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(フィクション)
🥇幽玄F
🥈ガーンズバック変換
🥉私は命の縷々々々々々
④京都SFアンソロジー
⑤大阪SFアンソロジー
⑥フィリックスエヴァーアフター
⑦ローラ・ディーンにふりまわされてる
⑧ウは宇宙ヤバイのウ![新版]
⑨百合小説コレクションWiz
⑩零合
⑪わたしたちの怪獣
(ノンフィクション)
🥇2ちゃん化する世界
🥈宗教右派とフェミニズム
🥉現代SF小説ハンドブック
④トランスジェンダー入門
⑤検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?
⑥BL研究者によるジェンダー批評入門
⑦埋没した世界
⑧なぜ学校で性教育ができなくなったのか
⑨ウィッピング・ガール
⑩ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと
⑪北関東の異界 エスニック国道354号線
久永実木彦さんの『わたしたちの怪獣』を読了
今までの怪獣SFにないベチベチとした世界の手触りと重みを感じさせる、観念の先に僅かに射し込む希望が眩しい表題作を始め、現実のどうしようもないモタモタ感とギリッとクリアなアイデアが同居したSF短編集。節々に配置するリアル感ポイントが心憎くてグエ〜ッ!小林泰三「吸血狩り」のさらに一歩先を大胆に描いた「夜の安らぎ」、どんなZ級映画にも確かな存在意義があると高らかに謳い上げる絶望的状況の中の映画讃歌である「『アタック・オブ・ザ・キラートマト』を観ながら」も最高なのだが、自分的には時間跳躍絶望工場SF「ぴぴぴ・ぴっぴぴ」がひたすら刺さった。本作や小田雅久仁「農場」、岩城裕明「三丁目の地獄工場」を集めて絶望工場SFアンソロジーを組んでほしい。それよりもせっかく『Sci-Fire 2021』を買ったんだから「ガラス人間の恐怖」も読まなきゃだし、あと同人誌の『パトリックのためにも』も欲しい……
KADOKAWAから出版予定だったヘイト本への批判記事が新たに出ました。
【KADOKAWA出版予定だった本の6つの問題。専門家は『あの子もトランスジェンダーになった』は誤情報に溢れていると指摘
古い診断法の引用、科学文献の読み間違え…。本書の問題をアメリカの医学博士が指摘する】
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_65792b28e4b0fca7ad228fef
草野原々さんの『最後にして最初のアイドル』(早川書房)、現代日本への社会批判的な視点を面白く感じた。
新自由主義において貧しい家に生まれる(いわゆる〝親ガチャに外れる〟)ことは「原罪」を背負っているような感覚だろう、とか。
かといって、金銭の譲渡を受ける(生活保護、返済義務のない奨学金など?)と、相互監視的社会から狡い怠け者だという「聖痕(スティグマ)」を与えられてしまう、とか。
そんな中で、唯物論者が追い詰められると、宗教などではなく「テクノロジー」への非現実的な期待へと進むのだ、と。
(例によってわたしの解釈による要約ですが)
年齢でざっくり区切るのは人間に対して雑すぎるとは思うが、それでも、比較的若手の方の作品を読むと、自然に社会への批判的分析が流れていることがとても多く感じる。
逆に上の世代に行くほど、「問題は多くあるが自分には何もできない。そんな中で粛々と送る日常の大切さを丁寧に描きましょう」という姿勢を感じることが増える。映画もそうかな。
謙虚なふりのナルシズムだし、諦念と知性を意図的に混同させていてシンプルに狡いというか。
などと考えながら、百合小説の打ち合わせへ…🚶♀️
久々にnoteで記事を書きました。
伊藤計劃と『ゲーム脳の恐怖』の関係について、小松左京や草野原々を引用しながら考察してみました。
というか、ほとんど引用で構成されてます。なぜなら、わたしは子供のころから引用が大好きだから……。
ご笑覧ください。
御冷ミァハ vs. ゲーム脳|臓物ちゃん https://note.com/zomo_chan/n/n93110769a9c0 #note
ヘイト本について
これは完全に私の恨み言になってしまうし、今まで知らなかった人がいるのは仕方ないとは思うんだけど、みんなの意見で刊行中止にできるなら中韓ヘイト本がこんなに蔓延る前に止めて欲しかったという気持ちがどうしてもある。
