「管外協議費」があると言うことは「管内協議費」もあると言うことだ。
管内協議費は、世帯ごとの戸数割と農地割、山林割で計算する。戸数割は 8,000 円。農地割は 800円/10a で、これは管外協議費と同じ。山林割は 145円/山林地価で、これは管外協議費の 300円/山林地価 より安くなっている。
管内協議費は毎年5月に集金しているので、今回も、年末には何もする事は無い。
「管内協議費」「管外協議費」「出不足金」の集金が担当者である自治会長の心理的な負担になる理由は、イレギュラーな集金手続きを取る必要がある場合が必ずある、という事だけでは無い。それよりも、「私はそんなお金を払いません」と言う人が出てくる可能性が常にある、という事の方が大きい。
煎じ詰めると、それらの自治会費に正当な根拠があるかどうか、という問題だ。「いや、あなたにこのお金を負担してもらう正当な理由があります」と、自信を持って言い、相手を納得させることが出来るかどうか。
うちの集落ではないが、集落地内に工場を持つ企業に自治会費の負担を要望したところ、にべもなく断られた例もあると聞く。「それ、何か法律的な根拠でもあるんですか」と切り返されたら、おそらく、引き下がるしかないんじゃないかと思う。
(続く)
管外協議費のほかに「出不足金」の集金も、自治会長にとって、年末の気苦労の種になる仕事だ。
これは、集落で行った共同作業について、出て来なかった人にお金を出して貰うものだ。うちの集落の場合、年間に 4.5 日の共同作業があり、1日あたりの出不足金が 8,500 円(独居の女性および障害者は半額)なので、最大で 38,250 円という高額な負担になりうる。
出不足金は管外協議費とは異なって集落住民が対象である。ただし、都会に住んでいて、住民票上は集落住民でない人が出不足金を負担している場合もある。例えば、高齢の父母が集落に住んでいる、とか、もう誰も集落には住んでいないが住居と墓が集落に残っている、とかの場合だ。後者の場合、私はもう集落からは出ました、と言えば、出不足金の負担は求められない筈だ。私なら村を出たことにするだろう。しかし、墓がある、ということが大きいのかな、集落にはもう誰もいないのに 38,250 円の出不足金を払っている人が二人もいる。
共同作業に出なかった、と言うが、出たくても出られなかった場合も多いので、出不足金の集金は心理的にかなりストレスがかかる仕事になる。出来ればやりたくない。
(続く)
28日から年末年始休暇に入っていて、今日は3日目。
村の自治会長として年内に完了することを期待されていた仕事も今日で遺漏なく完了した。
ええとね、「管外協議費」と言って、集落に住んでいない人から、集落内に住宅・農地・山林を所有していることを理由として、自治会活動のためにお金を出して貰うのだ。33件あって、一番高い人は 37,000 円。この人は山林をたくさん所有している。一番安い人は、この人も山林にかかる協議費なのだが、 72 円。
このお金を集金するのが自治会長の重要な仕事の一つなのだ。集金と言っても、ほとんどの場合は、請求書を郵送して、指定の口座に振込んで貰う。72円の人にもそうして貰った。切手代や振込料を考えると割に合わないが、そこは、原理原則を貫徹する方が良いという判断である。
例外的に、何件かは、相手の人を訪問して現金で収受したり、知り合いの人に集金を委託しなければならない。
また、いつの間にか山林の所有者が交代しており、請求書が新しい所有者に届かなかった、みたいなこともある。今回、1件そういう例があり、若干あわてることになった。
(続く)
#fedibird #fedibird_info Nightly Fedibirdにて、新機能のテストを開始しました。
もう試していただいてかまいませんが、まだ不具合が起きる可能性が高い段階ですので、その点だけご注意ください。
むしろ、テストして不具合をみつけていただけると助かります。
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公開範囲に『自分限定』を追加しました。英語では『Personal』、APIのvisibilityも "personal" です。
この公開範囲は、自分以外誰にも見えない投稿を行う機能です。
投稿内にメンションが含まれていても処理されません。リプライしても、自分以外の人にはつながってみえません。
・壁打ち・独り言用に使う
・下書きや表示確認に使う
・投稿へのメモとして使う
下書きとして利用して、『削除して下書きに戻す』して再投稿する使い方も可能です。
プレビューカードなどが先行して処理されるので、一度投稿して表示されるようになるまで待ち、他の人に見える公開範囲で再投稿すると、最初からプレビューカードありで表示されるというハックもあります。
新しい投稿範囲ですので、WebUI以外からはまだ使えません。
未対応のクライアントアプリからは、公開範囲がダイレクトメッセージのようにみえます。
誰か連れてくるときのサーバ、あなたが選んであげてください。
迷う場合は、自分が使ってるところ。
招待使えば登録するだけです。
どうせ使ってみないとわかんないし、当人が考えるのはそれからでいいと思います。
何かよく分からないが、Windows ログオン直後の数分間、UI の反応が非常に悪い。ディスクを読みまくっている。
Chrome が裏で先読みみたいな事を頑張りすぎているんじゃないかと思う。あるいは ATOK か?
