「戦後のヨーロッパにおける前衛音楽の隆盛には、じつのところ、アメリカを盟主とする自由主義陣営からの資金援助が大きくかかわっていました。自由主義諸国の前衛の作曲家たちは、新たな芸術音楽の可能性の探求にひたすら邁進していたのであって、けっして政治的な意図をもって作曲していたわけではありません。むしろ、政治といったものとは無関係だとさえ思っていたでしょう。しかし、そうした作曲家たちの意図とは裏腹に、実際には、彼らの音楽は、西側の反共産主義政策の中に重要な文化的手段の一つとして組み込まれていたわけです。」
(近藤譲「ものがたり西洋音楽史」岩波ジュニア新書892/2019年/274ページより引用)
『ジョーカー2』、不評みたいだけど(それだけに私としては逆に観て観たいのにまだ観てないけど)、幾つかの評に目を通しての私の想像では、多分、“2”の方は「正気の世界」なんだろうなと思っていて、最初の『ジョーカー』は狂気に救いを求める(そして実際に最高な気分になれちゃってる)世界だから、ある種の開放感をそこに見た人たちは“2”ではガッカリしちゃったのかな…と思ってる。
私は、それを「正気に戻して」彼らをガッカリ落胆させて、その耐えがたい鬱々とした現実に持ち堪える力(その力を付けてからでなければ、「現実の巨悪に対して吹けば飛ぶような自分の小さな力で、仲間たちと力を合わせて、闘う」ことはできない)をつけていって貰うことを仕事にしている。
って言うか、おそらくは、むしろ臨床でお会いしている人たちは、何らかの形でその状態を「苦しい」と感じて、「治療」を求めてやって来る訳で(来た当初は「あなたは間違えていない。あなたを認めないその上司が(妻が、夫が、恋人が、あなたが恋心を抱いた人が)おかしい」という言葉を私から引き出すことが目的であったとしても)、まだ自分の中で苦悩を体験できている分だけ、まだ対話の可能性があるさえ言える訳で、
それが出来なくなっている状態の人は、もうとっくに、自分の中の「自分の邪魔をする“他者”のせいで、世の中は自分の思い通りにならない」という苦悩を、その“他者”に言語的、身体的暴力を振るったり、その「自分を認めない許しがたい世界」をメチャクチャにして腹いせをすることに快楽を覚えてしまっているので(周囲は迷惑しているけど、本人は愉快でいられる)、面接を求めて来る動機づけを持っていない。
臨床では、自分の弱さを完全に否認している、表向き、社会の中ではとても低姿勢で(むしろことさらに低姿勢な人は少なくない)生きてはいるものの、心の中の世界では、こっちがビックリするほど尊大で、万能感に満ち満ちた人って、ものすごく多い…ってか、そんな人ばっかりなのが現状なんだけど(多分、そんな人の中で、現実世界でも本当に成功しちゃった人がイーロン・マスクとかなんじゃないかな。私が臨床でお会いしている人たちは、自分もああなるのが当然で、そうなっていないのは、何かの悪意とか、不運とかのせいだと思っている人たち)、
仕事始めた当初は、「世の中にはこんな人もいるのか」くらいに思ってたけど、今の世の中、実はそんな人ばかりで溢れかえっているんじゃないかというのが、Twitterやってたり、実際の社会での選挙結果を見たりしての、最近の私の感想だな。
やはり間違いなく石丸伸二の時と同じで、騙されている「その他多数」がいるにしても、後ろで糸引いている大きな力があると思う。「熱狂的」な人たちはともかく、おそらくそれがこれまで漫然と自民に入れていた「何も自分で考えられない人たち(多分、権威主義ではある人たち)」を誘導している。
https://x.com/tnk_knch/status/1855400016971804731?s=46&t=7ijHXvOVYdXMvERcNmfP7w
なるほど「可哀想な権威者」に同情的になる心の動きが投票行動に繋がってるのか。奴らはいつも「強い怖い左派に迫害されている被害者」を演じる。安倍晋三もそうだったけど、それってジャニオタなんかにも通じる心性だと思う。有権者の幼児的な万能感。自分を虐待する親を守ろうとする幼い子どもの心。
https://x.com/tsuyo0618/status/1855404771030786173?s=46&t=7ijHXvOVYdXMvERcNmfP7w
それなりに有名な政治家を「守る」んだから、自分が一番強いと感じているんですよね。有権者の自らの弱さへの否認がその背景にはある。だから被害者としての自分を認識できない。同時に「何となく有名であったり、大勢が支持していたりする人に乗っかっていれば安心」というユルフワな権威主義もそこにはあると思う
性被害の消防士、組織に不信感 ぞんざいな対応、からかいも #47NEWS https://www.47news.jp/11745580.html @47news_officialより
FB(積極的に使っていないけど、時々用があるので見てしまう…)でよく見かけるGaza Soup Kitchenというところに少し寄付してきた。
アメリカにいる兄が資金集め、ガザにいる弟がスープキッチンを回しているとのことで、個人運営だからNGOのように会計が公開されるわけでもないけれど、FBのポスト内容は真摯なようだし、メディアの取材も受けているし、小さなコミュニティ(でも3000人に供給しているとかすごい)を支えているようなのでいいかなと。
A small deer from the archive. It just fits so well. Have a nice weekend🦌 🌞
そんなことまであるのか…。
さすがに避けようがないよな。
運が悪かったと思って諦めるしかない。
マカオで80代男性が”人食いバクテリア”ビブリオ・バルニフィカス菌感染…今年6例目、調理中に魚のヒレが指に刺さる | マカオ新聞|The Macau Shimbun https://www.macaushimbun.com/archives/53139
防衛費5年間で大幅増の43兆円、実際は60兆円近くに膨張 そのわけは…:東京新聞 TOKYO Web https://www.tokyo-np.co.jp/article/222914
え、防衛省サイレントでやってんの?
クーデターでも起こすつもりなのか。
プロセス間違えたらあかんやん。
おれ個人、国民健康保険の被保険者なので上限をもっと引き下げてくれると助かるんだがと思っていたところ引き上げかよ。
病人は治療を受けたかったら借金しな、ってか。借金したくなかったら治療なんて贅沢なもん受けずにとっととあの世に行けってか。ホンマ大した政府やな。ふん。
いさ哲郎 中野区議会議員 日本共産党
(isatetsurou)さんのツィート。
>特大のやばい改悪が来る…
高額医療費の上限引き上げ、払えない人続出でしょう。医療を拒む人も出てくるかも。
他方、軍事費は5年間で43兆円も積み増し。こんなのは間違っている。
医療費上限の引き上げ検討、政府 自己負担、時期や幅が焦点に(共同通信)
https://x.com/isatetsurou/status/1855025986540302375
立憲民主党 委員会 委員一覧
立憲民主党・無所属 【委員会配置】
https://cdp-japan.jp/about/committees_of_diet
そこらにいる普通のオバサンです。私たちの社会を憂う人たちの頭数のひとつとして、自らの五分の魂のために、言いたいことを書き散らします。コロナが怖いから今は引きこもりちう。性格は悪いです。