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壁に付く虫色とりどり秋の夜

あまりにも暑いと虫さえも日陰でへたばっているのかあまり目につかなくなる。しかし夜になって多少涼しくなると、風呂の壁にゴ○○リ、台所の壁にすいっちょん等々いろいろな虫が姿を見せ始める。まだまだ暑いとはいえ秋は確実に訪れ始めている。
…ということで、明日から旅行に行ってくるので明日に備えて今日はもう寝ようと思う。台風直撃の日と被らなかっただけまだマシだろうが、旅行中の天気予報は芳しくない。雨男なんだよな、私って。まあ、胃潰瘍になった夏目漱石の気分になって、どんよりと曇った空を恨めしく眺めてこようかなと思っている。

実は、盆明けに伊豆方面に旅行に行くことにしている。先日南海トラフ地震の注意報が出ていたので、もし旅行中に地震が起こったら今生の別れになるかもねーと周囲の人と笑っていたのだが、こけ脅しみたいな地震注意報よりも台風の方が心配な情勢になってきた。もし今度の台風7号で交通網がめちゃくちゃにやられて現地にたどり着けないとなったらどうしよう…もう宿を予約しちゃってるのだけど。経験上、当地の東側をかすめて通り過ぎるような台風の進路だとそんなに大きい被害は出ないと思うのだが、でも台風に慣れてない土地だとわからんよなあ。東京周辺に台風が行くようになったのはここ数年のことだよね。地球温暖化の影響か何なのかは知らないが。

よく正月は餅太りすると言うが、お盆にも仏様のお供物のお下がりの団子やらおはぎやらお茶菓子やらを食い過ぎて太りそうで怖い。もっとも、あまりお盆太りしたと言う声は聞かない気がする。もうお盆に仏様を迎えるという風習自体がなくなってきているのかもしれない。季節行事大好きな私からすると少し寂しい。みんなお盆には一緒に太ろうよ。ところで、以前Twitterで開陳したネタだが、ククレカレーという商品がある。あれはcook-less curryの略なのだという。ハウス食品のホームページにそう書いてあったのだが、本当だろうか。普通10人いたら10人までが大塚の盆カレーに対抗してク暮れカレーと名付けたのだろうと思うよね。「おせちもいいけど、カレーもね!」とCMしていたんだし。

昨日、間引きを兼ねてレモングラスとタラゴンを初収穫して食べてみた。レモングラスも美味かったが、タラゴンがやばいくらい美味くてビビった。オムレツに入れるのが定番の食べ方だというので、オムレツならぬトマ玉炒めにみじん切りしたものを入れてみたのだが、香りが強烈でいつもと全く違うトマ玉炒めになった。ハーブのくせに害虫に弱くてカイガラムシがつきまくるので閉口しながら育てていたのだが、育てた甲斐があったというものだ。往年のテレビ番組『料理の鉄人』でタラゴンがしょっちゅう使われていて、どんな味なのだろうかとずっと興味を持っていたのだが、長年の謎がこれで晴れた。ちなみにレモングラスは刻んでタレに加えて焼き鳥にして食べたが、美味かったけれどハーブティーにして飲んだ方が良いかもしれないと思った。でも、自家製タイカレーやトムヤムクンはぜひ作ってみたいけどね。

あら怖いわねー、南海トラフ。住んでいる場所がバレそうだが、もし南海トラフ地震が起こったら確実に被害を受ける場所に住んでいる。もし大津波が起こって今にも水没するとなったらどうしようか。まあ、必死で逃げるしかないのだが、もしももう助からないとなったら…魚屋へ行ってカツオの刺身を買うかな。数年前に生の赤身の魚と青魚のアレルギーを発症して、しめさばもマグロやカツオの刺身も食ったらぶっ倒れて病院送りとなる情けない身体になってしまった。特に大好物だったカツオをもう食べられないと思うと涙が止まらなくなるのだが、経験上食べてすぐぶっ倒れるわけではなく、食後2時間ほど置いてから発症する。だから、あと2時間以内に自然災害か何かで死ぬとわかったら、すぐに魚屋へ行ってカツオの刺身を買おうと決めている。そして、最後の晩餐たる刺身を静かに食べながら最後の時を待つのである。まあ…下らない妄想は程々にして、これ以上何も起こらないことを祈ることにしよう。

