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第1章まで読んだけど助かりすぎて………BLがどういうものなのかについては、そうは思わないな…なとこもあるけど 親密性のコードの話とか面白くて…もう1回読みたい…(今読んだとこなのに?)
shin-yo-sha.co.jp/book/b455576

3章まで読んだ 面白いな…2.5次元ではどうだろうな、ってのを思ったり それはそうとこうして虚構と現実を扱ってきたこと自体に問題があったのではないか、とも感じるが

3章終わり際に「現代社会において女性のホモソーシャルな親密性の表象がいかに困難であるか」ってのがあって、モリミュで最近YouTubeに上げてた各回の楽曲眺めて(特にop.5「友のために」とop.2「シンデレラ戦争」を並べて見て)「なんで男男はこんなふうに描けるのに、女女はこうなっちゃうんですかね…」と思っていた人間に刺さったね

4章読んでる p.192「したがって、「○○攻萌え」「△△受萌え」という萌え要素は、キャラクター単体の特徴というよりも、関係性に対する萌えを示していると考えられる。」この前後の説明がかなり的確で笑っちゃった

微妙に悲しくなりながら5章を読み終えた この悲しみは5章だけのせいではないと思う(op.5の影響とか)けど、私は「それなら…それなら恋愛じゃなくていいです」って…そう、思って………p.244 「やおいにおける男同士の恋愛の表現は、やおい愛好者自身の恋愛をめぐる境遇ではなく、社会の中で恋愛がおかれた状況に規定されているといえる。」 ええ、まぁその文脈で言えばそうね

恋愛のコード、友愛のコード、か……………

なんというか、今の私の気持ちとしては「とりあえず一旦排他性放り捨てようぜ、そんで拾うんなら後で拾ってもいいけど一旦は放り捨てて考えてみようぜ」だから……

逆に「なぜ排他性がそこまで徹底的に追求されるのか?」と問いたい気持ちもある どうして

あーー それは理解出来るかもしれない…p.271「ある関係に友愛のコードが適用されるかどうかには、公共性の有無が関わっていると考えられる。」「公的領域は男同士のホモソーシャル関係に支配されている」「女同士の親密な関係は単に親しいだけの間柄で、公共性がないとされる(したがって友愛のコードが適用されにくい)」

泣きそう p.272「異性間の性的な関係が親密な関係の代表格とされている現代社会において、ホモソーシャルな強い絆はジェンダーを問わず異性愛と並立しがたいものになっていると考えられる」 これホモソーシャルな絆はもちろん、ヘテロソーシャルな絆にも言えることだろうな…

「共謀と抵抗の相互浸透」か……

「不従順な想像/創造力」めっちゃ良くない????p.286「不従順な想像/創造力は、社会で通用している記号と意味の関係を変えて今までとは異なる意味を付与し、新たな何かを想像/創造するものである」 私が「読解に力がある」って言ってる時言いたかったことと重なる部分がある…

1章再読
p.29「社会の中で権力がどう配置され、社会秩序がどのように構成されているかによって、性的なものと非性的なものの区分が規定されるが、その境界は明瞭ではない」
これ「男同士の絆」が元になってる論なんだ やっぱ読んだ方がいいな

ルーマンの「情熱としての愛」も読みたいな

ここでいうセクシュアリティ、多分恋愛的指向と性的指向を同じものとみなした時のそれなんだよなぁ… そうじゃないと友愛と恋愛を比較した時のこのことばが成り立たない しかし、それだとどうしてそれが一致した(というかひとつの)もののように扱われるようになったのか、の話ができない

論の筋道は理解できるし、いや、それにしてもインパクトすごいな……p.60「公的領域において男性と同じような形で権力に接近することが妨げられている女性にとって、異性愛は社会的資源を獲得する唯一の近道になっている。」

あーなるほど、私的領域では恋愛(異性愛)>友愛(これら2つの違いはセクシュアリティの有無が決定する)、公的領域は恋愛が存在せず(排除され)、友愛が上位にくる、そして男性には公的領域で友愛関係を、私的領域で異性愛関係を結ぶことが奨励されるのに対し、女性だと私的領域で異性愛関係を結ぶことが強く奨励され、公的領域におけるパーソナルな関係を肯定するコードが存在しない よって男同士のホモソーシャルな関係は公的領域に閉じ込められ(そしてそれを支配し)、女同士のホモソーシャルな関係性は公的領域で築きづらく、私的領域において、異性愛関係と競合して「恋愛>友愛」の図式により下位におかれることになる 公的領域においてホモソーシャルな関係を築くことによって得られる利益の男女間の差異の話も含めて、おおよそ納得がいく

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