし。
#文学フリマ大阪 に出店します。
遊びに来てねー😊
📅 9月10日(日)11時〜
🏢 OMMビル2F (谷町線・京阪天満橋駅直通)
ブース:E-03
📚 正井編『大阪SFアンソロジー:#OSAKA2045 』
📚 井上彼方編『京都SFアンソロジー:#ここに浮かぶ景色 』
他
⬇️ウェブカタログ⬇️
https://c.bunfree.net/c/osaka11/!/E/3
小学校のとき、空気の圧縮を体感する理科の教材でなぜか「じゃがいも」をつかった(ジャガイモを筒でくりぬいてそのまま詰め、空気圧で飛ばす)んだけど、みんな使ったジャガイモをそのまま教材といっしょに保管して大変なことになっていた。
情報が出ました。
10月より半年間、NHK文化センター青山教室にて、「幻獣たちの短歌教室」を開講します。
毎月第3金曜19:15~21:15、対面です。
歌会メインで、少し講義もします。
人間のかたの受講も歓迎します。
いくら場が「荒れる」ことだろうと、正しいことを言っているのだから好きなだけ主張するというのは、確かに個人でやるぶんには結構なことだけれど、それが集団のうねりになった結果として「荒らされてしまった」場所で、誰がもっとも傷つくことになるのかとか、そうやって場所が「荒らされた」ことで生まれる傷をケアするためのコストが誰にしわ寄せとして向かうことになるのかとか、まったく想像しもしないのは一体どういうつもりなのか。そんなことは考えるつもりも考える責任もないと言うのなら、もうマイノリティの状況になんて関心がないとはっきり言えばいい。社会運動における「ケア」の問題がこれだけ認識されているのに、どうしてそんな非難の濁流のようなことを続けられるんだ。
目に入るすべての話題に対してTwitter上ですぐに明確に発言しなければ無関心(=悪)とみなされ、発言したらしたでいつ誤読曲解をふくむ批判が飛んでくるかわからない、しかも批判の仕方が極めて性急かつ断定的で罵りに近いものも含まれる、みたいな雰囲気にはマジで嫌気がさしている。
そういう意味で「(SNS上での)政治疲れ」はしてるし、どのSNSを使うにしろ絶対に繰り返したくない。🐘で一番気を付けようと思っている点。
これは「バズり」の問題とはちょっと違って、早く明確に対応するか否かで誠意(もっと言えば人権感覚)を問われているような感じが強くあったんだ、私はね。
アウトプットできないけど知る/考える、SNS以外で行動することも当然重要なのに、そういうものがないがしろにされてしまう。
そして、悪く言えば、SNSでコメントしたりタグを拡散していれば何かやってる気になれてしまう部分もある。
なので、Twitterなくなったら政治や社会問題への動きが絶えてしまうという危機感は、少なくとも日本語圏においては、あまりにもSNSを過大評価してないかって気もする。社会はもっと沢山のものでなりたってる。
アイコンはIkumiさんが描いてくださった。