またポポーの話題で恐縮だが、4月に何十個も実がついて「いやーこれ全部熟させたら木が弱りそうで困っちゃうなー」と悩むふりして浮かれていたら、結局生理落果しまくって生き残ったのは6個だけだった。よくぞ生き残った我が精鋭たちよ!と、風雲たけし城を真似て言いたくなる。生き残った実はそれぞれちょっとずつ成長し始めているので、台風でも来ない限りちゃんと育つだろう。去年は2個しか熟さなかったが、たぶんそれよりは多く食べられるのではないかと思う。希望的観測だが。

一方、接ぎ木した高級品種ワバッシュの枝は順調に展葉してきていて嬉しい限りだ。よく見ると、葉の形状からして実生のポポーとは違っている。実生の葉は付け根が細くすぼまったラッパのような形で、何だか頼りなく見える。それに対して、ワバッシュの葉は全体が広がって堂々とした印象を受ける。ポポーというのは結実するまで年数がかかる果樹だが、成長具合や葉っぱの形を観察しているだけでも面白い。庭木におすすめだよ。きちんと剪定して管理しないと高さ10メートル超の巨木になってしまうらしいが。

夏の陽や怪しからぬ歌うたう餓鬼

近所の小学校から子供たちのはしゃぎ声が聞こえてきた。あら微笑ましいわねと思って耳を傾けていると、大声で尊師マーチ(彰晃、彰晃、しょこしょこ彰晃…♪)を歌っている。そんな歌どこで覚えたのか。Youtubeか?

ある趣味のイメージというものは時代によって変わっていくものだ。例えば、麻雀は一昔前はヤクザと文人の趣味というイメージだった。麻雀=文人というイメージは今では想像もつかないかもしれないが、阿佐田哲也も畑正憲も文豪(?)にして雀豪だったし、それ以外もかつては錚々たる作家や文化人が麻雀を嗜み、麻雀についての文章を発表したりしていた。今では麻雀は雀魂などのおかげでオタクの趣味というイメージしか無くなったが。

で、最近とみにイメージの変化を感じる趣味といえば“料理”である。料理を趣味または実益のために嗜む人はかつてはマッチョなイメージは全然無かったのだが、最近の料理Youtuberの動画のサムネを見るにつけて、マジやべえとかマジうめえとか、この食材は絶対使うなみたいな命令口調がやたら多いし、「このレシピが不味いと大炎上したが、それに反論する!」みたいなサムネを見かけて(動画の本編は見てないが)なんか料理がヤンキー趣味になってきてないか…?と思った次第だ。そんな私の最近のお気に入りの料理動画チャンネルは松尾シェフや星野シェフの動画だ。
youtube.com/watch?v=yF1nCpcD0a
youtube.com/watch?v=M-z_4rscdZ
どちらもヤンキーとは対極にある人のように見えるよな。まあ、実態はわからないが。

センチメントの欠片も知らぬ少年よ
走る自転車とすれ違う夏

最近、自民党の支持率が下がって立憲の支持率が上がっているので、すわ政権交代か?とにわかに言われだしているが、個人的には冷めている。
tokyo-np.co.jp/article/327062
この記事にあるように、政権を取る前から自民党の出す悪法に賛成しまくっているのだから、いざ政権を取っても自民党政治の継続となるのは目に見えている。まあ、かつての民主党政権と違ってマスコミには叩かれずに済むのかもね。当時、長年自民党とズブズブの関係だったマスコミに、子ども手当や高速道路無料化などの良い政策は「バラマキ」として叩かれまくり、沖縄米軍基地の県外移設が官僚の反逆で失敗して更に叩かれ、新自由主義的な「事業仕分け」だけは好意的に報じられた。民主党政権の崩壊の一因は政策の失敗ももちろんあるが、ほぼ全てのマスコミ(とりわけテレビ)が自民党政治を支持していたことにもあったと思う。民主党程度にも良い政策を打ち出しそうにない立憲ならマスコミもニッコリだろうよ。もっとも、新聞もテレビも民主党政権の頃よりも信頼性も影響力もダダ下がりになっているだろうけどね。新聞テレビの忖度報道があっても自民党は支持率が下がっているわけだし。