今、塾講師のアルバイトから帰ってきた。
今日の用事は、注連縄の飾り付けが一箇所残ったのを除外して、全部片付けた。
と、思ったのに、家に帰ってみたら仏教会会報の束が届いていた。くそ、集落配布物は既に仕分けして、月当番の家に届けた後だ。月当番ももう配り終っているかもしれない。明日、自分で配布に回らなければならないかと思うと、むかむかしてくる。
そもそも、私は仏教会が公共団体の振りをしたり、説教を垂れる立場を演じたりしているのが気に食わない。何で葬儀会社の下請けの、頓知以外に何も無い禿げ頭の手伝いを自治会がしなけりゃならんのだ。
年を取ったせいで怒りっぽくなっているみたいだな。気をつけなきゃ。
明日でホテル療養1週間が経過し、無事退出になるわけだが、妻から「うつされたら死ぬ。PCRで陰性出るまで家に帰ってくるな」と言われている。どうしたらいいですかとホテルの看護師さんに問い合わせたところ「7日で退所と厚労省が決めている」「厚労省が」「厚労省でそう決まってる」と繰り返すばかりで、なんつうか、その。この国と、この国の人たち、みな事実自体を「国に決めてもらう」癖が強すぎやしない? 「ああ、それは国のルールっすよね。7日経ってれば感染のリスクとか確率ってどんなもんなんすか」と聞くけれど「国は7日で隔離はストップだと決めてます」と質問とは全然違う答え出すボットになってて。「でも、そんなの国が決めたからそうですって戦時中と同じじゃないっすか」と言ったら「そうですね」。
もうダメだこの国。
注連縄は「ひょうたんや」という地元のスーパーで調達してきた。このスーパー、爺さん婆さんがのんびりマイペースで買い物していて雰囲気が良い。
さて、今日、これからすること。
・注連縄の飾り付け(公会堂と自宅)
・町から届いた集落配布物の仕分け(配布自体は月当番にやってもらう)
・管外協議費を受け取りに隣の市まで行く
・アルバイト(塾講師)
ほかに何かあったっけ? 時間があれば家の外回りの掃除もしたいが、無理かな。
意見交換会には、ひょうご農林機構からも人が参加していた。
機構が実施している「ふるさと村」ボランティア制度を名指しで酷評されて、彼はどのように言ったか。
・「ふるさと村」はスキームが古い。レクリエーションを目的とする都会の人をターゲットとしている。
・純粋にボランティアに生き甲斐を感じている人たちをターゲットとした別の制度があるので、そちらを利用すべきである。
というのが彼の言葉だったと記憶する。カチンと来たので覚えている。
彼は自分たちがやっていることを簡単に「スキームが古い」と言って否定することが出来るのだ。「ふるさと村」は過去の制度ではないよ。今もやっている。3月には新聞広告すら打っている。
第二の点については、彼は「ボランティアから収奪せよ」と言っているように聞えた。「いや、本当に、何の見返りも期待せず、奉仕することに心から価値を見出している人たちが実際にいるんです。そういう人たちに働く場を提供するんです」と彼は力説した。
うん。そうだと思う。実際にそういう人がいるということには同意する。
しかし、公益法人の職員という役人に準ずる立場の人間が、そういうことを言って良いのかね。自助努力とボランティア頼みを言うだけなら、あんた要らないよね。
村づくりのためにボランティアを利用せよ、と言われた。
今年、2022 年の夏、「つなぐ棚田遺産認定地区意見交換会」で、高齢化・人口減少が進む棚田地区の代表として、いわゆる「村づくり」事業の困難さを行政担当者に対して説明した。
その中で、私は公益社団法人ひょうご農林機構が実施している「ふるさと村」という農村ボランティア制度を酷評した。
以下は、自分でウェブ上で調べたり、制度を利用したことのある人に聞いたりした、「ふるさと村」ボランティア制度の実情である。
・機構がやってくれるのは、実質的にはホームページによる宣伝だけ。
・ボランティア活動保険について、機構は一切関与せず、「受け入れ側の村でも加入しないから、参加者が自分で保険に加入してくれ」という態度。都会から現地への乗り合せの調整も出来ない、と言う。
・報告書の提出を求められる。
・遊びがてらの意識しかない参加者も多いので、純粋なボランティアを期待すると失望する。人集めの遊びの要素が必要で、そのコストも無視できない。
・参加者を最寄りの西脇市駅まで送迎しなければならないこともある。
・土日にしか予定を組めない。
・作業を覚えてもらうのに結構手間取るので、ボランティアの戦力化は困難。
すなわち、コスト・パフォーマンスが非常に悪い。
山の中の集落、岩座神(いさりがみ)に住む面倒くさい爺さん。
プログラミングと社内PC環境の保守を糊口の資としてきたが、引退してゆるゆると野良仕事三昧中。
本拠は @kotobaphil-mtd.eu に移しました。