昨日の英国の総選挙では、労働党が圧勝と報道されていますが、得票数の3割強しかないのに、小選挙区制のマジックで、過半数の議席をとっただけ。いわば、自民党的な過半数。Corbyn全労働党党首のもとで戦った2017年選挙での得票率を大幅に下回る結果。
労働党党首のStarmer氏は、選挙前にイスラエル政府に批判的な議員ら(前党首コービンらなど)をパージし、党の候補者指名から外しました。コービン氏の最近のインタビューによると、労働党党首時代、首相を目指すならば、イスラエルによる軍事攻撃は無条件に支持すると確約せよ、と党執行部から迫られた、と。彼はこれを拒否し、ユダヤ人差別者のレッテルを貼られ、党首の座を退きました。今回は、党候補から外されました。コービン氏は以前からずっとパレスチナに同情的。
結果は、Starmer氏は、自分の選挙区での得票数が全館選挙からほぼ半減。なんと氏の選挙区で2位はパレスチナ支持を訴えた無党派独立系の候補。労働党大物議員がパレスチナ支持の独立系候補に敗れたり、労働党とパレスチナ支持候補が票を割って、保守が勝った選挙区も。
QT: https://mastodon.social/@JapanProf/112733996589478356 [参照]
”そもそも日本では1990年に入管法を改正して、日系3世までを制限なしに就労できるようにし、永住の道を開いた。にも関わらず、国内世論的には「外国人移民の受入は大反対」の状態のため、形式的には「一時就労外国人労働者」という建前で受入れた。
そのために一時は在日ブラジル人だけで30万人を越えるほどになっても、日本政府はデカセギ子弟の教育問題などに本気にならず、日本語でもポルトガル語でも中途半端な世代を数万人レベルで作ってしまった。
在日ブラジル人からすれば、「日本政府が永住できる筋道を作ってくれたのだから、自分たちは移民だ」と普通に感じていた。だが、日本政府の建前は常に一時滞在の扱いであり、その矛盾は今でも続いている”
”日本で在日ブラジル人子弟の多くは、大学どころか、高校すらも満足に卒業していない。地域によっては半分以下しか高校を卒業していないと言われる。
文科省の2020年度「学校基本調査」によれば、高校への進学率は98・8%だ。つまり、日本人なら「ほぼ全員」が高校進学する中、永住を許している外国人子弟には5割以下でも目をつむるというダブルスタンダードが現実に行われている。これが先進国で許されることなのか”
フォーリンアフェアーズ誌の7/8月号が届いたので、読んでたんですが、バイデンの対イスラエル政策への批判もあり、やはり、今回のイスラエルの徹底したGazaの社会的経済的人的土台の破壊が、米国にとって不利益だ、と考える人たちが政策コミュニティにいることがわかる。でも、選挙資金が必要な議員や大統領がイスラエルロビー、兵器産業、シオニストのBillionaireに依存しちゃってるので、バイデン政権は、Gazaで生存者が残らないところまで放置すると思う。
私の払ってる税金がGazaの人たちの身体を焼き、引き裂き、まだ生きてる人たちをも生きる屍にすることに使われていることが耐え難い。さっきも身体が焼かれて、ボロボロになり、焼けた頭、首、右肩、右腕だけが繋がって残ってた9歳くらいの坊やの遺体の写真を見ました。
足や腕を切断された子ども、大火傷で顔がぐちゃぐちゃになってる子どもの映像も。爆撃の音や睡眠不足などの過剰なストレスで心臓発作で亡くなる子供も。
地獄図。広島と長崎の原爆、東京大空襲並み。
今後の人生をどう生きれば良いのかわからない。
虫けらのように殺されるGazaの子どもたち。可愛いらしくさっきまで笑っていた我が子の遺体を瓦礫の下から引き出す気持ちを考えろ。負傷した我が子が手当てする医師も殺されてしまってる為にそのまま死んでいくのを見てるだけしかない気持ちを考えろ。水も食べものもなく、乾きと飢えで、灯火が消えるように目を開けなくなってしまった子を抱く母の気持ちを考えろ。この殺戮に私の税金が使われてるのに止める事が出来ない。欧米諸国の権力体制は本当に恐ろしい。
撃ち殺したパレスチナ人の死体をブルドーザーで持ち上げ、乗り回すイスラエル兵士ら。人殺しが余程楽しいのか。 そして、この蛮行を批判するまともな人間を「ユダヤ人差別!」「テロリストシンパ」などと批判する異常事態。これを許したら、強いものが弱者を串刺しにしても全くOKな世の中になりますよ。米国ではもうすでに、その激しい所得格差で、スーパーリッチは一般人をもう同じ人間とはみなしてないに等しいですし、米国政府は人権擁護のフリをすることもやめています。
