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たしかにもっといろいろ論点あってもいいかもなーと思うが、これも読むか、となる言及。

“翻訳小説の女性登場人物と現実の女性の会話を比べるのではなく、翻訳小説と日本の小説を比較してほしいけど。けど勉強。”

bsky.app/profile/shambhalian.b

リメイク版ロマサガ2、こんなルックになってるんや!驚いた。
小林聡美イラストの時点で最初から男女両方狙いだったが、グッと明確になったな。

news.denfaminicogamer.jp/kikak

「最近みんな猫という安定的にかわいい生き物から、かわいくなくて臭いが動画ならおもろい動物へと、アテンションが移っている様子がある」
「なるほど、たぬきとか?」
「マーモットがうける光景が最近あって」
「スキル進化してるんだな。LvMAXになったら何が起こるんだろう」
「未知の光景が生まれそう。しかし猫の王位は揺らがなさそう」

などと話す。

「ウェブアテンションを稼ぐ四季賞に食いつく」と「青年誌なんか蛮族みたいなもんだし滅びれば良い」というフェミニストにおける暗黙にジャッジ(まあグラビア表紙に代表されるようにイメージビデオみたいな世界っしょという認知は間違いではない…)は、両立させると行動指針に一貫性がなくなるので困る。なぜなら四季賞はめっちゃ青年誌の漫画賞だから。「勝ち馬としてのウェブアテンション・ウェブ井戸端会議に全乗っかり」という悪い筋の方が透けて見える。

ちなみにそこで私は「四季賞はたしかにおもろいのが出るんだが、これが連載やIP商売につながるかというと…?」という立場になってしまう。

一貫性のなさを欺瞞にしないためには、「講談社は短編雑誌・短編アプリ作れ。そして期待に応えろ」の主張を誰かがやり始めることなんかなあ。

近場にあるにもかかわらず私がずっと行かずにスルーしてる珍名所だ。

“石川県羽咋郡には「モーゼの墓」がある。
かの竹内文書によると、モーゼはユダヤの民衆をイスラエルの地へ導いた後、そこから不思議な天浮船に乗って能登宝達山にたどり着き、583歳までの余生をこの地で過ごしたのだとか。
信じようと、信じまいと――”

x.com/meat_stew/status/1833475

下手に検索しようものなら、「小賢しい批判」はたくさんみつかるんだが、これは「『見えないばけもの』にかんするときだけ熱烈なリアリズム美学の信奉者になり、他の件ではアンリアル最高〜、と平然と使い分ける振る舞い」の言語化として(本人の意図と離れて)成功していた。

x.com/sangowataisetsu/status/1

「嗜好品ならアンリアルでいいけど、批判入れるならリアリティを遵守してとハードル上げろ!」っていう主張。

BL好き女性もまた「アブノーマルなものとしてのBLの愛好者」がけっこういて、その層はBLがノーマルな青年誌絵柄ではないという判定に嬉々として加担しているわけだが、「こんな男社会批判は許せない」と『見えないばけもの』にキレる男も淫夢的なホモフォビアいじりには嬉々として楽しむ、という状況があり、ともにホモフォビアをめぐる結託状況みたいなものがある。

そして、その両者ともはこういうのなら喜んで受け入れる、というのがすでに成立しているため、もはやこの手のネタは何ら挑発性がなく、むしろ「すっかり許容されたアンリアルな嗜好品」の位置にある。
x.com/1209717_mfs/status/18337

ルリうざいに還元すると「あいつ常識わかってないよ」みたいな感じかな。作品としては、次の一手に「そんなに常識わかってることがすごいんですかー?」と挑発して次のステージに移るといいわけだ。

私の「リアルってそんな一義的に言える?」と「青年誌や男のノーマル絵柄とBL絵柄とかいう虚構語るなよ」がそれに相当するんだなーと理解が進んだ。とはいえこの弁証法エンジンは共有されてないので、議論は進んでくれないのだが。

「自分が摩擦起こしてやんよ」の1stプレイが500回ぐらい再発明されてる感じ。

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「ルリドラゴンで、ルリうざいと言い出すキャラ出ておもろくなった」という意見を聞いてて、これだ!!と閃いた。