昨日あまり寝ていないので眠い。眠くても日課のトレーニングはやらないといけない。辛い。まあトレーニングが終わった後のビールがなければ続かないよな。ビールなんか飲むんだったら運動の意味が無いじゃないかって?知らんわそんなこと。
ところで全然関係ない話だが、先日花火を見てきた。私は子供の頃から花火が大好きなのだが、やはり花火というのはちょっとしたストーリー性があるのがいいよね。最初に派手なのがドーンと上がってから、しばらくはやや地味なのがポンポン上がり、最後にまたドーンとでかいのが上がるとか。最初から地味なのばかり上がって油断させておいていきなり派手なのが上がって驚かせるとか。普通、子供は美術鑑賞のようなイベントを退屈がるものだが、美しい煙火を鑑賞するイベントたる花火大会を子供が好むのはこのストーリー性のゆえだろう。いい歳して子供っぽい私のようなおっさんもね。

と、取り止めもない文章をつづったところで、トレーニングをしてこようと思う。あー眠い。しんどい。でもやる。

御馳走を振る舞いもてなしたる客が
悪態つきて帰りし宴のあと

死にゆきて暴れ我が裾つかむ蝉

このクソ暑さのせいかどうかは知らないが、寿命が尽きかかっている蝶々や蝉を最近よく見かける。寿命を迎える虫というのは悲しいものだ。もう飛べなくなって、地表あたりであちこちにぶつかりながら七転八倒するように飛ぼうとするところが特にねえ。死んだらあっという間に蟻のエサになって消え果てるのがまた諸行無常という感じだ。なんまんだぶなんまんだぶ。ときに、蝉の寿命は3日だとは昔から信じられている説だが、本当はもっと生きるんだってね。どこかの小学生だか中学生だかが、「3日で死ぬのに夏の終わりに蝉の死骸を多く見るのはおかしい」と疑問を感じて、自由研究として調査して判明したらしい。言われてみれば確かにそうだ。やはり若い子というのは疑問を感じるセンサーが我々年寄りとは一味違うのだなあ…、それにつけてもクソ暑いわ。

私はフォーク歌手の故・高田渡のファンだったのだが、かつて渡氏が詩人の金子光晴の詩に曲を付けて歌いたいと思って金子光晴本人に許可をもらいに行ったところ、頂いた言葉が「どうぞどうぞ、出してしまえばウンコションベンですから。出すまでが大変なんですけどね」だったという。出してしまえばウンコションベン、何とかっこいい言葉だろうかと思う。しかし、例の『セクシー田中さん』の作者のように作品はお腹を痛めて生み出した可愛い我が子だと思う感覚も十分に理解できるし、法律上はそういう感覚の方を擁護すべきなのだろうとも思う。私自身は生み出した作品(へたな張り子細工)をウンコションベンと感じるか我が子と感じるか、どちらの方かというと、これがいまいち自分でも判断がつかない。まあ、上手くできた作品は我が子と思うが失敗作はウンコションベンと思うだろうか。あと、作った当座は我が子扱いするが、次の作品に取り掛かった途端に興味が薄れてウンコションベンに変わるタイプかもしれない。思いっきり毒親タイプじゃないかと言われたら返す言葉もない。とりあえず、こないだ作った仁王像は現状「我が子モード」なので、毎晩酒を飲みながら眺めて「ウーン、我ながらいい出来…」とか言ってニヤニヤしている。ちょっとキモいかもしれない。

張り子の仁王様が完成した。思ったよりも早くできたかな。何、仁王様に見えない?ふんどし一丁でイキったポーズをとるちんちくりんのタコ坊主の像にしか見えない?黙らっしゃい!確かに仁王様にしては装飾品がだいぶ足りない感があるが、自然主義的表現を重視して(訳:めんどくさかったから)シンプルなふんどし一丁スタイルにしたのである。ふんどしに黒々と書かれた梵字がこのタコ坊主はまぎれもなく仁王様であると控えめに表現しているわけだ。お寺の山門にこんなのが鎮座していたら、悪霊もドン引きして退散すること請け合いだ。ちなみに言うまでもないことだが、張り子なので中身は空洞で、ほとんど紙でできているので筋肉質なようで実は吹けば飛ぶほど軽い。火にくべたらあっという間に灰になるよ。まさに人の世の儚さを体現しているわけだ。祇園精舎の〜鐘のこ〜え〜♪

