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ヴァレリーのテスト氏を「悟性の剣客」と呼び、武蔵像を「精神の模範」と並べるくだりもかなり驚かされたが、露伴から三島までは剣のことを考えてたから正当文学、とする判定には、ジャンプバトル主義の行き着く果てのように見えて、これはこれでありなのか…?と揺さぶられる。
私小説のように時代小説を読むよくわからないモードもたまに発揮されている。

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雄弁術と修辞学の時代に、それらを否定するような流れで『告白』やりだしたのがアウグスティヌスな、という概説を読んでる。

hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/herm

「国母」とか言われる皇后、なろうでたまにいるけど、それらのイマジネーションは皇室よりも徳川家モデルで考えた方がわかりやすいなとか。

祐天は水子供養をやった最初期の人っぽいんだけど、綱吉の母・桂昌院が祐天に帰依したという。僧籍から外れて破門されてた祐天、大出世とあるw 祐天は下民や女性にめちゃくちゃ尊敬されてたらしい。

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これって日本だと中国脅威論だなー。
ロシアはすでにアメリカを分裂させている!だから、プロパガンダストーリーテラーへの警戒を語るこの著者もプロパガンダライターでは?みたいな疑念がよぎる。

こういう語り口って、ある種のビジネス本から社会問題の本にまで広がってるけど、現代アメリカのジャーナリズム/ノンフィクションのスタイルなのかな。

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これは少し面白い。半世紀前に「活字中毒」と呼ばれていたものはシリアルの箱の裏面の文字すら読めないのは苦行だというものに近いはずだ。
たとえば、中島らもは、食堂のメニューでもいいから文字を読みたいとか言い放つ奇人だった。

現実逃避というよりは、自動モノローグ状態を静止させるために人は物語(のドラッグ的作用)やフロー状態を求めるんだ、という捻り方がちょいうまい

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マイノリティがフィクションに出てくる理由を、レペゼンよりも端的な好意上昇効果に基づくオピニオンは今後増えそう。(ゴットシャル『ストーリーが世界を滅ぼす』)

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タイザン5「一ノ瀬家の大罪」、先月あたりに完結したようなので全話読んだ。
序盤は魚眼レンズによって落書き的書き込みがドカンと増えてるのがおもろい。とよ田みのるっぽい描画を持ち込んだのね。都市部だと汚らしさよりも落書きっぽさの面白さが増す。家の中だと逃れられない親密圏世界の重圧だが。だが、中学生時代が終わると魚眼レンズの世界が終わるんだな。子供っぽい世界という演出か。

近所にある謎のカフェに来ている。爺さんがやってるし、退職後の夢実現ってやつかなー

『紀要Limitrophe リミトロフ』の4号&5号が公開されました〜。DL可能。

No. 4 特集 ジャン・ジュネ/「あわい」の思考
No. 5 特集 フィリップ・ラクー゠ラバルト/ジャン゠リュック・ナンシー(責任編集=柿並良佑)

自分は5号のラクーラバルトの方で末席を汚しております。

nishiyama.fpark.tmu.ac.jp

ブラックロックシューターのフィギュアやジャンヌオルタも、きちんと厨二女子に刺さりそう。

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女性客狙いの人外ゴシックの造形多かった。わりと人外系のミクから身体棄損系の造形まで幅広い。

『アウフヘーベン 石長櫻子/植物少女園作品集』

prtimes.jp/main/html/rd/p/0000

林志弦(1959-)の最初の専門はポーランド近現代史だったりするんだが、90年代から韓国の民族主義を検討する作業をやったみたいね。
ポーランド、イスラエルの動きを踏まえているあたり、反ユダヤ主義とシオニズムの研究を経由しているとしか思えない足取り。

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林志弦『犠牲者意識ナショナリズム』の冒頭読んでるけどおもろいなー

二カ国間のそれぞれの民族主義/左派が絡み合ってフィードバックループするまとめがクリアだ。

好書好日の柄谷インタヴューはとにかくヌルいので、柄谷とその周辺言説の質の劣化を感じざるを得ない。目を覚ますために浅利誠『ジャック・デリダとの交歓』を読むといいと思う。この本があの手の記事の上位互換だと言える。ぱらぱらめくってたら切れ味良くて、いいじゃんと思ってしまった。

デリダが取り上げて分析している「フランスとはフランス以上のものである」云々、それこそが日本での柄谷の語られ方(のナショナリズム)そのものだなあとか。

だいたいおしゃべりっぽいので、気軽に読める本です。なんなら飛ばし飛ばし読めばいい。

honto.jp/netstore/pd-book_3102

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