スタディ・ミーティングの新しい担い手が育ってきているようです。
BBSGだより7月号を公開しました。
今週末、7月6日(土) 20時から7月の『諸相』スタディを開催します。
傷の舐めあいか?|イサム @ganoisamudesu #note https://note.com/noteisamu/n/n14ac46d42592
久しぶりに書いてみました。お暇ならどうぞ。
6月のスタディ通信を更新しました。今回はミーティングのふりかえりではなく、この3年半の私たちの実践を振り返っています。
これまで言ってこなかった「『諸相』スタディの運営戦略」もついに公開しました。
文化人類学者のジーン・レイヴと社会学習の理論家と実践家であるエティエンヌ・ウェンガーが著した一冊。
このテキストの着目すべき点は、AAの集団としての再生産過程が言語化されている点です。
ジェイムズはチャールズ・テイラーの批判が正しく示しているように、集団よりも個人に注目し、集団の中で生まれる文化や歴史を『宗教的経験の諸相』において考察しませんでした。
この点は個と超越との関係を鮮明に描き出す点で画期的でしたが、AAはオックスフォード・グループから受け継いだ集団性も併せ持っています。
では、ジェイムズでは描けなかったAAの文化的、組織的な再生産プロセスはどのようなものか。
ひいては、AAにおける「学習」とAAメンバーとしての「アイデンティティの獲得と成長」はどのようなものかを示してくれます。
ビッグブック、Not-Got、『宗教的経験の諸相』、そしてこの『状況に埋め込まれた学習』は、AAを作り出していくための必読書。つまり、現代においてステップ12を実践するためになくてはならない有益な道具となっています。
暑い日が続きますね。
時期より早い暑さで、作物も不作度とか。私たちも生き物、急な暑さは熱中症になりやすいそうです。
塩サイダーは、口の中でシュワーとはじけてさわやかな口溶けです。
熱中症対策に、おひとつどーぞ
健康に留意して週後半を乗り切り、土曜日にお会いしましょう。
パルシティ江東でのBack To Basics ビギナーズ・ミーティングをカレンダーに掲載しました。
9/7 Back To Basics ビギナーズ・ミーティング
https://aabacktobasics.jp/archives/3191
コロナ禍の最中に出版された読書会実践のノウハウを詰め込んだテキスト。オンライン/オフラインで読書会を運営してきた著者らが、その経験の蓄積をまとめてくれています。
『難しい本を読むためには』でも読書会運営ノウハウがありましたが、こちらはさらに詳しく書かれており、参考になります。
『諸相』スタディ・グループでも読書会を運営しています。共に学び合う読書会はとても楽しく、刺激を得られるすばらしいものです。同時に「正解はないけど、失敗はある」ということも感じています。
ナシア・ガミーはアメリカの精神科医で、彼はジェイムズの多元主義を継承しています。
このテキストではヤスパース『精神病理学総論』を下敷きに多元論と折衷主義の違いを明らかなります。この論点から、ポストモダニズムを経た折衷主義・相対主義とポストモダン以前のジェイムズの多元主義の明確な違いを理解することができました。
多元主義は、それぞれの方法や道具の「限界」を強く意識する思考法なのです。
Big Bookスタディ in 京都の振り返りをnoteに投稿しました。
こちらのイベントもカレンダーに追加しました。
QT: https://fedibird.com/@syoso_aa/112461569688269483 [参照]
ジェイムズはパース、デューイらと共に「形而上学クラブ(メタフィジカル・クラブ)」のメンバーとして活動していました。
形而上学クラブはヨーロッパ哲学の主客二元論と訣別し、アメリカ独自の思想を作り上げることを自らの使命としていました。それは『宗教的経験の諸相』の中でも、ジェイムズの反知性主義として鮮烈に主張されています。
この形而上学クラブの思想の流れはAAの中にも流れ込み、アメリカ的な「役に立つ」スピリチュアリティを形作っています。
形而上学クラブの全貌を知るための必読書であり、AAと12ステップの源流を学ぶ必読書です。
下記イベントも『諸相』スタディGoogleカレンダーに追加しています。
公式サイトトップのカレンダーから確認できます。
[7/28] 第5回 Big Bookスタディ in 茨城 | 心の家路 https://ieji.org/2024/14793
『諸相』スタディはスタディ・ミーティングを行う #AlcoholicsAnonymous の特別グループです。
毎月第1土曜日20時からZoomで、W.ジェイムズ著『宗教的経験の諸相』をつかったスタディ・ミーティングを開催中