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『At The Montreux Jazz Festival』(Bill Evans)

ピアノのビル・エヴァンスがリーダーだが、彼一人が支配することなく、ピアノ、ベース、ドラムの三者のそれぞれに聴かせどころが設けられている。ベースとドラムだけのパートも数多くあり、聴かせる。全体を通して落ち着き払った一枚で、心が安らぐ。

『Gretsch Drum Night At Birdland Vol. 2(Live)』(Art Blakey他)

ドラマー4人がストイックにドラムを鳴らす。コンセプチュアルだが難解。

『The Bill Evans Album』(Bill Evans)

面白い! ビル・エヴァンスが電子ピアノも使う一枚で、モダンジャズのファンからは評判が芳しくないらしいんですが、2023年にジャズを聴き始めた人(つまり、電子音楽とか日常的に聴いてる人です)にとってはスゴい格好良く聞こえた。電子ピアノとアナログ楽器のパッチワークが綺麗に繋がっている。「Waltz for Debby」もいいね。

『Infinite Search』(Mitoskov Vitous)

モダンジャズからフュージョンへと時代が移ろう端境期を代表する一枚。モダンジャズの味わいがまだ残っており、かなり聴きやすい。マイルス・デイヴィスの『Bitches Brew』からの影響があるとの記事を読んだが、たしかに感じる。

『Answer to Remember II』(Answer to Remember)

現代的な音の多さに私のリテラシーが足りてない気がする。また訓練を積んだら聴きます。

『Mulligan Meets Monk』(Thelonious Monk)

ツカミの「`Round Midnight」が凄い。セロニアス・モンクのナンバーに負けずにジェリー・マリガンがサックスで聴かせる。タイトルに偽りなしの「Meets」だった。

『Sometimes, Late At Night』(Jharis Yokley)

柳樂光隆氏の紹介ツイートがきっかけで聴きました。ドラマーのJharis Yokleyは、手数が圧倒的に多くにもかかわらず正確に叩き続ける。柳樂氏は「人力ドラムンベース」と評していたがまさにその通りだ。これが打ち込みではなく、人力であることに(誇張ではなく)感動する。もし叶うならライブで生で味わってみたい。

『Interplay』(Bill Evans)

1曲目「You And The Night And The Music」が飛び抜けて良い。フレンドリーなメロディが少しずつアレンジを変えられながら繰り返されて印象的。特にトランペットが加わるのが素直格好いい。メロディの繰り返しからのソロがイケてる。各楽器とも聞き応えがある。

『Gerry Mulligan Quartet Vol.1 (Expanded Edition)』(Gerry Mulligan)

ピアノレスカルテットな1枚。地に足のついてなさが良く、浮遊感に富んでいる。胸が躍る。

『The Trio』(Hank Jones)

ピアノトリオっていいものですね。「Now's The Time」「My Funny Valentine」といった名曲がいいし、1曲目「We're All Together」もいい。

『ELECTRIC RIDER』(馬場智章)

馬場智章がメインのBLUENOTEのライブに行くのでその予習。タイトルの通り、エレクトリックなサウンドが(良い意味で)伝統的なジャズっぽくなく、『BLUE GIANT』の宮本大のサックスとは全然違う(馬場智章は宮本大のサックスを演じていました)。ロックぽさも感じられた。

『Gathering』(馬場智章)

10月に馬場智章のライブ@ブルーノートに行くために予習。浮遊感があって気持ちいい。

はてなブログに投稿しました
240731 2024年7月度月報 - 箱庭療法記
ラノベ3.5万文字、ジャズ9枚、本12冊でした。
yobitz.hatenablog.com/entry/20
 

『CRCK/LCKS』(CRCK/LCKS)

2017年ごろに聴いていたジャズバンドで、間が大きく空いて2024年に再会。ドラムの石若駿がきっかけ。当時は単にボーカルの甘い声が好きでおしゃれなサウンドってだけで聴いていたが、ジャズの研鑽を積んだいま触れてみるとバランスの良さに注目できる。歌モノでありながら、楽器でしっかり聴かせる。かと言って出しゃばることもない。「クラックラックスのテーマ」が特に好きかな。

『Oath』(池本茂貴)

2023年リリースだけあって、メロディがポップで追いやすい。各曲でどの楽器に注目すればいいかも親切で、聴きやすい一枚だった。

『The Essential Maria Schneider』(Maria Schneider)

マリア・シュナイダーのコンサートに合わせて予習、復習のために聴きました。「Wyrgly」の、音が徐々に増えていく感じがスゴい好き。

『A Jazz Portrait Of Frank Sinatra』(Oscar Peterson)

聴きました。原稿中に流していたのできちんとした感想はないです。申し訳なし。

『ストーリーテラー』(馬場智章)

聴きました。仕事中に流していたのできちんとした感想はないです。申し訳なし。

『NEO SYMPHONIC JAZZ at 芸劇』(Maria Schneider)

コンサートホールにオーケストラのコンサートを自発的に聴きに来たのは物心ついて初めてかもしれない。指揮者の指揮に合わせて人々が有機的に音を出す光景、それだけで見てて楽しかったです。特に音の立ち上がりで、演奏者が徐々に増え立体的になっていくところは、ホールならではだと思った。
曲自体の感想は別途書きます。

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