井戸端会議コミュニケーションでうけるウェブ漫画に茶化し的な批判が入る理由がこれだな。「自分が摩擦起こしてやんよ。作品受容の同質性うぜー。あんなコミュニティと自分を引き離してーわ」の衝動にハマるからか。そしてその初手である、コミュニティ同質性に見える理由、それはウェブ井戸端会議に作品を還元するからなわけだ。

で、ばけものの場合、「おれが摩擦いれてやんよ」プレイが、「こんな職場ねーしw」「これってBLでしょ」なわけな。

「残念だが俺の解説は15秒で終わりだ。残り時間でかわいいウォンバットを見ていてくれ」な構成も草。

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ん?と気になってみたが、挙げられている文面だけだと単なる因果応報譚に見えるから、これ切り取り方が下手っぽいな。

“何人も見てきた、経営者の闇堕ちパターン。”

x.com/hiroyuki_miyake/status/1

で、そこから翻って、私の最初の着眼点である「名端をゲイだと確定させる描写を削ってるのが現在のうまい調整に見えた。10年前だったら発言か何かで確定させるだろうな。ゲイだと確定させると、「あくまでセクマイがキレのいいことを言ってるだけ」「名端は主人公のことが好きだったんだろ」に”還元”される力が強まる(実際にそういうコメすら目に留まる)。それを逸らしたんだろう」を読み返すと、この指摘がすでに状況を戯画的に活写していることに気づいた。

作品そのものは「こっちはレギュラー・あっちはイレギュラー」という線引きを回避しようとあれこれ工夫している(カジさんは風俗を求めておらず、単にカケルが空回りしているとか)。にもかかわらず、読者が「〜〜はイレギュラーだ!」探しと「俺はレギュラー・イレギュラーを見分けられる!」判定のプレイに爆走しはじめるわけだ。反応の方が「低質な作品」みたいになっている。

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なんか未知すぎておもしろかった。

“ウォンバットって敵に襲われたら巣穴に逃げ込んで硬いお尻で蓋をするらしいんだけど…いや、本当なん?それ(´д`ι)
どういう状態よ…そんなんで身を守れるん…

と思ってたけど、これ見たらウォンバットの尻がいかにすごいかが分りました😌”

x.com/boarbacon/status/1833692

なんでこんなに腹立ってるんだろうなと思ったが、何か既視感もあったので、いろいろ考えているうちに、フェミニスト女性におけるトランスヘイターへの生成過程に似た男性版展開の光景でもあるんだろうなとつながった。
トランスヘイター女性が「”偽物の女”を追放しろ」と言うのと同じように「俺は”男”だから、こんな想像力はおかしいと考える」「お前は”本当の男”じゃない」号令がばんばんあちこちから発せられている事態がある。

この20年間の漫画アニメの男女の絵柄やモチーフの交差達成の蓄積を全部無にされたような虚しさがある。

で、かくも「俺は男だ!お前は違う!」が吹き荒れてるってことは、作品としては成功なんだろう。ウェブ作品は井戸端会議コミュニケーションの餌になれないとうまくいかない、という課題を背負っているし、『六年目の浦島太郎』はその餌としての力が足りなかったから対象受賞後に1ヶ月半も埋もれ続け、準入選作品のバズ的アテンションを経て注目された(Mtg風に言うとカード2枚をburyしてやっと墓場から再召喚された)。

「職場描写に違和感のないものを作れ。違和感ある」は、自分の思い描いてる世界観に合わせて摩擦ゼロにしてね〜、っていう要求に見えて、私はゴミ判定してしまうかな。「職場の話題が性に偏ってるのは、明らかにミスってる」みたいなのは、テクニカルに作者がとっとと対応できるやつだな〜とか眺めたが。

『見えないばけもの』評をざっと見て、総論を言うと、「俺/私がリアルを判定してやる」はすべてイデオロギーの匂いがつくということですね。「こんなのリアルじゃない/BLっしょ」は、同時に「俺・私の信じるリアル・アンリアルの線引きに合わせろ」の号令、動員的説得の面を持ってしまっているし、そこでレギュラー/イレギュラーの線引きをして、「お前はイレギュラー」と指差すような効果を持っている。ここでの「お前」は作者、名端、さほど違和感を感じない男性読者など多くのものが入りうる。

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