「花粉症諸々のアレルギーもないし頭痛持ちでもないし、肝臓も胃腸も強くてよく食べよく飲める、足腰も強くて関節も丈夫、筋肉量も申し分ないっていう“当たり”の身体なんだけど、残念なことに性別だけが間違ってるんだよなぁ〜」
(トランスジェンダージョーク)
KADOKAWAのヘイト本翻訳の件、明らかな問題をすでに指摘されてるものをわざわざ…とか、性転換とか伝染とか邦題の悪意…とか言えることはなんぼでもあるけど、「一般社会」ではトランス女性、MT系、AMABが話題になりがちだっただけで、FT系への「疑い」は当事者コミュニティ内でも普通に内面化されてきた話だからなぁ。思春期の女の子はそんなものとかはもちろん、コミュニティで力を持つ年嵩のMT系の人とかも、FT系へのものすごい偏見を普通に垂れ流してきてる(そしてなぜかほとんど問題にされてない)し……。もちろん「男指向」のFTMが「なよなよした」FT系を断罪することも常にあったし。
トランスヘイトってそういう内部が抱えてる差別偏見抑圧と無関係に存在してるわけじゃなく、事実シスのヘイターに当事者が材料を「謹呈」するのもよくある光景なので、この本もそういうふうに使われるだろうと思う。内部のヘイトや当事者間の相剋は(明らかに若い世代で減ってきてるとはいえ)根深いし、今の反ヘイト言説はそこへの着目が足りないと思う。
「女装した痴漢男が女湯に…」
「トランスジェンダーのせい!」
「女性トイレが減っている…」
「トランスジェンダーのせい!」
「男女の給与格差が…」
「トランスジェンダーのせい!」
「燃えるゴミの日に出し忘れた…」
「トランスジェンダーのせい!!!」
(トランスジェンダージョーク)
街中でblurのGirls & Boysが流れてきて、そういえばあれってちょっとクィアっぽい歌詞だったなと検索してみたらわりとど真ん中だった。
トランス的には今見ると微妙な表現だけど、90年代リリースだし00年代のクィアなティーンが聴くには充分だったな…
https://lyriclist.mrshll129.com/blur-girls-and-boys/
自分と異なる意見や行動をとる人々(アンチ対象)になりすましてネガキャンする行為ってかなり強い感情というか一線を超えた行動だけど、マジョリティ/マイノリティ間だとそれを行うメリットはマジョリティ側に大きいので結果的に差別者側でそういう人をよく観測する…ということになるのだろうか。こういう行動について研究されてたら面白そうだな。
12月10日(日)
第二回のひるまのいまは、みんなですごろくを作って遊びます。
年末年始が近づいてきてモヤモヤすることも増えるかも。
気持ちをシェアしながらクィアあるあるネタを出し合って唯一無二のすごろくを作りましょう〜
参加フォームはこちら⬇
https://forms.gle/7mHCJ6w8sJFgEtZ87
フェミニスト自認の男性ジェンダーの方々の(シストランス関わらず)、今まで家父長制の定形に乗れてなかったからつらかったけど一旦乗ってみたら権力まじで気持ちいい、所有するって自己肯定感ブチ上がるみたいな語りってえ、はあ。。。って思うし、自分がつらいときだけフェミニズム語って一旦定形に乗れたら卒業なんだったら言論なんてまじで意味ねえなという気持ちになる。(なんか見た)
ホルモン摂取量は足りてるつもりで慢性的に足りてない人も多いそうなので、数年おきに詳しい病院でチェックするのもありかも。自分は頻度上げて体調安定したので…
可視化しているトランス男性。