かなり衝撃的な映像ですけれど、シェアします。パレスチナ人を攻撃し、その傷ついた身体あるいは死体を弄ぶイスラエル兵士ら。日本軍兵士らも中国などで恐ろしいことをしましたし、欧米人も植民地で暴力三昧。今、21世紀にイスラエルが同じことをし続け、それを欧米諸国の政府が支持しているわけです。https://x.com/CjvHenderson/status/1804422722832797751 #ジェノサイド
小池百合子が自身のツイッターで公開した過去の「アラビア語をしゃべっていた」動画(実際に喋っているのは数秒x2だが)がアラビア語の専門家によって分析され、どうもこれはカタカナで書いたアラビア語を読み上げているだけではないか、聞き取り不可能、しかも文法むちゃくちゃ、という結論が公開され、するとすぐに、「アラビア語をしゃべっていた」動画が削除された件であるが、バレるのが想定外であった悲哀はともかくも、なんでAI百合子使わなかったんだろーね。生成AI使えば、アラビア語どころか何語でも完璧な発音と文法でベラベラ喋る小池百合子の動画をいくらでも作れるぞ。
想定外だったのはたぶん、これまでそれで何度も通用してきたからなのだろうなあ。
むかしむかし、のことだが、小池百合子の経歴をみたときに、「カイロ大学首席卒業」とあるのを見て「すげー、アラビア語」と私は思った。とても優秀な方なのだろう、と考えた。私も騙されていたわけである。
「ジョーカー」を名乗る埼玉県草加市市議会議員が都知事選に立候補すると称して、ポスターを「ポルノ」にすることを公表したらしい。
私は、そもそも「表現の自由」にも当然TPOに応じて「限界」が設けられるべき、という立場である。
ジョーカーが都内に「貼りまくる」と吠えている画像は、「拗れた自意識を示す文字列とポルノ絵」である。これが仮にも東京都の知事を決める選挙、つまり公的空間における候補者の主張、として認められる筈もない。ポルノはジョーカー君が家で愉しめばいいのである。
しかし、私はジョーカーなる人物をここまで「増長」させたメディア空間の方を本格的に批判すべきだと思う。
経歴を見ると、京大、人材派遣業、IT、芸能事務所と「維新的な」ものが揃っている。その上で極端なミソジニーで仁藤夢乃さんのコラボにリアルに嫌がらせに通っていた、というのだがらどうしようもない。
この男を「朝日」政治部は、「従来の枠に囚われない新しい政治家」としてプロデュースしていたのだがら、もはやメディアの闇は「底なし」である。
しかし、N国にしても百田の保守党にしても参政党にしてもどこから「あんなに」金が出てくるのか不思議ではある。
ま、HANADAやWILLが本屋に山積みされていることと無関係ではあるまい。
パレスチナ問題については、本名(英語版のマストドンアカウント)で発信するのを躊躇っていたけれど、最近はもっぱら英語で発信中。随分とこの問題については調べました。歴史書を読み、昨年10月から、イスラエルのHaaretz紙、Washington Post, New York Times, Financial Times, Jewish Currents、NPR, DemocracyOrg, Zeteoなど幅広く、イスラエル国内の左派、左派のユダヤ系アメリカ人らの書いているもの、その他も独立系ジャーナリストなどをフォローして、読んでいます。研究者でリソースもあるし、私の分野ではないけれど、責任があると思って。
トランプ勝利となると、イスラエルがパレスチナ人を皆殺しにしても米国は知らんぷりをするだろうし、国連自体への拠出も止めるし、第二次世界大戦後にできた国際協調の仕組みは破壊され、力だけがものをいう世界になる。気候変動の加速化を止める努力はなくなり、大変なことになるだろう。
興味深いツリー。1978年、公害を研究しようとすると産業界から大学に圧力がかかり、研究を止めざるをえなかったという。
Kenji ShiraishiさんによるXでのポスト
“ 「私たちが問いたいのは、これほどの大事件でありながら、水俣病の本格的な化学研究が行なわれなかったのはなぜかということです。チッソが行なわなかったのは非道徳です。そして、企業の研究室でも、行政の研究機関でも、大学の工学部でも、水俣病の発生原因に関する研究は今日に至るまでタブーでした。これは、驚愕すべきことではないのでしょうか。日本には五万人を超える応用化学の研究者がおり、この四〇年間で多分二〇万報以上の論文が出たでしょう。しかし、水俣病に関する化学的な研究は皆無であり、本書が最初の、そしておそらく最後の本格的な研究なのです。
