高橋睦郎や吉岡実など数多の現代詩を英訳してきたHiroaki Sato編の日本女性詩アンソロジー、 Japanese Women Poets: An Anthology: An Anthology(Routledge、2007)。その中で、現代詩の範囲に入ると思われる箇所の目次。左川ちか、多田智満子、阿部日奈子、小池昌代、蜂飼耳らのほか、水原紫苑など歌人の名前も。

安原顕が編集していた頃の「マリ・クレール」の目次。これもはや、女性誌じゃないだろ!ミルハウザー「アリスは、落ちながら」の初出、筒井康隆『パプリカ』の連載、村上春樹、蓮實重彦、浅田彰、吉本隆明…。

池袋のブックギャラリーポポタムにて買ったもの。韓国や台湾やその他のインデペンデント系の作家の完全に未知の本が並んでいて、宝探しのようなひととき。原石を探したい人にとってはこのお店の書棚はわずか数メートル四方の天国かもしれない。

さっぱりしたものが食べたくて、夜に冷麺。盛りつけはネットで見たソウルのお店のを参考にしている(料理人は北朝鮮出身とのこと)。余ったパプリカは、翌日にcookdoのソースでチンジャオロース♪

広尾駅そばの高級めスーパー、National Azabuは海外の輸入食材が圧倒的な品揃えで行ってみて楽しかったです。イランのスープであるアーシュとか、ガーリックオイルサーディンとか、名物のフレッシュピーナッツバターとかいろいろ購入。

きょうは広尾~麻布十番エリアをロシアの知人と散策したのですが、National Azabuという世界の食材を取り揃えた高級スーパーがとても刺激的な場所でした。ヨーロッパ、中東、ラテンアメリカからの瓶詰食材などがすごい品ぞろえで、おみやげとして瓶に入ったイランのスープの素、ガーリックオイルサーディンを購入。商品のパッケージをみているだけでも楽しい!

岡田恵美子、北原圭一、鈴木珠里編『イランを知るための65章』(明石書店)。テヘランの地下鉄には痴漢を防ぐための女性専用車両があり、全員がヘジャーブをつけているので遠くからだと車両いっぱいの鳥の群れのように見えるのだとか。これについてイランの人と話したところによると、女性専用車両は先頭車両といちばん後ろの計ふたつ、朝のラッシュアワーだけでなく、終日女性専用らしい。こんな話を聞くと、イラン社会における女性の地位についても知りたくなってくる。

イランの書道における書体の話も面白い。p105の図版を引用するが、この4つすべて、書かれている言葉が同じだとは。

『最後のユニコーン』の新版が出るそうですが、ビーグルが「くやしい。ぼくは本書のような物語を書きたかったのだ」と最大級の賛辞を寄せた『ボアズ=ヤキンのライオン』もいつか新訳が出てほしいです。

というのは、ユニコーンの物語とライオンの物語は、双子の兄弟のようなというか、片方の作品がもう片方の作品の補助線として読めるような、不思議な関係性をたたえているようにみえるからです。

※コメントの原文は、“I wish I'd written it. It's one of a kind, and those are the only sort of books that mean anything to me.”

SNSで好きな詩を紹介する実験(あくまで部分的な引用)。きょうは現代タイの女性詩人、チラナン・ピットプリーチャーの詩集『消えてしまった葉』(港の人)より。ご本人のサイン入りで所持していて、宝物の一冊です。

神保町のナウカというロシア語専門書店でかつてアレクサンドル・グリーンの研究書を買ったら、末尾のほうで「日本では沼野充義という作家が普及に大きく貢献してきました(知人のロシア人による要約)」と書いてあって胸が熱くなったことがあります。

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