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翻訳は好きだから、職業として成り立たなくなっても、趣味として短編を訳したりするだろうなと思う。でも長編にかかる時間を思うと、長編は仕事としての対価がなければ無理。

翻訳とバイトの2足の草鞋がきつすぎて、いっそ翻訳をやめてフルタイムで外で働けば、好きな本を読む時間もできる……とか思うのだけど、おもしろい仕事が来たらやっぱりやめたくないやめられないと思う。90年代は年に1冊○○文庫から訳書が出たら1年食べられたよ、なんて先輩方のお話を聞いたり、翻訳ツールがすごい速さで進歩したりする現状を見たりしていると、この先どうすればいいのかなと思いますが、余生はそんなに長くないだろうし、止まるところまで行くしかない。先のことを想像するのは苦手。

とくにコロナウィルス禍からこっち、ずっと気持ちが低空飛行だった。すると、小説が読めなくなるんですね。帝王切開で腹切っても翌日には本をひらいて叱られた人が(村上春樹訳のグレート・ギャツビーだった)、この3年間、なにを読んでも砂を噛んでるような感じ。このごろまた小説を読んで面白いと感じられるようになりました。あとは読書にあてる時間と本を買うお金がほしい。切実に。

Miho Suzuki/鈴木美朋 さんがブースト

本屋論として書かれ始めたものなので「本屋本」ではありますが、書いている最中に少しずつその本質が変わっていった感じがあり、個人的には「みんなのための本屋論」という文言がしっくりくるものになりました。本(屋)には社会を変える力がある、と信じる/信じたいみなさんに届くことを願っています。

とりあえず、今日のところは以上です。たぶんほかに言うべきこと知らせるべきことがたくさんあるはずなんですが出てこないので、思い出したらまた書きます。『ユートピアとしての本屋 暗闇のなかの確かな場所』(大月書店)、4月下旬刊行予定です。

hanmoto.com/bd/isbn/9784272331

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【お知らせ】
翻訳クィアSFアンソロジー』のクラウドファンディングを開始致します。開催期間は「3/31(金)23時」まで。目標金額は「500,000円」です。クィアな作品を必要としている方に無料で届けられるよう、ご支援どうぞ宜しくお願い致します。
readyfor.jp/projects/queersf20

あわせてアンソロジーの表紙ラフも公開されました。ファッションSFウェブジンでもご協力くださったクィアなイラストレーターmorikaさんが再びfabulousな表紙を手掛けてくださっております!

本企画を通して、わたしたちはここにいるよ、ということを少しでも分かち合えたら嬉しいです。

所用をすませてバイトまで時間があいたらコメダ珈琲店で仕事するつもりでノートパソコン持ってきたのに充電が切れていて、リーディングの原稿もクラウドに入れてなかったので、やることなくなった40分間。電書読みますかね。

アベニーパファーの水槽、お掃除係のプレコが成長して縄張りを主張するようになったので隔離、次いでヤマトヌマエビが次々とお亡くなりになると、一面、藻がそよそよとたなびくように……水槽リセットしても、2週間もたてばまたそよそよと……

昨日やっとヤマト10匹投入したら一晩で藻がほぼなくなりました。ヤマトヌマエビ、こうかはばつぐんだ!

A24ではミッドナインティーズが大好きです。

BT ASDの物語はたくさんあるのに、ADHDの物語が見当たらないのがずっと気になっていて、探していました。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス、がぜん観たくなりました。

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EEAaO(エブエブ)はもともと「ADHD傾向のある主人公の気が逸れると並行宇宙に跳べる」というアイディアだったそうです。
はたしてこのアイディアを真っ当に実現できるだろうかと、ADHDについて調べ始めたDaniel Kwanが自分も当てはまることに気づき、病院で診断され、服薬を始めた経緯があります。

Kwanはこの映画で自分のカタルシス体験を作品で表現できただけでなく、他の人が自分の経験を語るきっかけになれたのを喜んでもいるそうです。(最近診断を受けた人や自らの傾向を疑っている人が、本作を観たときにあたかも自分の脳内で起こっていることみたい!と思った事例をちらほら聞いたらしい)
Kwanはまた、女性のADHDが見逃されてきた件にも言及しています。
salon.com/2022/04/17/everythin

