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あんまりにも人を大事にしない職場すぎて嫌になってくるな〜、人間本位であれ……

なんだかんだ言いつつアンナチュラルを3週し、木林さんと中堂に爆萌えしています。久々に文章書きたくなっちゃったな〜

アンナチュラル完走してMIU404も中堂の影を追いかけて観たのですが、MIU404に関しては警察を随分とかっこよく書いてるので入れ込めない気持ちが強かったかな。とくにep5とか、外国人労働者への処遇や技能実習制度に対する問題意識は根底にあるのに、レイシャル・プロファイリングをやってる警察権力そのものに目を向けないのは欺瞞でなくて?と思ってしまった。

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アマプラなんですけど配信もあります。こちらもやはり14日以内に配信終了とのこと。
amazon.co.jp/gp/video/detail/B

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ずっと観ようと思っていた『タレンタイム〜優しい歌』をアンコール上映でようやく観てきたのですが、本当によかったです。さまざまな民族・宗教・文化的アイデンティティを持つひとびとが共に暮らす場所で起こる差別や憎悪から目を逸らさず、それでも、ともに生きていこうとすることを諦めない優しい眼差しがある映画でした。音楽も本当に良かったなあ。わたしのオールタイム・ベストに入れます。日本での上映権が9/20までらしいのですぐさまDVDを購入しました。

なんだろ、「題材にしている問題意識」にはかなり共感できるんだけど、それを解決しようとしたり対峙したりするときの「戦術」がわたしとは合わないんですよね。なまじ問題意識に共感はあるから期待してしまう部分もあり、なおさら強くそう感じてしまうのかも。

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『アンナチュラル』の合わないところ 

例えば1話で高野島さんへの誹謗中傷を法医学から反転させる構図。ミステリーとしての面白さはあれど、そこでわたしがキャラクターに取ってほしかった行動は法医学の範疇だけに囚われないこと、つまり感染者差別に対抗することだったんだよね。
3話ではミコトに対するミソジニーを立場を中堂に入れ替えることで反転させるのも、戦術としてはかなり上手いと思うけど、それを「今回は法医学の勝利ということで」と一件落着のようにミコトに言わせることは、個人の尊厳よりも法医学を優先させることを良しとしてしまわないか?という疑問がある。
5話は鈴木さんが行動を起こしてしまうほど追い詰められていた理由がいまいち伝わらないというか、「ヘテロカップルの一途な愛」を前提にしているから説明を端折りました、みたいに思えて結構きつかった。しかもあの回は中堂のキャラクターを補強するための回だった……?みたいにも思える。いや中堂のキャラクターは好きなんですけどね。

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いま『アンナチュラル』見てる。めっちゃ面白いの気持ちと、でもラストマイルとおんなじで製作陣の戦術がわたしとは合わないな〜の気持ちがある。それはそれとして中堂系のキャラクター造形がフィクションにおけるわたしの大好きなタイプの人間なためひたすら「中堂……」と呻いています。

モンキーマン、宣伝に呂布カルマ使ってるのはほんとに良くないです。明らかに本作で倒される側じゃないですか……

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《ボレロ》を軸に作曲家ラヴェルの頭の中のサウンドまで美しく描く映画『ボレロ 永遠の旋律』|音楽っていいなぁ、を毎日に。| Webマガジン「ONTOMO」 ontomo-mag.com/article/intervi
監督のアンヌ・フォンテーヌのインタビューを読むと、ラヴェルをアセクシャルな人物として解釈し物語を作ったことが語られています。ロマンティックな感情は持っていたように創作しているみたいなのでアロマンティックではないようです。

モンキーマン、もっかい観にいこうかなの気持ちある。パンフもほしいな。デヴ・パテルもちょ〜かっこいいね。

ジャンル的にはジョン・ウィックリスペクトのバイオレンスアクションです!

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ただしR15で血みどろの暴力描写があるので好き嫌いは分かれるかもしれないです。

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昨日観た『モンキーマン』はインドのヒジュラたちがめちゃくちゃかっこよく戦うし、トランス差別への抵抗とマイノリティの連帯の物語でもあります! めっちゃ良かったので見えるところにも書いとこ!