西村肇; 岡本達明. 水俣病の科学 増補版 (Japanese Edition) . 日本評論社. Kindle Edition. 」 ”
https://twitter.com/knjshiraishi/status/1789322914145488924?s=46&t=olpZ4O8cuV2yROWgx_c3Rg
米国の卒業式のお祝いは2〜3日続きます。平和とパレスチナ解放を求める学生らは、キャンパスの一等地でキャンプを続行中。様子を見に行くと、静かな笑顔で迎えてくれ、「どう?大丈夫?」って聞くと、「学生の親御さんらから、説教されたり、嫌がらせされてるけれど、平気です」って、清々しく言われた。なんて、良い子たちなんだろう。薄汚い大人が彼らを「ハマス支援をするテロリスト」「ユダヤ人の虐殺を支持するヘイト集団」とか悪人に仕立てても、静かに抗議してる。キャンパスでは、怒る親に「彼らには抗議の声をあげる権利がある」とこれまた静かに説明する学生らとすれ違った。こういう若者らは人類の宝物。涙が出た。思い出すだけで、また涙が出る。
いま、話題のパレスチナ平和の為の学生抗議運動についてのラップ。左派のバーニー・サンダース上院議員が、随分前から若者の支持を受けているように、米国内では、白人による覇権に懐疑的な若者が増えている。後期資本主義と政治的な支配構造への強い批判が背景にある。米国のエスタブリッシュメントは全力で潰しにくると思う。リベラルな大学がいまその攻撃の的になって🎯いる。
イスラエルは、エルサレムの国連の難民援助する組織の事務所に放火。もう完璧な「ならずもの国家」。
https://www.axios.com/2024/05/09/israel-fire-palestinian-aid-refugee-jerusalem
アメリカはTikTokを禁止することで、米国内のイスラエルに対する世論誘導がし易い体制の維持を企んでる。ロムニー上院議員とブリンケン国務長官が、公の場ではっきりそう言ったことには驚いたけれど。大手メディアはイスラエル批判は御法度。ガザについては使って良い語彙も上層部が制約。子供とか母親という「人間味のある」言葉を使うことは避けるように決まっているので、「6歳の女の子がイスラエル軍に殺された」でなく、「亡くなった6歳の女性」という言い方になる。SNSもMetaはパレスチナについてはアルゴリズムを変えて、イスラエルに有利なようにしていると内部告発がある。つまり、イスラエルと米国政府の手の届かないTikTokは非常に不都合。
発言の自由、報道の自由も学問の自由も人権もぜーんぶ嘘っぱち。同僚は人権についての講座は閉じることにした、と。理由は、「だって、存在しないものを教えるのは偽善的でしょ?」って。
うちの大学は米国の二流大学だけど授業料と寮費の合計は年間8万ドル。もちろん寮に入らない方が安いけれど、最初の2年間は寮に住むことが条件。授業料以外に、部屋代と食費でがっぽりとカネを取る仕組み。で、教員の給与は低いので、何処にカネが流れているかというと、大学警察の費用、膨れ上がる大学事務局(なぜかここだけ私企業並みの給与)、地方都市だと遊べずにつまらないとマンハッタンのNYUに編入して転学してしまう学生が多いので、学生を引き寄せる為に最新の娯楽設備(デラックスなゲームセンター)の完備したり。もちろん、最新設備のジムが、キャンパスや寮内に複数設備。で、従業員のバカ高い民間医療保険の雇用者分担分。
なぜ、非営利の私立大学が、警察を抱えているかというと、警察の一部の経費を全て払うことで、大学に便宜を計るように。つまり、飲酒しても良い年齢に達してない学生ら飲酒してても見逃したりしてくれるように、あとキャンパスの見回り。
大学警察がいないところでは、飲酒が理由で学生が逮捕されたりします。つまり、高い私立に行ける富裕層の子どもらは、同じことをしても💰が守ってくれる仕組み。
教員は単なる使用人。
"ガザでは1日当たり180人以上の女性が痛み止めなしで出産する一方、電気がなく保育器が使えないためこれまでに数百人の新生児が死亡。こうした状況の下、流産も増加しているという。
声明は、イスラエル軍は受精卵が保管されていた「ガザ最大の不妊治療クリニックを破壊」したと指摘。また、推定69万人の女性と少女が生理用品を入手できない状態に置かれているとしている。"