私は当事者なので中韓ヘイト本を見つけるたびに、出版社に意見を送ってきたしネットでも批判してきた。手応えがあったことなんか無い。
どの出版社も中韓ヘイト本を出しているので、私自身も諦めてヘイト本を出している出版社の本を買ってきた。そうしないと読める本がないし、勉強もできないから。
今回、ヘイト本の刊行は批判の声で止められるんだと証明されたことで、今まで中韓ヘイト本が無視されてきたことも証明されてしまったと思う。止められるんじゃん。止めて欲しかった。なので、今からでも止めてほしい。
今日は #国際障害者デー ですね。現代における障がい者の権利を考えるための基礎資料として国連で採択された障害者権利条約の条文のリンクと、その背景にある障害の社会モデルを批判/発展的に継承した障害の人権モデルの論文のリンクを記載しておきます。
人権モデルが良いとも考えてはないですが、いつまでも障害の社会モデルに言及すれば障がい者についてわかっていることになる、わかっていることを示すえるような状態が続いていることには私は批判的です
↓条文
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jinken/index_shogaisha.html
↓論文
https://www.jdnet.gr.jp/report/17_02/file/The social and human rights models of disability.docx#:~:text=人権モデルでは、人間が,の中に置く9。
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#かぐやフェス 2023、閉幕🎉
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🏆かぐやSFコンテストの授賞式
🆕かぐや新プロジェクト発表
📚参加者による物販コーナー
63名の参加者の皆様、本当にありがとうございました😊
https://virtualgorillaplus.com/topic/kaguya-festival-2023-closed/
上雲楽「我々へ」と大滝のぐれ「フルーツバスケット・セレモニー」は異常な世界を説明もなく投げっぱなしで提示することで逆に強い説得力を持たせてるのがたまらん。
水町綜「窺える死」と青島もうじき「ガシャン」はどちらも題名と内容のギャップが凄いけど、読了後に腹の中で納得してしまう抜群の完成度。逆に題名そのままの内容な常菱聞「離婚式」も末期感がヤバいよ〜。
そして大トリである瀬戸千歳「飛光」は、儀礼に縛られた世界を打ち破る鎚のような力強い作品。同じく儀礼から抜け出す話である藤井佯「白鷺憑姫」は血泥を這って進むような暗さで読者を呪うような凄味があるけど、「飛光」は崖っぷちから差し込む光のような、ラスト一文の輝きといったらないよ……!
これで全部じゃないけど、とにかくもう全部が凄すぎる作品ばかり。もっとまだ噛み砕いて解釈したい作品がまだまだいっぱいあります。
紅坂紫さんが企画・編集した〈通過儀礼〉がテーマのホラー掌篇アンソロジー『INITIATION』を読んだので感想。
一番刺さったのが三世拓也「幇助旅館」。夏でも日照時間が五時間ほどしかない山間部にその村はあって、という書き出しにまず斬られた。田中哲弥『猿駅/初恋』のトラウマが蘇る怖さ。
ときのき「友愛会」もすっごく好き!何気ない出来事から異常な世界の全貌が徐々にクリアになっていく、どこに行き着くかの不安が別ベクトルのホラーという感じで脳が焼かれそう。同じ理由で稲田一声「丸くなったね」と鯨井久志「室崎凛「解剖学教室就任の挨拶」より抜粋」もツボに刺さりまくり。
渋皮ヨロイ「完璧な静寂」と阿下潮「真眼を得る」は通過儀礼そのものを真正面から描いた王道ホラー。架空の儀礼のディテールの細やかさに舌を巻く。「完璧な静寂」は儀礼を包み込む社会そのものを一から想像し、「真眼を得る」は世界の皮一枚の向こうからじっとりとした闇がこちらを観ているかのよう。
紗梨奈「適応済み」は儀礼ではなく〈儀礼の不在〉を描くことで白い空漠がどこまでも広がってるような恐怖を描く。
紅坂紫「さやかに」もまた儀礼の外側を描いた作品だが、タイトルの意味がわかった瞬間に鉛を飲んだようなダメージを食らって内臓が抉られそう。海を見るたびに思い出しそうな重さ。
ゆるゆると創作中。SF&百合ラブ。元「臓物ちゃん」です。よろしく。