『モンキーマン』観た。「デブ・パテル 怒りのデス・ロード」だった。マッドでヴァイオレントな復讐劇、一度死んで蘇る名無しの英雄の旅。確かに神話だし、名前を捨てた主人公が民衆にそう呼ばれることで名前を得る話。
狂気で突っ走る個人戦アクション、スタイリッシュな団体戦アクションと、前半後半でアクション演出の違いがくっきり。後半のがジョン・ウィックぽいけど、割れない窓!とかカオスな肉弾戦の方が面白かったな。爛れた手や漂白のアイコン性、神々の寓話性、血と水と油の入り混じったビジュアルと、畳み掛ける民族楽器がサイケデリックなイメージ。それにしてもデヴ・パテル(正しくはデーヴ・パテール?)すっかり立派になって…頼もしいね。
フラナガン『HUSH』の特典付きコレクター・エディションBlu-rayが出る!但し、米国カナダのみの発売……日本でも買えないかなあ(ジタバタ)
@vertigonote 確かに映画愛というより、映写機とフィルムへの偏愛、フィルム原理主義映画って感じでした。通過する列車もフィルムのコマと時間の流れそのものに見え。「これがほんとの映画泥棒」にも笑ってしまうし、溶鉱炉がすごい恐ろしかったです。まず物理!その発想はなかなかない…光を捕まえようとしたサマイくん自身が光に、映画になるんですよね。
@vertigonote 映画のカン(上手い表現ですね)、なかなか取り戻すの難しいです。やっぱ映画館でタイミングよく良いものに出会って没入してこそ得られるのかしら…そのセレクトがまた悩ましいところだったり。コットはすごくよかったです!
イラストレーター。得意ジャンルは映画とスポーツ。赤悪魔者。