永楽屋の手ぬぐい「彼岸花」
まだ売っているんだな。
2000年代に京都の店で買ったと思う。
ゴスや耽美がちょっと好きだったので、黒・赤・ピンク・彼岸花が気に入ったのだと思う。
あと絵本の「花さき山」も思い出す。
今もまだタンスにあるが、彼岸花の季節に使うのを忘れてしまう。
主に首にスカーフとして巻くので、季節感は気にしなくてもいいのだが。
昔、首に巻いて出かけたら、強い風が吹いて手ぬぐいがなびいて、後ろにいたカップルの男が「そういえばT.M.Revolutionってさあ…」と突然話し出したのとセットの思い出(どうでもいい)
https://www.eirakuya.jp/view/item/000000000363
高校の世界史の学年末の思い出
学年末だったと思うけど、授業の時間が余って(もしくは普通の授業には時間が足りないか)、世界史の教師が面白い話をしたのを思い出す。
教師は「ウルウルクウンマラガシュ!」などと叫んだりする、アクの強い中年男性で、地方の進学校の受験世界史の要点を教える職人のイメージだった。
面白い話というのは、ある日の授業の終わりに突然、古代ギリシアの話をし始めて、何かカラスの話もあったけど、忘れられないのは「お父さんは川!」という黒板への大書。ニンフの話だったのかな…。
数十年経った今思い返すと、現代日本で教わる世界史は欧米中心で、その源流は古代ギリシア世界にある、ということだったのかもしれない。
世界史、現代からと古代からどちらの順で学ぶか問題があるけど、世界中の紛争や自国周辺の関係の悪さ、その原因は近代のどこから始まり、どこが問題なのか、分かっておきたかった(文科省の教育課程で扱いづらいなら、それぞれで学ぶしかない)
ドラマ「Tales from the Loop」感想
シーズン1のエピソード1、2 を見た。
SF的なアイディアとしては既出だが、謎の巨大構造物、ロボット、怪しい科学企業の城下町、北米の田舎の寒々とした雰囲気が良い。
https://www.amazon.co.jp/ザ・ループ-TALES-LOOP-シーズン1/dp/B08BYYTTY2
漫画「コーポ・ア・コーポ」第一部 感想
話題だけど読みたくない…と思いつつ、ちらちらと読み、第37話でショックを受け、全部読んだ。電子版も買った。
最初のほうは、つげ義春やガロ系の感じがするが、画風も物語もリアリズム。キラキラしていない現代日本で、サバイバルしたり愛情のあったりする群像劇。第一部をすべて読むと、共感できるというか、人生を何周かしたような気がする。
それぞれに思いがあり、どうにもならんしんどいことをこらえ、なんとかやっていく。
悪いことをしてもしなくても、少しずつ人生が狂っていく。安定や将来のない毎日でも、それなりに過ぎていく(Poco a poco)
読むのは避けていたのは、猥雑なテーマが苦手というのもあるが、自分もコーポの住人寄りなのを自覚させる鏡だから。本当に「普通」とはなんだろう。普通が難しすぎる。そして「私は普通です」という人々の無自覚な暴力。いや、自分も嫌な奴かも。
人間社会に対する感覚が少し広がる。
それはそれとして、もう少しお金があって自立できたら、みんな助かるのではとも思う。
静岡県にある浜松市秋野不矩美術館、おすすめしたい。
県立美術館かどこかで秋野不矩の絵を見て、インドの風景を描いた、鮮烈な色彩と柔らかな筆づかいをもっと見たくなって。美術館があると知り、天龍浜名湖線に乗って行った。美術館ができて数年後だったが、建物にびっくりした…。茶室もあるけど物見櫓のよう。
https://www.akinofuku-museum.jp/
漫画、SF、動植物などが好き