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Electric Literatureに3月7日付で「出版業界では生きるのに必要なだけも稼げない」という記事が載っていて、それを読んで思い出したのでした。
electricliterature.com/i-never

昨年、米国の出版社ハーパーズで大規模ストライキが起こって、たくさんの著者も支持を表明していました。
theguardian.com/us-news/2022/n

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アメリカはいまだにリファレンス文化(※)が残っている会社が多いようですし、転職に人脈や行動力が要求されるのは大変そうな気がします。

※新しい勤め先が過去の勤め先に転職者の評判を問い合わせたり、前職の上司などに書いてもらった推薦文の提出を要求してきたり。

Miho Suzuki/鈴木美朋 さんがブースト

今日は、グーグル日本の労働組合結成の話(news.yahoo.co.jp/articles/37a5 )と、北米でレイオフされてビザ猶予期間中に幸い転職できた日本人女性(MBA持ち)の体験談(note.com/kaori_yamaguchi/n/nbb )が流れてきました。

確定申告を完了したら久しぶりにやたらと気分が明るくなり、なにかこう、なにかをしたいような、年に何度もない、かろやかな気持ちになっているのですが、気持ちがかろやかだからといって翻訳がサクサク進むわけではありませんね。しかしこの機に乗じて、見えないふりをしていた課題にエイヤと取り組み始めたのでよしとします。

BT 出版翻訳も専業でやっていくのは難しいフェーズにあります。わたしは最初の訳書を出して数年は専業でしたが、いまは翻訳をやめないためにアルバイトしています。翻訳の仕事がないわけじゃなくて…仕事はある…つらみ…

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兼業文筆歴14年目(数年中断期間あり)ですが、雑誌はまったく原稿料が上がらないですし、その値段で書いていること自体が専業をなりたたせなくしている加担行為なのでは?というのはずっと悩んでいることですね。

Miho Suzuki/鈴木美朋 さんがブースト

近い時期に活動し始めた英語圏のSFライターも、兼業者はおおむねやめてしまう。
たとえば、カナダのAidan Moherは2007年からSF&ファンタジー小説の書評を書き、ブログA Dribble of Inkでヒューゴー賞ファンジン部門を獲りました。
しかしその後、Moherは小説関係は単価が安すぎるためゲーム関係にのみライティングの守備範囲をしぼると公言します。
彼は昨年、日本のRPGについての単著を出しました。
aidanmoher.com/bibliography/

英国の医療ライターNiall Harrisonは、2000年代からSF・ファンタジー評論家として活動し、2010-2017年には国際SFF誌Strange Horizonsの編集長を務めましたが、その後、文芸活動を休止しました。
しかし今年5年ぶりにノンフィクションの書評を寄稿し、英国のSFイベントでもゲストをやるようなので復活するのかも。

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昨夜はみんな大好きPhoebe Bridgersのライブに行きました。素晴らしかった。なんというか神がかっていて、上り調子のアーティストの輝きを目の当たりにした感じ。そりゃみんな彼女とコラボしたくなるよね。物語を感じさせるアートワークも抜群にセンスがいい。Phoebeの才能に惹かれてやはり才能ある人たちが集まるのだろうけれど、ライブの終わりにバンドメンバーだけでなくスタッフの名前も紹介していたのが印象的でした。

会場では普段わたしが行くようなライブとは違ってティーンエイジャーのグループが目につき、Phoebeが英語圏の若い子たちのロールモデルになっているのを感じました。わたしだって生まれ変わるなら彼女のようなミュージシャンになってみたいと思うくらいだものね。Boygeniousも来日したらいいな。

ところで先週行ったWet Legも(こちらも最高でした。オープニングアクトのChangcieもよかった)、Phoebeも、後半みんなでギャーーーーーとスクリームするシーンがありました。わたしは黙ってたけど。

大木芙沙子さんの『27番目の月』、とてもよかった。提供者のまめまめしさよ! 恩田陸さんの短編に、冷凍みかんが溶けたら……というお話があったのを思い出しました。提供者にわたしのようなズボラがいたら怖い怖い。

virtualgorillaplus.com/stories

しばらくミシニの水槽をベアタンクにしていたのだけど、なんだかつまらなそうにしているので、また砂利を敷いたら、やっぱり明らかにウキウキしている。環境エンリッチメント大事。

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