その道ウン十年の人形師の先生曰く、「人形作りの極意は胡粉練りにあり。胡粉を満足に練られるまでに数十年はかかり、それでもなお道を極めたとは言えない。胡粉練りにマニュアルは無く、日々の気温・湿度によって膠水の濃度を変え、丹念に時間をかけて練っていかなければならない。」
…そんなめんどくさいものを使っていられないと思ったので、今まで張り子の下地には胡粉ジェッソというものを塗ってきた。これならビンの蓋を開けて塗りたくるだけでコツも極意もいらない。あゝ文明の利器は有り難きかな。しかし、今回はちょっと血迷って、失敗上等で本物の胡粉と膠を買ってしまった。で、今日塗ってみたのだが、塗ったそばからバキバキにひび割れて、半泣きになりながら割れた胡粉をひっぺがして、うなだれながら胡粉ジェッソをAmazonで注文するハメに…という結果を覚悟しながら塗ってみたのだが、思いのほか仕上がりが良く、正直胡粉ジェッソを使うより遥かに良い出来に感じられて嬉しい驚きを感じている。よく言われるひび割れも今のところ出ていない。何だよ、人形作りの極意とやらも大した事ないなあハッハッハー!
…すみません、少しいい気になってます。まあ、秘孔を突かれた人みたいに数日後に突然バキバキひび割れることもあるようなので、それまでは震えて待ちたいと思っている。

気がつくと、テレビが五輪五輪と騒いでいる。元々オリンピックにあまり興味のある方では無かったが、ダーティーマネーが乱れ飛ぶオ利権ピックが近代五輪の実態だと東京五輪でわかってしまったので、個人的にはちっとも盛り上がらない。いや、本当は五輪の汚れた実態は薄々わかっていたのだが、あそこまで実態が暴露され、かつてのスポーツヒーローが醜態を晒す姿を見せつけられると、もう前と同じようには見られないよな。まあせいぜいたくさんメダルが取れるといいね。そういえば、いま裏金で話題の堀井学というのもスケートの元五輪選手だった。当時、判官贔屓で清水宏保ではなくて堀井のほうを応援していたのだよな。虚しいねえ…。

早くも夏バテ気味だ。先週は2日もトレーニングをサボってしまった。昼間ちょっと無理して冷房なしで暑さに耐えていると、てきめんに夕方以降バテてトレーニングする気力が尽きる。無理せず電気代を気にせず冷房をつけた方が良いかな。最低でも9月初旬までこの気温が続くかと思うと気が重い。
この暑さの中でも育てている植物はたくましく育っているから頭が下がる。特にレモングラスはもともと南方の植物だから大喜びで繁りまくっている。フレンチタラゴンは気候冷涼なおフランスの植物で、レモングラスよりずっと神経質なのだが、今のところ育っている。ポポーもまだ少し伸びている。例年、梅雨の時期に伸びて夏になったら成長が止まるのだが、今年は梅雨が長引いたせいかまだ完全には止まっていない。以上、取り止めもない文章だが、これも暑さのせいだと思って勘弁してほしい。

アイスソイラテで生きてる汗男

どんなに暑くてバテている時でもアイスソイラテ(無加糖)を飲むとしゃんとして眠気もだるさも吹き飛ぶ。アイスソイラテ様々だ。ああ、豆乳のパックが輝いて見える。ちなみにドトールとかスタバでは飲まない。田舎に住んでるからそんなの近所にないし。ちゃんとインスタントコーヒー・豆乳・水・角氷を使って手作りするのだ。その方がずっと安上がりだしね。

youtube.com/watch?si=dH-Zis0hZ
Youtubeでわたせせいぞうチャンネルというのを見つけたのでチャンネル登録した。ただ、もう1年以上更新していないようだが、体の具合でも悪いのかな。わたせせいぞうが特に好きなわけではない。漫画は読んだことはあるが、きれいな挿し絵みたいな感じで話の内容が頭に入ってこなかった。しかし、これだけ日本が長期にわたって不景気だと、バブル感バリバリのこのスカした感じが懐古趣味をくすぐる。別の動画で女性に「○○ちゃんはきっといいお嫁さんになるよ」などと今の時代では一発アウトなセクハラ発言をさも小粋なセリフとしてかましているあたり、このジェンダー意識の低さもいかにもバブル的だ。もっとも、この作品はウクライナ戦争をモチーフにしているようだが…。
ところで、わたせせいぞうの漫画はトレンディドラマなどとともに非モテを自称するサブカルクソ野郎にやたらと目の敵にされていたと記憶している。「俺たちはあんな恋愛をしたくてもできないのに、できて当然だと言わんばかりだ!恋愛至上主義を粉砕せよ!」てな具合に。あんな浮世離れした…というよりパラレルワールドの恋愛なんか誰もやってねーだろアホかと思ったものだ。だから私は女性にモテたことなど一度たりともないが、非モテとは決して名乗らないのである。

