好書好日の柄谷インタヴューはとにかくヌルいので、柄谷とその周辺言説の質の劣化を感じざるを得ない。目を覚ますために浅利誠『ジャック・デリダとの交歓』を読むといいと思う。この本があの手の記事の上位互換だと言える。ぱらぱらめくってたら切れ味良くて、いいじゃんと思ってしまった。
デリダが取り上げて分析している「フランスとはフランス以上のものである」云々、それこそが日本での柄谷の語られ方(のナショナリズム)そのものだなあとか。
だいたいおしゃべりっぽいので、気軽に読める本です。なんなら飛ばし飛ばし読めばいい。
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