第1章まで読んだけど助かりすぎて………BLがどういうものなのかについては、そうは思わないな…なとこもあるけど 親密性のコードの話とか面白くて…もう1回読みたい…(今読んだとこなのに?)
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455576.html
3章終わり際に「現代社会において女性のホモソーシャルな親密性の表象がいかに困難であるか」ってのがあって、モリミュで最近YouTubeに上げてた各回の楽曲眺めて(特にop.5「友のために」とop.2「シンデレラ戦争」を並べて見て)「なんで男男はこんなふうに描けるのに、女女はこうなっちゃうんですかね…」と思っていた人間に刺さったね
あーなるほど、私的領域では恋愛(異性愛)>友愛(これら2つの違いはセクシュアリティの有無が決定する)、公的領域は恋愛が存在せず(排除され)、友愛が上位にくる、そして男性には公的領域で友愛関係を、私的領域で異性愛関係を結ぶことが奨励されるのに対し、女性だと私的領域で異性愛関係を結ぶことが強く奨励され、公的領域におけるパーソナルな関係を肯定するコードが存在しない よって男同士のホモソーシャルな関係は公的領域に閉じ込められ(そしてそれを支配し)、女同士のホモソーシャルな関係性は公的領域で築きづらく、私的領域において、異性愛関係と競合して「恋愛>友愛」の図式により下位におかれることになる 公的領域においてホモソーシャルな関係を築くことによって得られる利益の男女間の差異の話も含めて、おおよそ納得がいく
4章読んでる p.192「したがって、「○○攻萌え」「△△受萌え」という萌え要素は、キャラクター単体の特徴というよりも、関係性に対する萌えを示していると考えられる。」この前後の説明がかなり的確で笑っちゃった