夏が過ぎるまでは枯れる可能性があるらしいが、でもまあ多分ここまで育ったらもう大丈夫だろうということで、ポポーの接ぎ木の様子をここに披露する。ちょっと見づらいが白い膜のようなもので覆われたところが接いだ部分だ。初めての接ぎ木だったが幸い3枝に接いで全部芽が伸びてきている。ちなみに接いだ品種はワバッシュという高級品種だ。ポポーにしては丸っこい実がなる品種らしく、その形が砲丸を思わせることから『ワバッシュ・キャノンボール』というカントリーウエスタンの曲にちなんで品種名がつけられたらしい。実生の駄ポポー(味は十分良かったが)との味わいの違いを確かめるのを今から楽しみにしている。

昔は痴話喧嘩の末の殺人などの記事は新聞の1面にも2面にも載らず、3面に小さく扱われるだけだった。だから三面記事などという言葉も生まれたのだが、今やそんな言葉は死語となり、権力者の不正や犯罪行為は忖度して扱わないか、仕方なく報じる場合でもできるだけ小さく扱い、代わりにかつては三面記事ネタとされたような事件が大々的に報じられるようになってしまった。いま世間を騒がせている那須の資産家夫妻殺害事件や新宿タワマンストーカー殺人事件なども一昔前なら三面記事と言われたネタだろう。真相がどうあろうと私たちの生活には1ミリも影響しないこんなネタで大騒ぎするマスゴミ(できれば使いたくなかった言葉だが、もう使ってしまう)を見るにつけて、早く潰れてしまえと思わずにはいられない。

ときに、那須の夫妻殺害事件について、あれは飲食店全般への結構な風評被害になるのではないかな。そのへんの普通の一杯飲み屋が、人殺しも平気でできるヤカラのたぐいが営業していたというのはかなりゾッとする話だ。ひょっとして私の行ってるあの店も…?と考える人が出ても不思議ではないのではないか。酒はほぼ家飲みで済ましている私みたいな者には関係ない話ではあるが。

風凪いでジューンドロップ静かなる

ジューンドロップというと何だかシャレて聞こえるが、要は生理落果のことだ。4月、育てているポポーの木がたくさん実をつけて、わぁい今年は豊作だと喜んでいたら、ゴールデンウィークが終わる頃から生理落果が始まってあれよあれよといううちにパラパラと実が落ちていく。去年も全く同じような感じだったから別に焦りはしないが、それにしても植物の体内カレンダーとは正確なものだ。去年と今年とでは気候の違いは少なからずあると思うのだけどな。

日本の報道の自由度順位がまた下がったそうだが、記者クラブメディアが主要報道を担い続ける限りこれが改善することは100%無いと思う。個々の記者には良心的な人もいるなどと言うが、そういう記者は大体社内で冷遇されているのだろう?社としての総体は今も昔も忖度・御用聞き・幇間メディアでしかない。かといって、ウェブメディアや社会・時事系のYouTubeチャンネルなどは玉石混交…というか、ゴミの山の中に砂粒の如く真実が混じっているに等しい。

で、いつも夢想するのだが、ウェブメディアやYouTubeチャンネルなどに対して「これは信用に値するメディアです」という認証を与えて信用を担保する仕組みがあったらいいのになーと思う。ファクトチェックの重要性はよく言われるが、虚偽情報を正すだけでは足りない。ちゃんとした情報ソースや取材に基づいた発信をしていると認められるメディアには積極的に信用を与える第三者機関があれば、現状カオスと言って良いウェブメディアやYouTubeの世界に秩序が生じ、例えば高齢者がYouTubeにハマってネトウヨや陰謀論者になるといった現象も防げるのではないか。ただまあ、それ以前にまともなファクトチェック機関が日本にあるのかとも思うが。buzzfeedなんか0点だよ。

憲法記念日だから憲法について真面目に記す。よく「一語一句たりとも改憲してはならないというのはおかしい。良い改憲もある」と言う者がいるが、良い改憲とは憲法の三大原理(国民主権、平和主義、基本的人権の尊重)を強化・拡張するもの以外にあり得ず、それ以外の改憲案は全て悪い改憲だ。さらに言えば、たとえ良い改憲でもそれが悪い改憲の露払いとして行われるなら悪い改憲と言うべきだ。戦前の政治体制の復活を目論む勢力が国会で多数を占めて「お試し改憲」みたいなふざけたことが唱えられている日本の現状では、改憲など100年早いと言うべきだろう。