ちょっと間違ったこと書いてたので訂正して投稿し直しました!

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『ボレロ 永遠の旋律』観ました! 

この映画におけるモーリス・ラヴェルはアセクシャルなキャラクターとして描かれており、工場の機械から近代化をイメージした楽曲として生まれた『ボレロ』が他者によって「官能的な作品」として再構築されたことに激怒する(ボレロの解釈に怒った、という部分は実話だと思ったら違いました、ラヴェルが怒ったのはトスカニーニの指揮のテンポの早さに対してだそうです)んですが、そりゃ怒るわな、と思った。
その後ラヴェルは作品が作者の手から離れた瞬間にあらゆる形で受容されうる、ということを諦念的に受け入れていくんですが、その作品と自分との乖離から、記憶の時間軸が徐々に曖昧になり、脳の手術を受けて眠り続けながら音楽そのものと一体化するフィナーレに収束するのがなんだか物悲しくもありました。

有給取って『ボレロ 永遠の旋律』観てきたんですかラヴェルをアセクシャルな人物として描いてる作品だった!

『ラストマイル』も観たよ! 

面白かったし良くできた作品だと思う。あらゆるものが安く早く手に入る現代社会が何を犠牲にしているか、という明確な批判でもある。
なんだけどやっぱりわたしは人間の労働力に対する賃金の安さや過酷な労働環境に対して「損害が大きいから要求を呑むべき」という交渉(わかるんだよ、そうしないと動かない、ということも。それが交渉だということも)に終始してしまうことにやっぱ嫌だ〜!の気持ちがあるんですよね。人間の生活、文化的で最低限度の生活を保障しないことは「人権侵害」であると認めろよ、の気持ちがずっとある。
あとやっぱねえ、配送ドライバーって個人事業主扱いゆえに、個々人が不満を持っていてもそれを掬い上げてもらえない、という部分があると思ってて。結局ヤギさん他「従業員」に迷惑がかかってはじめて「どうにかしろ」という言葉が出てくるのも、示唆的ではあるんだけど、なんかもう少しうまくやってほしかった気持ちもある。ドライバー親子を見ながらケン・ローチの『家族を想うとき』を思い出したので……。
続編は岡田将生が労働組合に入って(あるいは立ち上げて……でもあんな大企業に労組がないことありますか?)社内の環境改善に奔走する物語とか、やりませんか? 連合みたいな労働組合の上部組織が最終的なヴィラン。観たいです。

『モンキーマン』観たよ! 

ファイトクラブで殴られるデヴ・パテル、なんかもうそれだけでめちゃくちゃセクシーだな……と勝手に思っていたんですが中盤からの展開がアツくてほんとによかったです。
というのもインドのヒジュラコミュニティに流れ着いたデヴ・パテルがそこでヒジュラたちと交流しながら鍛えなおしていくシーンがあり、その時点で結構ぐっと来たわけですよ。ヒジュラたちが迫害されているニュースも差し込まれていて、明確にトランスジェンダー差別と結びつけて描かれている。
で、敵のアジトに乗り込んだデヴ・パテルのピンチにヒジュラたちが駆けつけて、大暴れするのがほんとに良かったんですよ。気持ちいいくらい敵を血祭りに上げていくので。ジョン・ウィックリスペクトって感じのアクションです。
作品そのものがマイノリティ(宗教・民族・ジェンダー)の連帯を意識して作られたものだと思う。
最後、国を牛耳るカルトの権力者が「暴力・怒りはよくない」と言うのもほんとムカつくよね。自分は警察権力という暴力によって村一つ焼いてるのにそれを棚に上げてるわけだから。この作品は「抵抗としての暴力」を描いてるのが良かったな〜。

ちなみに『Denial』はすごく好きな映画なうえにおれの好きなジャック・ロウデンが出ているので何度も観てしまう。
video-share.unext.jp/video/tit

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