意見交換会には、ひょうご農林機構からも人が参加していた。
機構が実施している「ふるさと村」ボランティア制度を名指しで酷評されて、彼はどのように言ったか。
・「ふるさと村」はスキームが古い。レクリエーションを目的とする都会の人をターゲットとしている。
・純粋にボランティアに生き甲斐を感じている人たちをターゲットとした別の制度があるので、そちらを利用すべきである。
というのが彼の言葉だったと記憶する。カチンと来たので覚えている。
彼は自分たちがやっていることを簡単に「スキームが古い」と言って否定することが出来るのだ。「ふるさと村」は過去の制度ではないよ。今もやっている。3月には新聞広告すら打っている。
第二の点については、彼は「ボランティアから収奪せよ」と言っているように聞えた。「いや、本当に、何の見返りも期待せず、奉仕することに心から価値を見出している人たちが実際にいるんです。そういう人たちに働く場を提供するんです」と彼は力説した。
うん。そうだと思う。実際にそういう人がいるということには同意する。
しかし、公益法人の職員という役人に準ずる立場の人間が、そういうことを言って良いのかね。自助努力とボランティア頼みを言うだけなら、あんた要らないよね。