三木那由他『会話を哲学する コミュニケーションとマニピュレーション』(光文社、2022)読了。
会話とはどういった営みなのだろう。本書では「コミュニケーション」と「マニピュレーション」の両輪で考える。「コミュニケーション」を、一般的なバケツリレー式のものではなく、「約束事の積み重ね」と捉える。「マニピュレーション」は会話を通じて誰かの心理や行動を操作しようとすること。
全編でフィクション作品を次々取り上げ、その二つの観点から分析していく。
興味深い事例が多数引かれ、これを機に読んでみたいと思う作品も多数あった。
最終章の第七章「操るための言葉」は悪質なマニピュレーションをいかに非難するかに踏み込んでおり、とても参考になった。
#読書
今晩はパプリカとピーマンの肉詰め、茄子の浅漬、ノルベジア9ヶ月。
パプリカとピーマンの肉詰めは、豚肉200gに胡桃を40gを、出始めのバジルをわっさり、卵2個、焼麩16g、塩小匙2/5、胡椒少々、ナツメグ少々、グローブ僅かをFPでガーッと撹拌して、肉厚のパプリカと小田産の肉厚のピーマンの半割りに詰めます。ピーマン側を2分、肉側を1分半ほど中火で焦がしたら、15ccほど水を入れ、蓋をして強火で1分蒸し、火を消して15分ほどそのまま蒸らします!肉タネが甘い……!!ふんわりジューシーで美味しい……!!蒸すので、生焼けを心配せずにできます!!どんなに肉厚でも、蒸らすとふっくら甘々になります……。パプリカが甘々!!ピーマンも苦旨い……。
お酒はカリフォルニアのATOM。とても合う……!!
#幻聴と闘う晩御飯
#fedibird
今晩はラムセロリ餃子、葱の辣油醤油炒め、アボカドぽん酢。
ぎょぱだよ!!
ですが、まずは前菜。葱を斜め切りして、『マルホン 純正胡麻ラー油』で炒めて、サッと醤油を焦がします。葱が甘い……!!
アボカドには、ぽん酢を少し。フルーティ……。
ラム肉はジンギスカンのタレを大匙3くらいと、やっと出始めたバジルとでFPでガーッと撹拌して、大蒜1片、生姜1片を炒めて香りが立ったところに合わせて炒めます。さらにセロリ3本を0.6mm角で切って、6月に入ってちょっと買いやすくなったキャベツを同じ幅で切って合わせます。火が通ったら、セロリの葉のみじん切りしたのも合わせて、小匙1の片栗粉を水で解いて合わせ、とろみがついたら餡のできあがり!
それらを全てを餃子の皮で包んで、ホットプレート230℃でカリッカリに焼きます。
餃子そのもので鹹味を決めて、酢胡椒で頂くと減塩に。酢でからめてから、胡椒をガリガリ擦ると美味しい……。
あぁ、セロリとバジルの爽やかな風味が濃厚な味わいのラム肉と最高……!!餃子の皮2袋分(一人30個分)ペロッと頂きました!!
ワインはピノ・ノワール。カップリングが難しいワインだけれど、ラム肉には最高に、合う……!!
#幻聴と闘う晩御飯
#fedibird
奥村隆『他者といる技法 コミュニケーションの社会学』(筑摩書房、2024)読了。1998年に日本評論社より刊行された単行本の文庫化。
問いを読者に投げ返す「透明な描き方」を目指す。第一章では「思いやり」と「かげぐち」の技法。第二章は「私」を破壊する「私」について。第三章は、本書の白眉とも言える、異質性に対象する技法。第四章は中間階級・きちんとすること・他者について。第五章では自己啓発セミナーにかんする雑誌の分析による、非難の語彙と市民社会の境界について。第六章は、これも実に素晴らしい論考で、理解の過少・理解の過剰について。
「承認と葛藤の体系としての社会」のなかで、「私たち」は存在証明を危うくしすぎないように他者からの承認をうまく得るために、さまざまな技法を利用している。
解説の三木那由他も良く、ひと時代前の論考でありながら、繰り返し起こっている問題についての深い洞察がある。読んでいて、内省的な不安も湧くが、とても良い論考だと思う。
#読書
俳人・岡田一実。俳句とか考えごととか。美味しかった話とか、読んだ本の記録とか、香水(主に量り売り)とか、旅のこととかいろいろ揺らぎつつ。幻聴があり、人生はだいたい徐行。リブ返しはちょっと苦手。体調によっては返せません。
HAIKU,for its own sake. she/they
句集に『境界ーborderー』(2014)、『新装丁版 小鳥』(2015)、『記憶における沼とその他の在処』(2018) 、『光聴』(2021)、『醒睡』(2024)。単著に『篠原梵の百句』(2024)。