やっと趣味の張り子づくりを再開した。私の張り子づくりは、まず油粘土で型を作り、その型をサランラップで覆ってから古新聞紙と習字用半紙を細かくちぎって型に交互に貼り付けて、十分な厚みができたら型を取り出し、さらに胡粉がけ・彩色を施して完成となる。油粘土は主に幼稚園児が使うものだし、古新聞を使う張り子づくりも小学2年生の時の図画工作の授業で習った。胡粉がけを除けば、小学校低学年までのレベルの技法で結構精巧なものができると言う点が張り子の面白いところだと思う。今作っている仁王様は現状紙を貼り重ねる段階だが、ここが一番めんどくさく堪え性が必要になるところなのだよな。ここを突破すれば、あとは勢いで完成まで持っていけるのだけど。

今日思い付いたくだらない事。
最近、日差しが強くて危険だから男性も日傘をさそうとよく言われるが、どうもあまり男性に普及しているようには見えない。今日もカップルの女の方がフリルのついたおしゃれな日傘をさして、男の方は日にさらされながら暑苦しく並んで歩いているのを見かけた。で、思ったのは、男がフリル付きヒラヒラの日傘をさすのは流石に恥ずかしい。もっと男性向けデザインの日傘があれば普及するのではないか。例えば、
・スパンコールを全面にあしらったギンギラギンにさりげない日傘
・黒レザー張りの革ジャン風ヘヴィメタ日傘
・風神雷神図や「七生報国」「八紘一宇」など右翼ワードを刺繍した暴走族の特攻服風日傘
…何というか、私が考えてもふた昔前のヤンキー的というかドンキホーテで安売りされてそうなデザインしか思い浮かばない。そこを上手い具合に考えるのがプロのデザイナーの仕事なのだろうが、何か良いアイデアはないだろうか。

今年もドチャクソ暑い夏になっているが、なんだか去年よりも暑さに強くなっているような気がする。去年はちょっと炎天下を歩いただけでもうダメだあ〜とへたばりまくって、その辺の冷房の効いた休憩スペースで呆然としていることがしばしばだったが、今年は適度に日陰で休憩を取ればなんとかなるわという感じで炎天下を歩き回ることができている。去年と何が違うのだろうか。単純に暑さに慣れたからというのもあるだろうが、やはり筋トレが効いている気がしてならない。去年の今頃と体重は実はあまり変わってなくて、80kgよりも下にはなかなか減らないな〜と思っていたのだが、体脂肪率はきちんと測ったことがないからね。やはり去年の今頃から始めてコツコツと続けている筋トレの成果は決して無駄ではないということか。正直、こんなトレーニングを続けてなんの意味があるのだろうかと思うこともしばしばだったのだが、ここは筋トレのおかげで暑さに強くなったということにしておこう。

今日は自分へのご褒美に一人焼肉と洒落込んだ。何のご褒美なのかは言わない。しかし、焼肉というのは一人で食っているとどうしても懐具合が気になってしまう。一人焼肉する人があまりいないのは、恥ずかしいとか寂しいという以上に、何人も連れ立って行って勢いに任せてエイヤーっと注文してしまうほうが値段が気にならないからかもしれない。

焼肉の後は久しぶりに映画を見に行った。見たのはウディ・アレンの『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』。アレンは過去の性犯罪疑惑ですっかり干されていて、今やアレンの映画を見たというだけで糾弾されそうな雰囲気だが、困ったことに私は昔から好きなのだよなあ。ロマン・ポランスキーの映画も好きだし、私は性犯罪者の作品に惹かれてしまうところがあるのだろうか。この映画も非常に良い出来で、都会のスノッブ人種を軽蔑しながら自分もそんなスノッブ文化から抜けられない…という得意ネタを皮肉に描いている。加えて、歳をとってきてエロジジイ味も増していて何とも味がある。こんな面白い映画を撮れるのに、なんで性犯罪なんかやっちまうかなあ。

で、映画を見た後スマホでニュースを見たら都知事選が予想通りの結果で、リベラル派人士がヒステリー状態だ。薄々わかっていた結果だろうにね。また民度が低い低いと聞かされるのかな。いややなあ。

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