@biotit 図書館で申し訳ないのですが、學鐙の『サイボーグになる』の書評、拝見しました。克服すべきものとは別の、手話文化が「ある」と紹介されている点や、ふたりの著者を「徹底して謙虚」としている点など、自分が本を読んで面白く感じた箇所が書かれてるな、と感じました。やはりいつか誰かとじっくり話し合いたい本ではあります。
最新のSFマガジンに「孤独の治療法」が掲載されているM・ショウがSNSにいたのでつたない英語で感想を伝えたら、翌日にリプライが返ってきた。ウェブジン隆盛の時代、emerging writerや単著がない作家(ウソ、ある作家でも!)に感想を送ると高い確率でお返事が返ってくる気がしますね…。
そして、ウェブ空間であるからこそ、こうしたことにわざわざ言及すると、「ひけらかし」にも聞こえるかもしれない。ただ、作家にとっては、母国語の外に読者がいると知ることは励みにもなりうる。
1年くらい前までは、感染症で海外に行きづらい時代では「作品のレビューをするための表現に特化した英作文参考書」が出ればいいなあと本気で思っていた。Goodreadsみたいなサイトをかならずしも支持するわけじゃないけど、外国語は、受験やスコアゲームのためだけのものではないはずだから。
@mshaw Hi, I'm Japanese, and read your The Cure for Loneliness in translation with great interest. I felt this story shows us how ambiguous the borderline between rational and mad can be in the specific, extreme situation. It seems to be far beyond a mere horror short story, but a poignant and insightful fiction in our time.
@ayatoyuuki 「ことばと」に掲載された「唯一無二」、「ユリイカ」特集:現代語の世界のエッセイ、双方興味深く拝読しました。とくに後者は、不可避的な変化を蒙った現代文化の一断面について、切実な声でもって語られているような気がしました。
Wes Robertsonという英語圏の社会言語学者による日本のネットスラングについての記事なのだけど、この紹介の手つきはすごい。かなり笑えるし、こういうアプローチの仕方がありえるとは。https://wesleycrobertson.wordpress.com/2023/08/31/japanese-slang-review-august-2023/#Fujikoru
本好き、旅行好き。 海外詩/翻訳文化論/日本文学普及/社会言語学etc.文章のアップはSNSよりも主にブログのほうで行っています。よろしくお願いします。https://air-tale.hateblo.jp/