このあるある、個人的に既視感がありまして、以前岡本光博氏から聞いた沖縄での現地制作の顛末とかなり同じなわけで。岡本氏がうるま市での滞在制作で、落石注意の標識と米軍機などをマッシュアップした《落米のおそれあり》(画像参照)を描いたら主催者側によってベニヤ板で隠されてしまったという事件ですね。この件自体は報道されて一時期話題になったものの、そこに至るまでの過程で、問題のイベントに協賛していた沖縄タイムスが現地で箝口令をしくなど暗躍し、しかし朝日新聞の記者が岡本氏と知り合いだったので現地取材も敢行して明るみに出た、という。それは2017年のことでしたが、オール沖縄はその頃からまるで成長していない……
その後この作品は「表現の不自由」展にも出展されてましたが、津田大介氏はきっとかような顛末を知らなかったんでしょうなぁ。知ってたらセレクトするわけないですからw
山本雄教「sign」展|2024.10.9〜26|+1 art(大阪市中央区)
DMが届いてました。1円玉を大量にフロッタージュして人物画や紙幣などのデザインを描く絵画で名をあげ、昨年京都市京セラ美術館ザ・トライアングルで個展(「仮想の換金」展)を開催するなど、関西において日本画家として着実にキャリアを積んでいる山本雄教(1988〜)氏、大阪での個展はひさしぶりになるような? ギャラリーあるあるな芳名帳をネタにした作品となるとのこと。さて……
好事家、インディペンデント鑑賞者。オプリもあるよ♪