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ZINEおかけんは、私も気軽に何か書けばよかったかな~という心残りがあるため、あんまり紐解けないでいる

身体性センス美学vs(前者を根拠に区別される)概念・思弁はしばしば乱用される。
だが、この図式はもっとずらして考えることができるのだろう。

身体性は、単にキャパシティ問題なところがあって、「一定の情報や吟味の入出力を越えるとハングアップして悲鳴を上げる」ことと相関性がある。ハングアップしたときに再発見され見出される「ちょうどいい閾値」が身体性であって、それはもとから身体なのではない。

となると、スキル習得やその取捨選択や停滞と不可分なのであって、最初から身体があり、その上で身体を鍛えたり、その延長線上で何かを非身体的とみなす、という手続きがあるわけではないのではないか。

キャパシティ以外にありうるのは、認識し受容する手応えや自己感といった面か。それらに接続させる受容処理が不足していても同じことが起きそう。
身体性を根拠にした拒否反応は、つまるところ「それについて考える手かがりがわからない」の発露にすぎんのかも。

私もdropboxに腰掛けたりファイルばりばり食べたりしたい。

不思議な響き、「インターネットの人」。人はインターネットになれない。

あの作品は典型的に「イデオロギーが嫌い」な作品なので、作画がすごければすごいほど、その制作をめぐるイデオロギーと結合し、分離した褒めも困難になるのでは?と思ってしまう。

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SAPに市田良彦の連載があって驚いたが(セゾンアートプログラムジャーナル2号、2000)、日本の左翼はアルチュセリアンが支配的だったのが文化批評の停滞を引き起こしたのでは?とすら思った。芸術や文化を語ることを軽薄扱いしすぎ。

芸術談義のハイソ部族性に嫌悪があったんだろうけど、いまや新左翼の理論談義がわりとそのまま同じ位置に来た懸念が残る。

ルックバック劇場版がやたら評判いいが、そもそもクリエイター神話ものを好んで見る趣味がないから意欲生まれないなあ

藤井セイラが愚かなのは、「リベラルは〜だからダメ」言説テンプレにわざわざ正当化の根拠を与えてあげる利敵行為をするからですよ。

女性向けの願望充足系を含む性関係〜ソフトポルノの作品は、教員やフェミニストプレイヤーが語らないのだが、単にそれは中産階級がより下層の文化を視野から外しているだけで、オタク批評陣営や批評学生(男)がアウトロー&ヤンキーコンテンツを論じない/語る術を開発しない、のと相似的。

たぶん大学進学層でジェンダー/セクシュアリティへの意識がある女性だと、00年代のベツコミの方面(10−20年代だとまた移動しているかも?)を読まずに、アロマンティックを自認、しかし単にジャンプ読んでるだけ、みたいな実態が目につくが、高卒層だと性愛系ソフトポルノ路線に親しんでいる人はまだいるんだろうな。

しかしそこからプレイヤーが生まれないので言説的には不可視のまま消え去る。

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日高論考の中身を記述するのを忘れてた。

無理のない範囲で拾うと、こんな感じ。

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日高記事読んだ。原作が「ベツコミの漫画」なのがポイントで、ベツコミ漫画だと性関係が強く、願望充足的なキャラがとにかく配置されるというなかでの成功作なんだろう。読者の階級も下層が多いはずで、「漫画読み」が視界から外しがちなエリア。日高は少女マンガ一般に問題を還元しているが、むしろ階級に対応する位階秩序を語るべきかと思う(違国日記を想定すると、ベツコミとFEEL YOUNGは並べられないだろうなと思った)。

日高は漫画の技法と映画の技法をそれぞれ詰めていないが、これは「感情の機微」をめぐる技法を詰めると違いがあらわになるからプロットと配役解釈の方に重点を置いて説得する戦略かもしれないし、ベツコミ読者層には日高の説明の方が響くという狙いがありうる。

日高は、映画だけ見た人や、原作ファンが映画に戸惑うのを緩和するクッションを兼ねたミッションを担ったのだろう。ロウブラウエリアでの達成としての原作と、ミドルブラウ近辺の映画の射程とのズレがあり(そこでテレビドラマによる実写化と差異化を図る)、映画版はベツコミ階層ではないところに届いたが重要になりそう。

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『ホットギミック』原作もベツコミ。芦原妃名子の00年代仕事(『砂時計』〜『Piece』)とも重なる

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違国日記の漫画/映画の検討は、ユリイカの山戸結希号が参考になるかも、映画の受容論としては河野真理江、正統派のアダプテーション論としては日高利泰がある、と指摘されたので読んでるが、「ずっと同じ構図が反復されてるんか?」という気分になるな…。

さすがにこれは持ってないし知らんかった。
「黒沢清デラックス」(1992)
x.com/sharing0401/status/11723

持ってそうな人に聞いたら「あー持ってる。いや、無くしたか…?」と言ってて、「伝説のV系バンドの初期の資料」みたいな気配がでてた。
こういうのってインディーズバンドへの歴史感覚といっしょで、年齢が10歳違うだけでわかんなくなる領域だよな~などと思った。

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ごはんを食べて、よこになって、ぐうぐう

ソーカルに見識があるという想定に驚くんだが、ネットではそういう扱いが蔓延してんの?

怪談系ホラーは、暴力や政治の次元を隠蔽しがちだが、復讐と私刑は逆になりやすいのがポイント。この時期の黒沢のなかでは恐怖と復讐が連続していて、ダーティーハリーや西部劇などにも見られる復讐と私刑に、不穏さや不気味さを入れて系譜を合流させたのが黒沢の発明だったんだろう。

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