以上の文章をblueskyに投稿した。fedibirdには同じようなことを去年も書いたような気がするから改めて書かなくても良いかなーと思ったのだが、同じことを何度も繰り返して言うのは年寄りの特権だからまた書いちゃってもいいかと思い直して、ここに転載する。まあそんなに言うほど歳ではないのだが。blueskyはほとんどフォロワーがいないので、読まれていないのをいいことに、こんなことをfedibirdで書いたら顰蹙を買うのではないかというようなことを中心に投稿することにしている。あまりそのようなことは思いつかないので滅多に投稿しないのだが。

あら可愛やと野花愛でつつむしり取る

野花(野の花)というのは秋の季語なのだそうだが、私の中ではこれは春の草いきれの中で草むしりをしている場面を詠んだ句だから、春の季語だ。私が春と言ったら春なのだ。『金子兜太の俳句入門』という本にもそれで良いと書いてあったよ。

ここのところにわかに気力が減退気味で、筋トレもサボりがちになっていた。完全にサボることはあまりなかったが、例えば腕立て伏せ20回やらなくてはいけない所をもうしんどいから10回でいいか…と数を減らしたりしていた。あと、ああ筋トレやらないといけないなあなどと思いながら無為にスマホをいじくり回すうちに時間ばかりが経ってしまったり。ちょっと早めの五月病だったのだろうか。幸い、スランプも底を打った感じで、また筋トレをフルセットこなせる気力が戻ってきたので良かったけどね。

ところで全然関係ない話題だが、スランプの間スマホでYoutubeばかり見ていて、とくに80〜90年代初頭あたりまでの国内ボクシングの試合動画をよく見ていた。最近はそうでもないが、以前はボクシングを結構熱心に見ていた頃があった。大体竹原慎二の世界奪取の頃(1995〜96年頃)から見るようになったのでそれ以前の選手は基本的に知らない。しかし、漫画『ろくでなしBLUES』でキャラクター名に使われていたのを見たことがある名前の選手が多くて、「あー島袋っていたなあ。田中小兵太(漫画では中田小兵次)っていうのもいた。懐かしいなー」とか思いながら見ていた。あの漫画、同時代のボクサーの知名度アップに貢献するところ大だったのではないか。

今日は選挙デーだったが、どこの選挙区の住人でもないので高みの見物だった。まあ自民党および右翼新自由主義政党の候補が軒並み落ちたのは良かったと思う。もっとも、東京15区の立憲の候補は少なくとも数年前までは凶悪な新自由主義者だったと、過去のツイートを発掘されて暴露されているのを見かけたが…。

ところで、意に沿わない選挙結果が出るたびに癇癪を起こして「日本人は民度が低い!あゝ馬鹿な日本人のせいで日本は滅ぶ!」と大衆蔑視発言をするインテリリベラルの先生方がいるが、あいつらリベラル派が勝ったら大衆蔑視できなくなるからかえって困ってるんじゃないの。「愚民扱いしてすいません」と謝罪でもしてみろよと言いたい。

アオハルと書いて青春と読む。青葉が繁るこの春という季節ほどワクワクと不安の間で感情が揺れる季節はないので、人生で一番感情の振れ幅が大きい時期を青春と初めて呼んだ人はなかなかセンスがあると思う。実際、おっさんの私もワクワクしたり不安になったり揺れ動いているよ。例えば、ポポーの接ぎ木はこのまま無事くっついてくれるだろうかとか。接ぎ穂から芽が出始めたのものの芽の色が悪くなかなか育ってこない感じなので、毎日ヤキモキしながら観察している。あと、ポポーの実は今年はどのくらい着くだろうかとか、ポポーの木は今年はどのくらい育つだろうかとか、何やポポーの悩みばっかりやな。別に私は能天気一辺倒の人間というわけではないのだけどね。ちなみにポポーの他にもうひとつ育てているアーティチョークは今年は早くも初モノが収穫できたので早速塩茹でにしていただいた。柔らかくて美味かったよ。

