しかしそれにしても、数ヶ月前にSUNABA GALLERY(大阪市北区)で購入した絵画(画像参照)の作者青木薫氏も奄美大島で画業を積んでおり、鹿児島県の島嶼部で作られた現代美術作品が──全く意図してないのに──連続して当方の手許に届いたことになるわけで、たまさかの偶然とはいえ、コレクターとしてはクソザコ以下な者としては謎の配剤ではあるよなぁと思うことしきり
QT: https://fedibird.com/@wakalicht/110694999286486202 [参照]
先月GALLERY 301(神戸市中央区)で買約した田河アパッチ氏の作品が届きました。鹿児島県の某島で鍛冶を営む傍ら絵を描き続けているという田河氏。そんな氏が描く絵画は、絵具の上に鉄を鍛錬する際に出る不純物(酸化皮膜)を散りばめるというもの。同所で先月行なわれた個展(2023.6.2〜12)の際には、物質性ならぬ(?)不純物性と絵具との間のたただならぬ関係をミニマルな手つきで鋭く対比させる平面作品が十数点出ていたもので。その中で、よく対比されていてヴィヴィッドな作品となっていたのになぜか売れ残っていたのを購入した次第。田河氏、以前は鉄を用いた立体作品を手がけていたそうですが、これはこちらの平面作品の方が良いでしょう。
本文中で鈴木女史が言及している、2017年にレントゲンヴェルケで開催された池内務氏のトーク(聞き手:中村ケンゴ氏(現代美術家)、モデレーター:細川英一氏(ART DIVER社長))、当方も上京して聴講しておりまして。そのときのことについてはこちら(手前味噌で申し訳ない)→
「90's日本美術って何だったの!?――what was that!? レントゲン藝術研究所黎明期の日本の美術」展関連トーク - みづェ…… https://atashika-ymyh.hatenablog.jp/entry/2017/10/11/210000
連載|レントゲン藝術研究所の研究(0)はじめに 文・鈴木萌夏 https://artdiver.tokyo/archives/15747
現在、東京藝術大学の博士課程に在学中の鈴木萌夏女史による新連載。池内務(1964〜)氏が1992〜95年に運営していたレントゲン藝術研究所については、当然現地に行ったことはないものの、日本の現代美術史についての資料や文献を読んでいると高確率で名前が出てくる場所ではありまして。
今後全10回にわたって連載が続き、書籍化も視野に入れているとのこと。レントゲン藝術研究所の伝説化・神話化をさらに強めるのかあるいは脱伝説化・脱神話化に大きく舵を切っていくのか、どちらにしても期待しきり。さて……
Threads、当方もぼちぼち触っておりますが、Done is better than perfect.というザーク・マッカーバーグマーク・ザッカーバーグイズムがこれまでのアレコレ以上に際立ってるし、またこれどうせ勝つまでやり続けるんでしょうね<BT
https://www.businessinsider.jp/post-272288
Business Insider JapanのAdam Mosseriの記事が日本語で読めてわかやすい(元ネタはThe Vergeのインタビュー記事)。本気度合いがすごい。
「すべてがうまくいくとは限らないが、企業として必要だと思うようなスピードで本当に進化することを望むのであれば、このようなハイリスクな賭けを常に行うべきだ」と彼は語った。
「社内で大論争になった」インスタグラムCEOが告白…Threadsをスタンドアローンでリリースした理由」
https://www.businessinsider.jp/post-272288
【史料】中原浩大「松の絵ではないことに端を発する返礼(含インタビューのリライト、坂上稿に対する付記)」 https://medium.com/@wakarige075_44863/史料-中原浩大-松の絵ではないことに端を発する返礼-含インタビューのリライト-坂上稿に対する付記-607f7d223dd1
galerie 16が2008年に行なった展覧会「シリーズ80年代考」に合わせて刊行された小冊子に所収されていた中原浩大氏の文章。ここで言及されている《Pine Tree Installation; アトム》が今年国立国際美術館に新規購入され、現在開催中の「コレクション1 80/90/00/10」展に出展されているのを記念して
There’s been a lot of speculation around what Threads will be and what it means for Mastodon. We’ve put together some of the most common questions and our responses based on what was launched today:
https://blog.joinmastodon.org/2023/07/what-to-know-about-threads/
