BT
国末憲人氏が今年から移った(一種の「天上がり」?)東大先端研については、先日も書きましたが、なんかあの研究所(とくに池内恵氏のラボ「ROLLS」)、いわゆる普通の「保守」とかいうのを越えて、「極まっている」感じがします。
(国末氏は、小泉悠氏などと同様、池内氏のラボ所属みたいです)。
今、先端研のROLLSのページを見たら、6月にやるイベントで「王子殿下」と敬称がついている外国の人の講演が予定されているみたいなのですが、その人、いま現在その肩書きの地位にないようなのですよね・・・。
どうも、エジプトの王様の孫として生まれ、革命で王制はなくなって、いまは王子を「自称」している人らしいです。(「竹田」さんみたいな?)
大学の研究機関がそんな自称に合わせた呼び方をしてあげているの、ちょっとびっくりです。
朝日新聞GLOBE+アカウントの「王室」推しとあいまって、おどろくほどの復古ぶりにめまいがします。
こういう復古ぶりとあの人生相談の「冷笑」が合わさっているのが今の朝日なのだなぁと思わされます・・・。 [参照]
しかし、この池内氏をリーダーとするrolesという先端研のグループ、トップ池内、次席小泉悠、三席にスパルタカス君の所謂「国際似非ジャーナリスト」氏が「特任教授」としている。
このグループ、KCIAの創設メンバーやら、ネタニエフの右腕やら、「怪しい」人達を招いて講演してもらっているようだが、今度は1952年のナセルの自由将校団による革命によって倒されたムハンマド・アリー朝の末裔を連れてくるらしい。
しかし「王子」と名乗っているが、一体どこの王国なのか?エジプト王国の王子ということになると、共和国エジプトが黙っていないのではないか?
ま、勿論フランスでもブルボン朝の末裔はいて、内輪では王太子(dauphine)と名乗っているかも、だが海外でそれをすると大変なことになる。
それにしても先端研、あの「玉井克哉」さんと経済安保法案で活躍した「チーム甘利」の一員、国分俊文氏も「特任教授」。国分氏は国分氏は元来大手コンサル出身で研究とは何の関係もない人物である。
安部・甘利人脈で固めた「経済安保マフィア」の要として動き回りつつ、先端研特任教授の肩書も得ているようだ。
近年、研究とも教育とも関係のない、政界とのパイプを利用した「稼げる大学」が前景化しているが、その「先端」ということだろう。 [参照]
アレクサンドリア(正)