FREE GAZAとプリントされしTシャツを
Amazonで買う矛盾恨めし

※Amazonはイスラエル支援企業。

最近、BS松竹東急で木下恵介アワーを見ていて思ったのだが、俳優の三島雅夫ってボクシングチャンピオンのファイティング原田に似ているよね。…などと人に言ったところで「三島雅夫って誰?」と言われるのが関の山だろう。それどころか今やファイティング原田ですら「それ誰?」と言われかねない。だから、こういうことはSNSで独り言としてひっそりつぶやいておくのが一番良い。できればこれを見た人は、ひとりの年寄りのよくわからない戯れ言だと思って聞き流しておいて欲しい。

コロナに感染していなかったので書いてしまうが、実は先週の日曜日に野球を見に行っていた。「一家全員分チケットを取ったけど、ひとり急用で行けなくなったので良かったら一緒に行かない?」と知人からお誘いを受けたので喜んで承諾した。当日になったらさらに体調不良者(実はコロナだったと後日判明)などが出て、結局私と知人のお子さんの2人で行くことになってしまった。でも楽しかったな。やはり現地で観戦するのは最高だな。阪神勝ったし。ちなみに写真はこの日のヒーロー才木のヒーローインタビューの様子だ。この日の前の時点では、今年の阪神はダメそうやな…まあ去年良すぎたから仕方ないなと思っていたのだが、それから1週間経ったらもう首位と0.5差の2位に上がってきたからびっくりだ。俺が見に行ったおかげかな(もちろん冗談だが。)なお、私もお子さんもコロナに感染してはいなかったから、ウイルスを球場に撒き散らすこともなかったので、念のため。

この前の土曜日から月曜日の朝にかけて知人宅にお邪魔したのだが、うかがった所その知人がひどく体調が悪そうにしていた。
知人「悪寒がするし節々が痛い。ゲホゲホゴーッホゴホゲホゲホ!」
私「おいおい、コロナじゃないだろうな?」
知人「それはない。知り合いがコロナにかかったけど、こんなもんじゃないくらい辛かったそうだから。」
正常性バイアスとはこのことを言うのだろう。私が帰宅した後、病院へ行ったらコロナと判明したと知人から連絡があって、濃厚接触者である私も隔離生活を余儀なくされることになってしまった。今のところ症状が出ることもなく、期間を空けて2度抗原検査をやったがいずれも陰性だったので、明日の朝までで隔離はひとまず終了となる予定だ。全くえらい目に遭ったが、感染していなかっただけ運が良かったと思うべきなのだろう。じつは感染していてこれから発症するという可能性も無きにしも非ずだが。それにしても、一室に巣篭もり状態でWi-Fiも使えないとなると大概気分が腐るし、気分が腐ると体調まで悪いような気がしてくる。で、体調が悪いような気がすると、コロナに感染したせいではないかと不安がつのる。こんな経験はもう二度としたくないものだ。

今更ながら、コロナ罹患者の濃厚接触者になってしまった。潜伏期間が過ぎるまでの間、Wi-Fiも届かない部屋に隔離軟禁されることになってしまったのでしばらく投稿できません。とほほ…

子供の頃、私のアイドルは大相撲の大関・小錦だった。熱心に小錦を応援している私に、私の父は「小錦は外人やぞ」と言った。私は力士の国籍なんか意識したことがなかったので、へーそうなんだと思っただけだった。それからしばらくして、相変わらず小錦を応援している私に対し、酒に酔った父が「小錦は外人だから嫌いだ!外人は負ければいい!」と言い放った。それまで父の言うことは無条件で正しく、従うのは当然だと思っていたが、実は唾棄すべき差別思想を持っていることに初めて気づいた少年時代のひとコマだった。ある意味で、私は小錦に大人にしてもらったのだと思う。

ときに、先日曙が亡くなったが、小錦は訃報を受けて何かコメントを出していないのだろうかとふと気になった。もしコメントが出ていないようだと、ひょっとして小錦も体の具合が悪いのだろうかと心配になる。小錦には曙のぶんまで長生きして欲しいものだ。

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