当方も始めてみました https://threads.net/@wakarimi075
抽象絵画のこと、ずっと知りたかった。[後編]|MONONCLE https://mononcle.art/story/page-15626/
アーティゾン美術館で開催中(〜8.20)の「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」展の紹介記事。後編ではサム・フランシス(1923〜94)の息子で画家のフランシス真悟氏と、猪熊弦一郎(1902〜93)に造詣が深い編集者の岡本仁氏のインタビューを交えて構成されています。
その岡本氏のインタビュー、猪熊に先んじて渡米していた岡田謙三(1902〜82)にも触れていたのが印象的。岡田が向こうで唱えた(?)「ユーゲニズム」については、日本のモダンアート史の中で触れられる機会がやけに少ないし、この展覧会でも結局作品が出展されてないようですが、日本の戦後美術と欧米のそれとの関係を再考するに、またしても「語られないことでその存在感を示す」ことになっており、でもそろそろまとまった回顧展がなされるべきではあるわけで。岡本氏のインタビューは、そうした未決の問いにこの展覧会もまた開かれてあることを示していたと言え、なかなかGJ
QT: https://fedibird.com/@wakalicht/110631104760674999 [参照]
呪術の人形から村上隆のアートまで。日本の人形文化を考える「私たちは何者? ボーダレス・ドールズ」が渋谷区立松濤美術館で7月スタート https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/infinite-world-of-japanese-dolls-news-202306
開催中〜8.27。どのジャンル/サブジャンルでも古代から現代までを通史として語る展覧会というのはますます難しくなっている昨今ですが、そんな中でも例外的に(?)蛮勇が振るわれている感がありますね。記事を見る限り、村上隆氏のフィギュア作品が終章を飾っているようですが、今やフィギュアの時代も過ぎ去りつつあり、代わってぬいぐるみとアクリルスタンドが全盛期を迎えつつあるところまではさすがに展示されてはいないんでしょうけど(←仕方ない)。
【やじうまPC Watch】日本独自の「巨大ロボット」とは何か?「日本の巨大ロボット群像」展覧会開催 - PC Watch https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1511965.html
アニメなどにおける定番ジャンルな「巨大ロボット」に焦点を当てた展覧会、この9月に福岡市美術館で始まるのを皮切りに横須賀美術館に巡回、京都にも来夏巡回するかも、とのことです。
この手のアニメ系の展覧会においては原画やセル画、あるいはそこに至るまでのメモ群などが出展されるものですが、今回のこの展覧会を駆動しているのは
それ(「本物の巨大ロボット」という脳内の認識──引用者)をどうやって取り出すか。原画をいくら並べてもダメ。ロボットは巨大だと信じさせているアニメのシステム、映画のシステムを美術展で展示することの意味を真面目に考えた。という認識だそうで、この手のアニメ系の展覧会において依然としてひとつの極点を成している「富野由悠季の世界」展とはいささか異なるアプローチからキュレーションしているという感じでしょうか。さて……
若干ゃ
Metaが開発するTwitter似のアプリ「Threads」7月6日に公開へ https://news.livedoor.com/article/detail/24544784/
みんな(みんな?)、あさってのリリースにwktk(←死語)だったり戦々恐々だったりな「Threads」ですが、インスタグラマーがテキストベースのコミュニケーションにそこまで重きを置くかぁ? という根本的な疑念がなくもなく (←ド偏見) 実際、当方のようなヌルいinstagramユーザじゃない──仕事でどうしても必要としている──ガチユーザほどThreadsが成功するとは思えないと語っておりまして、さて……
[はならぁと2023]こあエリア キュレーター決定のお知らせ https://hanarart.jp/news/archives/1806
毎年奈良県のどこかで開催されているはならぁと、今年は宇陀松山地区(奈良県宇陀市)が「こあエリア」となり、キュレーターに長谷川新氏が決定したと3月に発表されてたのをさっき知った、という
同地区は数年前にもはならぁとに開催エリアとなっていて、大阪でthe three konohanaを運営しているギャラリストの山中俊広氏がディレクターを務めていた頃に一度うかがったことがありますが、近鉄榛原駅からバスで向かうというのが最もオーソドックスでしょうか。会期も出展作家もまだ発表されていないのでアレですが
好事家、インディペンデント鑑賞者。オプリもあるよ♪